村松虚空蔵尊だより
2020年03月20日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
売上目標達成に向けて、日々努力するビジネスマン。
会社の業績が上がるとお給料のアップが期待でき、家族と裕福な生活を過ごせたり、自分の趣味を楽しめたりできますよね。
商売繁盛は会社にとって欠かせないため、社内に縁起物を飾りたい方は多いのではないでしょうか?
一言で縁起物と言っても種類が豊富なため、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、商売繁盛におすすめの縁起物をご紹介します!
商売繁盛の縁起物といえば、招き猫!と答える方は多いと思います。実は、招き猫以外にもたくさんの縁起物があります。
今回は招き猫、たぬき、ふくろう、だるま、福助、そして熊手についてご紹介します。
右手を上げている猫は金運、左手を上げている猫は人を招きます。
そのため、商売繁盛には右手を上げている猫を選びます。
欲張りすぎて、両手を上げている猫もありますが、「お手上げ」のポーズになってしまい、逆に商売が成り立たなくなったことを意味するので要注意。
最近では色も豊富になってきて、商売繁盛と意味が異なる猫がいます。
例えば、青は交通安全、ピンクは恋愛などです。
商売繁盛用には伝統的な白や黒の猫が良いでしょう。
令和元年に放送が始まったNHKの連続テレビ小説「スカーレット」の舞台となっている信楽。
焼き物の街として、たぬきの焼き物がたくさん製造されており、ドラマの中でも印象深い表情のたぬきがいましたね。
「他抜き」という語呂合わせから「人より抜きん出る」という願いが込められ、商売繁盛だけでなく、出世や開運の縁起物でもあります。
また、お酒(徳利)を持っているたぬきには人徳を身につけてほしい、という願いが込められています。商売をするには必要な徳ですよね。
「福来朗」「不苦労」など語呂合わせがよく、森の賢者ともいわれ、商売繁盛にご利益があると言われています。
また、ふくろうは、暗い場所でも目が見えることから「商売繁盛」や「招福の縁起物」、そして首がぐるりと回る特徴から「借金を背負い、首が回らないということない」ということで、人気の高い縁起物です。
その愛らしい見た目からも、ふくろうを飾っている会社も多いですね。
福が来るという縁起物で人気のふくろうは、入口などの人が集まるようなところに置くと良いでしょう。
だるまは、インドの高僧「ボーディ・ダルマ」をモデルにした縁起物で、粘り強い座禅を続けていたボーディ・ダルマの逸話が由来となっています。
議員選挙などで、事務所にだるまが置かれているように、目標に向かって努力している人の守り神として、勝負をする人の必勝を祈願した縁起物としても人気です。
また、だるまは魔除け効果があるとして、病気予防に飾られていましたが、現在では願い事を叶えてくれる置物として飾られます。
商売繁盛を願う場合は、お腹に商売繁盛と描かれているだるまや黒色だるまが好ましいです。だるまを飾る前には、願いをこめながら左目を描き、願いが叶ったら右目を描きましょう。
大きな頭とちょんまげ、正座をした礼儀正しい愛らしい姿。
福助は幸運を招く人形として、またお客さんを招く人形として知られていますが、実は、福助は実際に居た人物をモデルにしたと言われています。
また、福助が着ている着物は羽織ではなく「裃(かみしも)」というもの。
裃は、その字通り「上下分け隔てなくお辞儀をする」という意味があります。
室町時代や江戸時代の商売人にとっては、大切な作法である「お客さまには平等に接する」という考えから「裃」を着た福助は特別な人形とされてきました。
また、願掛けとして使用されることもあり、商売繁盛だけでなく、人気の高い人形です。
古くから農具、掃除用品として使用される熊手。
クマの広げた手のような形から熊手と呼ばれています。
そんな熊手は、幸福をかき集める縁起物の道具として飾られています。
その形がわしの足に似ていることから「運をわしづかみする」とも言われます。
中小企業から大企業、また、個人事業主の方まで、金運アップを目的に求める方が多いです。
サイズやデザインが豊富で、飾るスペースに合わせて、お気に入りの1つを探すのも楽しいですよ。
酉の市とは、毎年11月の酉の日に日本各地の鷲神社や大鳥神社など、鳥にちなんだ寺社で行われる年間行事です。
トリ→トリコム→客を取り込むという願掛けで商売繁盛に縁起の良い行事として知られ、縁起物を購入して商売繁盛を願います。
2020年は11月2日、11月14日、11月26日が該当します。
酉の市では、特に名物として「縁起熊手」が販売されています。
この熊手には招き猫や、だるま、鯛、七福神、小判など縁起物がたくさんついていて、とても豪華。
購入する際には、商いの成功を祈るだけでなく、会社の無事を報告し感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
●商売繁盛の縁起物には、招き猫、たぬき、ふくろう、だるま、福助、そして熊手等があります。
・招き猫:右手を上げている猫が金運UP用。
・たぬき:「他抜き」という語呂合わせから「人より抜きん出る」という願いが込められている。商売繁盛だけでなく、出世や開運の縁起物でもある。
・ふくろう:「福来朗」「不苦労」など語呂合わせがよく、森の賢者として商売繁盛のご利益。
・だるま:願い事を叶えてくれる置物として、商売繁盛や必勝祈願で人気。
・福助:幸運とお客さんを招く人形。
・熊手:幸福をかき集める縁起物。
●酉の市とは、毎年11月の酉の日に日本各地の鳥にちなんだ寺社で行われる年間行事。トリ→トリコム→客を取り込むという願掛けで商売繁盛に縁起の良い行事として知られ、名物として「縁起熊手」が販売されています。
村松山虚空蔵堂の商売繁昌護摩祈願は通年行っています。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめお宮参りや七五三、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。