村松虚空蔵尊だより
2025年10月02日
こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
茨城県にある東海村は、日本で初めて原子力の火がともった地として知られています。
それだけではなく、美しい自然や歴史を感じられる場所が村のあちこちにあります。
そこで今回は、東海村の観光名所やお祭りなど見どころについてご紹介します。
お出かけや旅行の計画に、ぜひお役立てください。
歴史と自然が共存する東海村には、さまざまな観光スポットが点在しています。
のんびりお散歩を楽しみたい方、歴史を感じたい方、さらにはお子様連れのご家族まで、どんな方にもぴったりの名所をご紹介します。
石神城跡は、戦国大名・佐竹氏の家臣が在城した中世の城跡です。
自然の地形を生かして築かれたこの城は、今も深い堀や土の防御の跡が残っています。
地域の歩みを伝える貴重な場所であり、当時の人々が残した城への工夫や戦いの跡を歩きながら感じることができます。
また、石神城春草として「東海十二景」に選ばれた景勝地でもあり、春には桜が咲き誇り、花見スポットとしても親しまれています。
【住所】茨城県那珂郡東海村大字石神内宿1244
真崎古墳群は、細浦を望む台地に広がる東海村最大の古墳群です。
群内にはさまざまな形の古墳が点在しており、その中でも最大規模を誇るのが権現山古墳です。
また、西側の崖面には真崎横穴群があり、古墳時代以降も長く墓域として利用されてきたことがわかります。
森に囲まれた静かな環境は散策にもぴったりで、歩きながら古代の人々の暮らしに思いを馳せることができます。
【住所】茨城県那珂郡東海村大字白方1748-1
村松虚空蔵尊は、平安時代の初期、弘法大師「空海」によって創建されたお寺です。
地元の方からは「虚空蔵さん」と呼ばれ、古くから信仰を集めてきました。
村松虚空蔵尊には、本堂をはじめ多くの伽藍や記念碑があり、春は桜、秋は紅葉と、四季折々の美しい景色が広がります。
参拝の際には、ご利益を得られる「おさんぽコース」を歩くのもおすすめです。
ご家族やご友人と一緒に、ゆったりと巡りながらお楽しみいただけます。
「おさんぽコース」は3つあり、それぞれに特色があります。
それぞれに得られるご利益は違いますが、どのコースも歩く人の心を静かに整え、前向きな気持ちにしてくれます。
ぜひ自分の願いに合わせてコースを選び、ご自分のペースで巡ってみてください。
【住所】茨城県那珂郡東海村村松8
阿漕ヶ浦公園は、自然と遊び場が一体となった東海村の憩いの場です。
地元では「おいもの公園」と呼ばれ、子どもから大人まで親しまれています。
季節ごとに桜、新緑、紅葉と景色を楽しむことができます。
春には約200本の桜が咲き誇り、「東海さくらまつり」の会場としてもにぎわいます。
また、冬も多目的グラウンドでスポーツが楽しめるので、一年を通じて訪れる人を楽しませてくれる公園です。
園内には年齢別の遊具や授乳室付きの見守り小屋、自動販売機が整い、小さなお子様連れの家族にも安心です。
【住所】茨城県那珂郡東海村村松579
豊岡海岸は、白い砂浜と岩場が続く、東海村ならではの美しい海辺です。
磯遊びや浜辺の散歩など、自然の中で思い思いの時間を過ごせます。
実はサーファーからの人気も高く、かつてはサーフィン大会が開かれていたこともあるんです。
初日の出の絶景スポットとしても知られ、今も地元の人々に親しまれています。
【住所】茨城県那珂郡東海村豊岡
歴史と未来の交流館は、博物館と青少年センターが一体となった複合文化施設です。
展示室では東海村の歴史や自然、暮らしの移り変わりを紹介しており、地域に根ざした学びの拠点となっています。
さらに、「交流館DEまる博体験」として解説付きツアーや縄文ストラップ作り、弓矢体験など、村の歴史を体験・体感できるメニューが充実しています。
子どもから大人まで楽しみながら学べるスポットとして、観光の合間に立ち寄るのにもおすすめです。
【住所】茨城県那珂郡東海村村松768-38
東海村の中心部にある東海原子力館別館。
館内クイズや発電体験コーナーで電気の仕組みが学べるほか、東海第二発電所の安全対策工事についての情報も知ることができ、地域の方々の作品を展示するギャラリーも楽しめます。
入館は無料で、親子でエネルギーなど科学を身近に感じながら学ぶにはぴったりのスポットです。
【住所】茨城県那珂郡東海村村松北2-7-43
東海村の歴史や歴史を感じられるスポットについてはこちらでお伝えしています!
