村松虚空蔵尊だより
2019年09月30日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
大晦日の夜に響く除夜の鐘の音。
「除夜の鐘を鳴らしたい」そう考えたことがある方はいませんか?
実はこの除夜の鐘は、一般の方でも鳴らすことができるんです!
今回は、除夜の鐘を鳴らす際の条件や注意点、マナーなどをご紹介します。
除夜の鐘を鳴らしたい方は必見ですよ!
大晦日の夜に、新年をまたいで108回鳴らされる除夜の鐘。
お寺の僧侶が鳴らしているイメージがありますが、実は一般の方が除夜の鐘を鳴らすことができるお寺もたくさんあります。
除夜の鐘は、大晦日の夜22時過ぎから元旦の夜中1時頃までにかけて鳴らしていることが多いです。
除夜の鐘を鳴らしたい場合、ぜひその時間帯にお寺へ足を運んでみましょう。
ただし、参拝客がとても多いお寺などでは先着順で人数が決められていたり、有料だったりすることもあります。
または、お寺によっては鐘がないお寺だったり、一般の方には開放していなかったりという場合もあります。
除夜の鐘を鳴らすことができるのか、有料か無料か、人数や時間の制限はあるのかなどを事前にお寺に電話やホームページで確認しておくのが確実でしょう。
茨城県の村松山虚空蔵堂でも大晦日に除夜の鐘を鳴らすことができます。
大晦日には大変たくさんの参拝客が訪れるため、先着順で整理券をお配りして対応しております。
お正月にはたくさんの露店も出店し大変賑やかな雰囲気となりますよ。
ぜひ今年は除夜の鐘を鳴らして、晴れやかな気持ちで次の一年の始まりを迎えましょう。
除夜の鐘を鳴らす方法は簡単です。
鐘の近くまで進んだら、合掌・一礼してから鐘をつくための撞木(しゅもく)で鐘を鳴らします。
撞木に付いている紐を後ろに引いてから鐘に当てましょう。
あまり力任せにぶつけないように注意してください。
1人1回鳴らした後は再度合掌・一礼をして完了です。
仏様へのお願い事や感謝の気持ちは、この時に心の中で念じましょう。
除夜の鐘を鳴らす際に注意したいのは、本堂へのお参りの前に鳴らすということ。
本堂へお参りした帰りに鐘を鳴らすことは「戻り鐘」と呼ばれ、縁起が悪いこととされているので注意しましょう。
除夜の鐘を鳴らすために大勢の人が並んでいる場合、鐘をたくさん鳴らしたいかもしれませんが1人で何度も鳴らさず、1度しっかり鳴らしたら速やかに次の人に順番を譲りましょう。
お寺にあるあの大きな鐘は正式名称「梵鐘(ぼんしょう)」という仏具で、鐘の音で煩悩や穢を祓うことができる聖なる鐘です。
仏教では煩悩を祓って悟りを開くためには厳しい修行が必要です。
しかし、大晦日に除夜の鐘を鳴らすことによって、修行を積んでいない一般の方でもその鐘の音によって煩悩や穢れ、苦しみなどを取り去ることができると言われています。
今年の大晦日には、ぜひお寺へ足を運んで除夜の鐘を鳴らしてみましょう。
・除夜の鐘は一般の方でも鳴らすことができます。大晦日の夜22時過ぎから除夜の鐘を鳴らすお寺が多いので、その時間帯にお寺へ足を運んでみましょう。ただし一般開放していない、人数制限がある、有料である…などお寺によってルールは異なります。事前に問い合わせたりホームページなどで確認しておくと安心です。
・除夜の鐘の鳴らし方は、合掌・一礼、撞木を使って鐘を鳴らす、合掌・一礼という流れになります。力任せに鐘を叩かないように注意しましょう。また、本堂へのお参り後に鐘を鳴らすのは「戻り鐘」といって縁起が悪いものとされています。鐘を鳴らすのは必ずお参りの前にしましょう。
・除夜の鐘の音には人間の煩悩や穢れ、苦しみを取り去る力があるとされています。仏教では煩悩を取り除いて悟りを開くためには厳しい修行が必要とされていますが、大晦日に鳴らす除夜の鐘は修行をしていない一般人の煩悩も祓ってくれます。茨城県の村松山虚空蔵堂でも除夜の鐘を鳴らすことが可能ですのでぜひ足を運んでみてください(先着順で整理券をお配りしています)。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ初詣や七五三など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。