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厄除け・厄払いのお札の祀り方は?注意点や処分する方法もご紹介

2021年06月02日

厄除け・厄払いのお札の祀り方は?注意点や処分する方法もご紹介

こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。

 

お寺・神社で厄年にまつわる「厄除け・厄払い」ですが、単にお寺・神社で厄除け・厄払いを行えばそこから安泰、というわけではありません。

今までの厄を落とし、これからの厄を祓うためのお札やお守りなどを授かり、その後の期間を穏やかに過ごすことが大切です。

 

しかし、このときお守りの保管方法は知っていても「お札」はどうしたら良いかわからない方もいるのではないでしょうか。

また、知識はあっても、ワンルームなどで然るべき場所が見つからない場合もありますよね。

 

今回は厄除け・厄払いで授かった「お札」を中心に、基本的な知識について確認してみましょう。

 

 

厄除けや厄払いで授かったお札の祀り方(まつりかた)は?

主にお寺で行う「厄除け」に、主に神社で行う「厄払い」。

いずれも厄年を中心にそれまでの厄を落として新たな厄災が入らないように仏様・神様にご祈祷し、お札やお守りを授かります。

 

お寺・神社から授かったお札はどのように祀るのが良いのでしょうか。

お寺から授かったお札も、神社から授かった御札も基本的には神棚に祀っていただくのが良いでしょう。

 

なかには仏様・神様が喧嘩をするという宗派もありますが、原則仏様・神様が喧嘩をするということはありません。

とはいえ、優劣を付けず同じように大切に思う気持ちは重要です。

どちらかを上に重ねたりせず、横に並べてどちらのお札も見えやすいように配置します。

 

仏間がある場合は仏壇に祀っても構いません。

このときも仏様とご先祖様の遺影が重ならないよう気をつけましょう。

 

神棚がない場合は、日が登り人々を照らす「東向き」および「南向き」の頭より高いところに祀ります。

 

このとき、画鋲を使用してはいけません。

最近ではポスターなどを固定する跡の残らない両面テープが市販されているのでおすすめです。

 

また、キッチンなど水周りの上は汚れやすく不浄とされているため、避けましょう。

 

基本的なお札の祀り方については、厄除けであっても商売繁盛でも一緒です。

 

合わせてこちらもご参考にしてくださいね。

商売繁盛の御札の正しい祀り方。場所や向き、方角、神棚がない時の対処法|村松山 虚空蔵堂だより

 

 

厄除けや厄払いのお札はどうやって返納する?

厄除け・厄払いのお札は、以前正しいお守りの持ち方のコラムの中でもご紹介した返納の方法と基本的には一緒です。

 

具体的なポイントは下記の通りです。

 

できる限り直接「返納」する

具体的には「処分」するのではなく、授かった仏様・神様へ感謝を込めて「返納」します。

 

単にお札を授かったところへ戻すだけでなく、改めてお寺・神社へ向かった上で仏様・神様への感謝を伝えます。

厄除け・厄払いのご加護が十分感じられた方は穏やかな日々の持続を、不十分だった場合にもこれ以上の厄災が訪れないよう改めて祈願しましょう。

 

特に祈願事が叶ったときなどに仏様・神様へ感謝の気持を込めて参拝することを「お礼参り」といいます。

 

お礼参りがおすすめな理由についてはこちらのコラムも御覧ください。

厄除け・厄払いのお礼参りとは?行った方がいいの?|村松山 虚空蔵堂だより

 

遠方の寺社から授かった場合は近隣で対応可能かを確認する

もともと遠方に出向いて参拝をしたときや転居して拝受した寺社に出向くことが困難な場合、寺社より郵送で授かったお札についてはどうしたら良いでしょうか。

 

基本的には、近隣で普段から檀家・信徒として訪問しているお寺・神社で対応していただけます。

お寺で授かったお札はお寺に、神社で授かったお札は神社に返納する、とだけ覚えていれば大丈夫です。

 

ただし、違う宗派のものはお焚き上げできないとするお寺・神社や、対応自体は可能でも時期が決まっているお寺・神社もあります。

お札を授かっていないお寺・神社にお願いする場合は、持参して良いかを事前に確認すると安心です。

 

お寺での厄除け・護摩祈願については、こちらも御覧ください。

護摩祈願・ご祈願について|村松山

茨城の虚空蔵堂 護摩御札守 郵送受付|村松山 虚空蔵堂

 

返納するタイミングは厄除け・厄払いから一年後

厄除け・厄払いで授かったお札は、あくまで厄年の厄からのご加護を受けることを第一としています。

 

もともと原則としてお札やお守りは祈願することが成就したときなどに返納し、新しいお札・お守りを拝受するものです。

厄除け・厄払いは厄年の一年間、厄災を軽減し穏やかな日々を送ることを目的として拝受しますので、お祓いをしてから一年後には返納すると良いでしょう。

 

なお、厄年は前厄・本厄・後厄とありますが、できれば3年間毎年、難しくても本厄には厄除け・厄払いに訪れることをおすすめします。

 

 

お札の祀り方がわかれば終わりではない!理想の厄年の過ごし方

オフィスにいるビジネスウーマン

厄除け・厄払いの際にお札を授かり、正しく祀るだけでなく、厄年の1年間(前厄・後厄を含めると3年間)の過ごし方も大事といわれています。

穏やかに、刺激を抑えて生活することを心がけると良いでしょう。

 

また、厄年は一般的に責任や地位が変わりやすい時期と重なり、心身ともに疲れやすい傾向にあります。

 

そのため、古くから厄年にはなるべく変化を避け、堅実で穏やかに生活することが理想とされており、引っ越しや新築など大きな人生の転機を自分で設けないことをすすめられています。

 

一方、お祭りのキーマンを厄年の人から選ぶという地域もあります。

厄に見舞われる前に重大な任務を与えることで、お祭りの成功と厄落としを祈願するものです。

余力がある人は、あえて高みを目指すことで次のステップへ進めるかもしれませんね。

 

厄年の過ごし方については、こちらのコラムもご覧ください。

厄年に適した過ごし方とは?避けるべきことや祈願方法|村松山 虚空蔵堂だより

 

 

まとめ

⚫︎お寺・神社から授かったお札は神棚もしくは仏壇に祀ります。

このとき、もともと祀られていた仏様や神様のお札とは重ねず横に並べます。

神棚や仏壇がない場合は、太陽の恩恵を長く受けられる東向き/南向きの高いところに祀ります。画鋲を使わず、跡の残らない両面テープなどで固定します。

 

⚫︎厄年のお札の返納は、お礼参りも兼ねて一年後に拝受したお寺・神社に返納します。

もし転居などで拝受したお寺・神社に行けない場合は、近隣のお寺・神社で対応してくれるところはないか、もともと拝受したお寺・神社が郵送で対応していないかを確認しましょう。

 

⚫︎理想の厄年の過ごし方は穏やかに刺激を抑えて生活すること。

もし余力があれば、厄落としの意味を込めて高みを目指すことで運気が好転するきっかけになるかもしれません。

 

 

厄除け・厄払いはぜひ茨城県の村松山虚空蔵堂へ。

茨城県の村松山虚空蔵堂は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。

護摩木札・交通御守の郵送受付も対応していますので、お気軽にお問い合わせください。