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七五三の初穂料とは?金額や書き方もご紹介!

2018年10月25日

七五三の初穂料とは?金額や書き方もご紹介!

こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。

 

七五三のお参りで祈祷料としてお寺や神社へお渡しするお金のことを「初穂料(はつほりょう)」と言います。

初穂料という言葉を初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。

 

今回はこの初穂料についてのお話。

初穂料という名称の由来や目安の金額、お金の包み方などをご紹介します。

七五三のお参りを控えたご家庭はぜひご覧ください。

 

 

初穂料の由来と神仏習合

お寺や神社で七五三のお参りをしたときに祈祷料としてお渡しするお金を初穂料と言います。

神社では「玉串料(たまぐしりょう)」と言うこともあります。

 

「初穂」とはその年に初めて収穫された稲穂のこと。

稲穂をはじめ、野菜や果物、魚などその年に初めて収穫された「初物」は、豊作祈願と感謝の印として神前に奉納するものでした。

その後、作物などの代わりに金銭を納めるようにもなり、それが「初穂料」と呼ばれるようになったと言われています。

 

このように「初穂料」とは本来、神社の神さまに献じる供物の事であり、仏教寺院においては「御祈祷料」や「御布施」が正しいと言えます。

 

しかし、日本は神仏習合と言い、奈良時代から神さまと仏さまを同一視するという独自の文化を形成しました。

それは明治政府の神仏分離まで続き、現在でも仏教と神道の習慣が入り混じることも珍しくないのです。

 

したがって、当山への七五三参りの際は「初穂料」「御布施」「御祈祷料」いずれでも間違いはありません。
※地域の風習があるので確認しましょう。

 

 

初穂料のご祝儀袋の種類や書き方

七五三でお寺や神社にお渡しする初穂料は、のし袋(ご祝儀袋)に入れてお渡ししましょう。

ご祝儀袋の種類や書き方をご紹介します。

 

水引の種類

赤白の蝶結びの水引を使います。

蝶結びはほどくことができる結び方であることから、何度でも繰り返したいお祝い事の際に使われます(結婚祝いは除く)。ご祝儀袋に印刷されているタイプの物でも大丈夫です。

 

 

表書きや中袋の書き方

表書きは「初穂料」「御布施」「御祈祷料」などです。

水引の上部に書き、下部には子供の名前を書きます。

ボールペンでもいいですが筆ペンがあると良いですね。

 

中袋の表側には金額を、裏側には住所と名前を記入します。

 

ご祝儀袋に記載するのは七五三のお参りを行う子供の名前です。

間違って自分の名前を書かないように注意しましょう。

 

 

初穂料の目安金額や包む際の注意点

七五三の御参りをする家族

初穂料として包む金額の目安は、およそ5,000円~20,000円程度が相場です。

お寺や神社によっては金額が決まっている場合もありますので、問い合わせてみてもよいでしょう。

 

ちなみにこの金額は一人当たりの金額となり、兄弟や姉妹で同時にお参りをする場合は人数分の金額を用意します。

一つのご祝儀袋にまとめて入れ、名前は連名で記載して問題ありません。

 

初穂料としてお渡しするお金は、できればシワのないキレイなお札を準備したいもの。

前もって銀行などで用意しておきましょう。

 

祈祷申込処で七五三参りの受付をし、申込用紙と一緒にお渡しします。

ご祝儀袋に入れていてもできればそのままカバンに入れるのではなく、袱紗(ふくさ)で包んで持ち歩くとなお良いです。

 

 

まとめ

・初穂料(はつほりょう)とは、七五三のお参りで御祈祷をしていただいたお礼としてお寺や神社にお渡しするお金です。元々は神様にお供えする初物の作物などを指す言葉で、それに代わる金銭に対しても使われるようになりました。

・初穂料はご祝儀袋に入れてお渡しします。赤白蝶結びの水引を使いましょう。表書きは「初穂料」や「御祈祷料」などで、下部には子供の名前を記載します。自分(親)の名前ではありませんので間違えないようにし注意しましょう。

・初穂料の相場は5,000円~20,000円程度です。金額をお寺や神社に直接お聞きしても失礼にはあたりませんので、いくら包めば良いのかわからない時は問い合わせておくと安心です。兄弟一緒に七五三のお参りをする場合には、人数分の金額を包む必要があります。ご祝儀袋は1枚で名前は連名でも問題ありません。

・初穂料は財布から直接出してお渡しするのではなく、ご祝儀袋を用意したほうが良いでしょう。ご祝儀袋を持ち歩くときは、直接ではなく袱紗で包んで持ち歩くとスマートです。

 

 

茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、七五三をはじめ初詣や十三詣り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。