村松虚空蔵尊だより
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2020年02月07日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
年が明けお寺や神社へ初詣に行くと、厄年の一覧表を目にする方も多いと思います。
自分が今年厄年だ!とその時に気付く方もいらっしゃいます。
災難を避けるために厄除け・厄払いをしたいけど、いつまでに受ければいいんだろう?
そういえば今年喪中だけど出来るのかな?
それに忙しくてなかなか行けない…他の人にお願いしても良いのかな?
今回は、そんな様々な厄除け・厄払いの疑問にお答えします。
厄除け・厄払いを行う時期ですが、一般的には1月1日から2月3日の節分までに行う方が多いです。
これは立春(2月4日ごろ)が旧暦の新年にあたるため、その前に済ませておこうという考えです。
しかし、この時期を逃したからといってもう厄除け・厄払いが出来ない!ということはなく、1年中行うことが出来ます。
誕生日や新年度が始まる時など、自分なりの節目の日に合わせてもいいですね。
「厄」とは災難・わざわい・苦しみなどのこと。
「厄除け」「厄払い」とは、不幸や災難を避けるために祈祷をしてもらうことです。
厄年は人生の転機や精神的・肉体的に変化が大きいので「気をつけて過ごしましょう」という先人の経験から考えられています。
厄年は数え年(生まれた年を1歳とする数え方)で、男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳が該当します。
※生まれた年を0歳として数える一般的な数え方であれば、男性は24歳、41歳、60歳、女性は18歳、32歳、36歳、60歳になる年ですね。
それぞれの厄年の前年が前厄(まえやく)、翌年が後厄(あとやく)といわれ、3年に渡って用心する必要があります。
語呂合わせから、特に男性は42歳(死に)、女性は33歳(散々)が人生の中で1番の大厄とされています。
必ずしも厄除け・厄払いをする必要はありませんが、厄年は変化の大きい時期なので、お寺や神社で祈願してもらうと安心ですね。
仕事や育児・介護、自身の病気などで厄除け・厄払いに行くことができない、という方もいらっしゃると思います。
そんな時は配偶者や他の家族に代理で厄除け・厄払いをしてもらうことができます。
名前と生年月日を伝えてもらえれば大丈夫です。
ただし、代理を受け付けていない所もありますので、事前に問い合わせをすると良いでしょう。
また、節分の豆まきや盛り塩を置く、食事を振る舞う、南天(難を転じて福となす)を飾るなども厄除け・厄払いになります。
お寺や神社への参拝が難しい場合は、このような方法も1つの手段として参考にしてくださいね。
厄年の間に親族が亡くなり喪中になった場合、厄除け・厄払いをしても良いのか気になりますよね。
結論から言うと、喪中の期間でも厄除け・厄払いは行うことが出来ます。
ただし、お寺と神社では少し異なる点があります。
お寺は法事やお墓の管理などを日常的に行っています。
人の死を遠ざける風習はないので、忌中・喪中に関わらず厄除け・厄払いを行うことが出来ます。
神社は人の死を「穢れ」として遠ざける風習があり、忌中はこの期間にあたります。
神社で行う場合は忌中(四十九日)が明けてからにしましょう。
・厄除け・厄払いを行う時期は、一般的には1月1日から2月3日の節分までに行う方が多いです。これは、旧暦の新年にあたる立春までに済ませるためですが、特に決まりはなく1年中行うことが出来ます。
・厄除け・厄払いとは、不幸や災難を避けるために祈祷をしてもらうことです。厄年は数え年で、男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳が該当します。それぞれの厄年の前年が前厄、翌年が後厄といわれ、3年に渡って用心する必要があり、男性は42歳、女性は33歳が大厄とされています。
・様々な事情で厄除け・厄払いに行くことができない場合は、配偶者や他の家族に代理で行ってもらうことも出来ます。ただし、代理を受け付けていない所もありますので、事前に問い合わせをすると良いでしょう。
・厄除け・厄払いは喪中でも行うことが出来ます。お寺は忌中・喪中問わず可能ですが、神社は人の死を遠ざける風習があるため、忌中が明けてからにしましょう。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。