東海村の雰囲気を肌で感じるなら、お祭りに足を運んでみるのもおすすめです。
四季を通じて、特色あるイベントが開催されています。
※日程や内容は変更または中止になる場合もありますので、事前に公式ホームページ等をご確認ください。
東海まつりは、真夏の夜を盛り上げる東海村最大級のイベントです。
東海駅前が歩行者天国となり、神輿やパレード、ステージイベントで熱気に包まれます。
屋台も数多く並び、子どもから大人まで楽しめる雰囲気にあふれています。
例年7月に開催されることが多いですが、2025年は10月開催となったため、日程については事前に東海村観光協会のホームページなどで確認してみてくださいね!
また、例年8月にも東海まつりの催しの一つとして花火大会が開催されます。
約4,000発もの花火が夜空を彩る東海村が誇る夏の大イベントです。
大池に映り込む花火は魅力的で、村の夏を象徴する風景として毎年多くの人々を楽しませてくれます。
東海I〜MOのまつりは、村の特産品であるさつまいもにちなんだユニークなお祭りで、例年11月23日に開催されています。
秋の実りを祝うように、いも掘り体験や制限時間10秒でのさつまいも袋詰め、珍いもコンテストなど、親子で楽しめるイベントが盛りだくさんです。
会場では東海太鼓の力強い演奏や、地元のグルメ屋台も並び、活気にあふれています。
さらに、ご当地キャラクター「イモゾー」とのふれあいは子どもたちに大人気です。
さつまいもを通じて地域の魅力を発信する、東海村ならではのほっこり温かい秋祭りです。
春の訪れを華やかに彩る東海さくらまつりは、例年3月下旬から4月上旬にかけて行われています。
会場の阿漕ヶ浦公園には約200本のソメイヨシノが植えられており、満開の時期には桜色で園内が埋め尽くされます。
さらに、夜はさくらのライトアップが行われます。昼間は青空に映える桜の景色を、夜には幻想的な光景を楽しめるのが大きな魅力です。
屋台やステージイベントも用意され、単なる花見だけでなくお祭り気分も味わえ、多くの人でにぎわいます。春の思い出作りにぴったりの行事です。
村松虚空蔵尊は東海村を代表する寺院です。
観光スポットとしてもご紹介しましたが、ここでは村松虚空蔵尊の成り立ちと、ご利益について詳しくご紹介します。
村松虚空蔵尊のはじまりは、平安時代初期にさかのぼります。
弘法大師「空海」さまが、人々の幸せと国の平和を願い知恵の仏様として信仰を集めてきた虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を刻み、この地にお堂を建てたのが起源です。
その後、戦国時代の戦火や明治時代の火災で建物が焼けてしまったこともありましたが、ご本尊は無事に守られ、再びお堂が整えられました。
江戸時代には徳川家からの寄進や修復、特に「水戸黄門」こと徳川光圀公の庇護があり栄え、長く人々の信仰を集めてきました。
また、「日本三体虚空蔵尊」の一つとしても知られ、今もなお多くの参拝者に親しまれている、歴史あるお寺です。
村松虚空蔵尊のご本尊は、知恵と福徳を授ける仏様「虚空蔵菩薩」です。
虚空とは大空のように無限な様を示しており、虚空蔵菩薩はまさに「無限の知恵や福徳の功徳を蔵する」とされ、信仰を集めてきました。
ご利益としては、頭が良くなることや記憶力が高まること、成績の向上、芸事や勉強の上達などが挙げられます。
また、厄除けや方位除け、開運といった、人生の節目を支える願いを叶えるともいわれています。
お参りのタイミングについては「お寺はどんな時に行くもの?主な目的や訪れて良いタイミングをご紹介」も参考にしてみてくださいね。
●東海村には、村松虚空蔵尊をはじめ、石神城跡や真崎古墳群など歴史を感じられるスポットがあります。豊岡海岸では海辺の景色を楽しめ、歴史と未来の交流館や東海原子力館別館では学びの体験も可能です。自然や歴史、学びが一度に味わえるのが東海村観光の魅力です。
●東海村では季節ごとに特色あるお祭りが行われています。春は桜のライトアップが美しい東海さくらまつりがあり、夏は東海まつりで大輪の花火を楽しめ、秋は特産品さつまいもをテーマにした東海I〜MOのまつりがあります。訪れる季節ごとに違ったにぎわいを感じられるのも魅力です。
●村松虚空蔵尊では、知恵と福徳を授ける虚空蔵菩薩を祀っています。十三詣りや厄除けで広く信仰され、正月には多くの参拝者でにぎわいます。ご利益には、学業成就や合格祈願、厄除け、商売繁盛、開運招福などがあります。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、七五三をはじめ、十三詣りやお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈願を行なっています。
ぜひご来山ください。