村松虚空蔵尊だより
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2020年03月06日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
人生のうちに大きな厄年が男性は3回、女性は4回訪れます。
無事に過ごせるようにきちんと厄除け・厄払いをしたいですよね。
「お寺と神社どちらに行くのが良いのかな?」
「そもそも厄除けと厄払いじゃ何か違うのだろうか?」
そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな疑問にお答えしていきます!
厄除けと厄払いの違いを端的に言うと「厄除け」はお寺で行い、「厄払い」は神社で行います。
考え方や祈祷の方法なども異なるので、それぞれの違いを見てみましょう。
仏教では仏様のご加護によって災いから身を守り、厄を除けるので「厄除け」と言います。
神道では降りかかった災いをお祓いで追い払うので「厄払い」と言います。
厄除けは災いが訪れる前に予防する、厄払いはすでに訪れた災いを追い払う、という意味合いで行われています。
しかし言葉の区別はあまりなく、お寺でも「厄払い」を使ったり、神社でも「厄除け」を使ったりします。
厄除け・厄払いの儀式ですが、お寺では主に護摩祈願、神社ではお祓いが行われます。
護摩祈願は、僧侶が仏様をお招きし、燃え盛る炎の中に供物を捧げて“おもてなし”をすることによって、願望を聞き入れてもらいます。
同時に、護摩で焚かれる清らかな炎で、私たちの心を汚している煩悩を焼き尽くすという役割があります。
お祓いは、まず神職が祓詞(はらえことば)を奏上し、大麻(おおぬさ)で参列者をお祓いして清めます。その後、参列者は玉串を神前に捧げます。
神社によって異なりますが、儀式の間に巫女の舞(神楽)が入ることもあります。
厄除けと厄払いは場所や方法などに違いはありますが、無事に過ごすために祈願をして厄を避けるという目的は同じです。
厄除け・厄払いはどちらを選んでもかまいません。
先祖代々信仰している宗教に合わせても良いですし、自分が祈願しやすい方で選ぶのも良いでしょう。
また、厄除けと厄払いを両方行っても大丈夫です。
厄払いで厄を追い払ったあと、再び厄が来ないように厄除けをするという方もいらっしゃいます。
私たち茨城県の村松山虚空蔵堂でも、毎日厄除けの護摩祈祷を行っています。
厄除け・厄払いを行う時期としては、一般的には1月1日から2月3日の節分までに行う方が多いですが、1年中行うことが出来ます。
誕生日や新年度が始まる時など、自分なりの節目の日に合わせてもいいですね。
こちらもご参考の上、ご予定を立ててみてください。
厄除け・厄払いはいつまでに受けるべき?代理や喪中でも出来る?
護摩祈願は当日のお申込みとなりますので、ご予約はお受けできません。
当日、護摩修行時刻の15分前までに来山いただき、受付をお願いいたします。
※厄除けを受ける際の服装についてはこちらをご参考ください。
・厄除けと厄払いの1番の違いは、厄除けはお寺で行い、厄払いは神社で行う点です。厄除けは災いが訪れる前に予防する、厄払いはすでに訪れた災いを追い払う、という意味合いで行われています。言葉の区別はあまりなく、お寺でも「厄払い」を使ったり、神社でも「厄除け」を使ったりします。お寺では主に護摩祈願、神社ではお祓いが行われます。
・厄除けと厄払いは場所や方法などに違いはありますが、祈願をして厄を避け無事に過ごすという目的は同じです。厄除け・厄払いはどちらか一方を選んでもかまいませんし、両方行うことも可能です。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。