村松虚空蔵尊だより
2018年10月06日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
数え年で13歳になった子供たちが、虚空蔵菩薩から知恵と福徳を授けてもらう「十三参り」。
数え年というと、早生まれの子の参拝時期はいつになるのでしょうか?
今回は十三参りの参拝時期についてのお話。
数え年の考え方やタイミング、十三参りの祈祷料の目安などについてもご紹介します。
十三参りとは子供が数えで13歳になった歳を一つの節目として、虚空蔵菩薩を参拝して知恵や福徳を授けてもらう伝統行事です。
数えで13歳というのは、干支が初めて一回りして最初の厄年として厄払いをする年齢。
平安時代では男子は元服、女子は髪上げの儀式を行い、大人の仲間入りを果たす年齢でもありました。
子供が大人となる節目の年齢に、今までの成長を祝い、これからの健康と成功を祈って行われる儀式なのです。
十三参りは関西地方から始まり、現在では関東地方でも広く行われています。
京都の「法輪寺」が発祥とされ、東京の「浅草寺」などの有名寺院でも行われています。
参拝時には自分が大切にしている想いや授けてもらいたいものを表す漢字一文字を、半紙に書いて奉納する風習のある地域もあります。
十三参りについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
昔からの習わしでは、十三参りは数え年で13歳になる年の旧暦3月13日前後にお参りするとされていました。
数え年の考え方では生まれた時は1歳で、1月1日を迎えるごとに1歳ずつ歳をとります。
数え年で13歳というのは、干支が1周して生まれ年の干支が初めて回ってくる節目の年齢です。
数え年で13歳になる3月というと、小学校5年生から6年生になる春休み期間にあたります。
1月~3月生まれの早生まれにあたる子に関しては、小学校を卒業するタイミングの3月ということになります。
とはいえ、最近では必ずしも数え年で参拝する方ばかりではありません。
数え年、満年齢のいずれにせよ、お子さまとご家族の体調と都合がよい時期に参拝するのがよいでしょう。
中学進学を一つの節目として、小学校を卒業したタイミングの春休みに参拝する方も増えています。
多くの子にとっては満年齢で13歳になる年、早生まれの子にとっては数えでぴったり13歳ですね。
参考までに、2018年に数え年、満年齢で13歳になるのはそれぞれ下記の年に生まれた方です。
数え年13歳:2006年生まれ
満年齢13歳:2005年生まれ
十三参りの祈祷料はお寺によって異なりますが、5,000円程度が相場です。
参拝、祈祷の後にはお札やお守り、お供物などをいただきます。
村松山虚空蔵堂の祈祷料は5,000円、10,000円、20,000円があり、お札とお供物、記念品が異なります。
参拝時期については昔の習わしで旧暦の3月13日前後とされていました。
現在は特定の日にちが決まっているわけではありませんが、子供の春休みのタイミングでお参りする方が多いです。
3月~5月を参拝時期としているお寺もあり、村松山虚空蔵堂でも毎年3月25日から4月7日に行われる学年祭は十三参りでも最も賑わう時期です。
ただし、村松山虚空蔵堂では十三参りの参拝自体は通年受け付けております。
ご都合やタイミングの良い時にお越しください。
・十三参りとは、子供が数えで13歳になる節目の歳に虚空蔵菩薩を参拝して知恵と福徳を授けてもらう伝統行事です。13歳というのは古くから子供が大人になる節目の歳でした。
・昔からの習わしでは数えで13歳(満年齢12歳)で参拝するとされていましたが、現代では満年齢13歳で参拝する方も増えています。小学校を卒業し中学入学前のタイミングで参拝される方が多いです。1月~3月生まれの早生まれにあたる子に関しては、小学校を卒業するタイミングの3月ということになります。数え年でも満年齢でもどちらでも問題ありません。
・十三参りの祈祷料の相場は5,000円程度が目安です。村松山虚空蔵堂では5,000円、10,000円、20,000円の3種類を用意しています。
・参拝時期は特に決まっておらず、村松山虚空蔵堂では通年参拝が可能です。中学入学前のタイミングで参拝される方が多く、毎年3月25日から4月7日に行われる学年祭は大変賑わいます。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、七五三をはじめ初詣や十三詣り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。