村松虚空蔵尊だより
2019年02月28日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
近年コンビニやスーパーなどでもよく目にするようになった節分の「恵方巻き」。
そもそもどうして節分に恵方巻きが食べられるのでしょうか?
今回は恵方巻きについてのお話。
節分に恵方巻きが食べられるようになった由来や、正しい食べ方などをご紹介します。
邪気が入り込みやすい季節の変わり目(春分の前日)として、豆まきをして厄払いをする節分。
その節分に食べる恵方巻きとは、節分の日に恵方を向いて願い事をしながら恵方巻き(太巻き寿司)を食べると願い事が叶う、縁起が良いと言われている風習です。
後でも正しい食べ方についてご紹介しますが「丸かぶり寿司」とも呼ばれ、 切り分けずにガブっと丸かじりするのが特徴です。
切り分けをしないのは縁を断ち切らないようにするため。
無言のまま、願いごとをしながら食べていくのが習わしです。
恵方を向いて行うことはすべて吉とされ、願い事を思い浮かべながら食べることで願いが叶い、厄除けになると言われています。
恵方とは、その年の福をつかさどる歳徳神(としとくじん)がいる方向です。
この歳徳神がいる方向はその年の最も縁起の良い方角で、恵方に向かって行うことは全て吉となるとされます。
江戸時代末頃までは、初詣でも氏神様をお参りするのと同じように恵方にあるお寺へもお参りしていました(恵方詣り)。
古くから、節分の日に恵方に向かって食べると縁起が良いとされていた食べ物は「丸かぶり寿司」「恵方寿司」「吉方寿司」などいくつかありました。
【節分に食べる縁起の良い食べ物=恵方巻き】となった由来や経緯については、確定的な資料や経緯があまり残っていないのですが、実は商業的な要素が大きいと言われています。
いくつかある説の中で起源として有力とされているのは、1932年頃に寿司屋のチラシに「大阪の遊女の間で、節分の縁起担ぎとして巻き寿司を食べるのが流行した」と記載し配布したことと言われています。
大阪を含む関西方面ではもともと、節分には恵方にお参りをする「恵方詣り」の風習も盛んで、節分と恵方の結びつきが強い地域であったのです。
その他には寿司の販売促進や海苔の消費促進のためや、1980年代からのコンビニの冬の売り上げ対策として大々的に販促キャンペーンが行われたことから、日本中に恵方巻きの風習が広がりました。
恵方巻きの食材や正しい巻き方、方角などについてご紹介します。
節分の日にその年の恵方を向いて、願い事を思い浮かべながら無言で食べます。
その時に恵方巻きは切り分けず、1本長いまま丸かぶりします。
できれば無言のまま1本食べきりましょう。
切り分けたり、途中で食べるのをやめるのは「縁が切れる」と言われます。
また、無言で食べることは「福が口から逃げない」という意味を持っています。
恵方巻きの具材は七福神にちなんで7種類入れると良いと言われていますが、具体的な具材が決まっているわけではありません。
卵や伊達巻、かんぴょう、しいたけ、きゅうり、ウナギ、桜でんぶなど一般的な太巻き寿司に使われる食材や、お好きな食材で作って問題ありません。
家族で手作りして食べるのも楽しいですね!
恵方は古代中国から伝わった十干(じっかん)という暦を基に決められています。
恵方となるのは東北東、西南西、南南東、北北西の4つの方角で、5年周期で一巡するようになっています。
2019年:東北東
2020年:西南西
2021年:南南東
2022年:北北西
2023年:南南東
南南東が2回出てくるので違和感があるかもしれませんが、これが1セット。
2024年以降は再び上から繰り返していきます。
・節分の恵方巻きとは、節分の日にその年の恵方を向いて太巻き寿司を無言で食べる風習です。恵方を向いて行うことはすべて吉とされ、願い事を思い浮かべながら食べることで願いが叶い、厄除けになると言われています。
・関西地方ではもともと節分に恵方のお寺をお参りする「恵方詣り」や、節分に恵方を向いて太巻き寿司などを丸かぶりする風習があり、節分の恵方巻の風習も大阪発祥と言われています。ただ、近年全国へ急速に広まったのには寿司や海苔の消費拡大やコンビニの販促キャンペーンなど商業的な背景が大きいようです。
・恵方巻は「縁を切らない」「口から福が逃げない」ように、巻き寿司を切り分けず1本丸ごと無言で食べきると良いとされています。中の食材は七福神にちなんで7種類が良いとされていますが、決まりはないので好きな食材を入れて家族で手作りしても楽しいでしょう。2019年の恵方は東北東、2020年の恵方は西南西です。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ初詣や七五三など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。