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節分で年男・年女・厄年の人が豆まきをする理由とは?

2019年01月15日

節分で年男・年女・厄年の人が豆まきをする理由とは?

こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。

 

2月3日に豆をまいて厄払いをする年中行事の節分。

節分では年男・年女・厄年の人が豆をまくのが良いとされていますが、その理由はご存知ですか?

 

今回は節分で年男・年女・厄年の人が豆をまく理由についてのお話。

年男・年女以外でも楽しめる節分祭のご紹介もいたしますね。

 

 

節分と年男・年女・厄年の関係性とは?

節分とは、春分の前日である2月3日に豆をまいて邪気払いをする年中行事。

季節の変わり目には邪気が入り込みやすく、その邪気や鬼を追い払うために始まったとされています。

 

節分では年男・年女、そして厄年の人が豆をまくと良いとされます。

 

年男・年女とは生まれた年の干支の年を迎えた方。

2019年は亥(い)年なので、亥年生まれの方々が当たります。

年男・年女は年神様のご加護をたくさん受けられる縁起の良い年と言われています。

年神様のご加護を受けてより強力な邪気払いの効果をもたらすため、年男・年女が豆をまくのです。

 

一方、厄年の方が豆をまく理由は異なります。

厄年とは人生の節目となる年で、一年を通じて体調や環境が変化しやすい年とされます。

病気や事故にあいやすいなどとも言われ、その大きな厄を払うために豆をまくのです。

 

 

年男・年女・厄年の見方とは

2019年の年男・年女・厄年にあたる、生まれ年を確認してみましょう!

 

年男・年女

生まれた干支の年を迎えた人で、満年齢12歳ごとに年男・年女が巡ってきます。

【2019年の年男・年女】
2007年生まれ 12歳
1995年生まれ 24歳
1983年生まれ 36歳
1971年生まれ 48歳
1959年生まれ 60歳
1947年生まれ 72歳
1935年生まれ 84歳
1923年生まれ 96歳

 

 

厄年

人生の節目となる年で、一年を通して体調や環境に変化が起こりやすい年齢です。

災難だけとは限らず、「変化の年」という意味でもあります。

厄年は生まれた時を1歳、1月1日に年が明けると、ひとつ歳を加える「数え年」で数えます。

 

平成31年(2019年)

厄年 前厄 本厄 後厄
女性19歳の厄年 平成14年生まれ 平成13年生まれ 平成12年生まれ
男性25歳の厄年 平成8年生まれ 平成7年生まれ 平成6年生まれ
女性33歳の厄年
(大厄)
昭和63年生まれ 昭和62年生まれ 昭和61年生まれ
女性37歳の厄年
(小厄)
昭和59年生まれ 昭和58年生まれ 昭和57年生まれ
男性42歳の厄年
(大厄)
昭和54年生まれ 昭和53年生まれ 昭和52年生まれ
男女61歳の厄年 昭和35年生まれ 昭和34年生まれ 昭和33年生まれ

 

節分祭は年男・年女以外でも楽しめる行事男性の42歳と女性の33歳は大厄といい、とくに大きな変化があると言われる年。

そのためお寺や神社などでお祓いや祈祷をしてもらう方も多くいらっしゃいます。

 

 

節分祭は年男・年女以外でも楽しめる行事

節分祭の様子

全国の神社仏閣では節分の日に節分祭が行われています。

節分祭の告知を公にしていれば、基本的には参加は自由。誰でもその場に足を運ぶだけで楽しむことができる地域の年中行事です。

 

神社仏閣によっては豆以外にもお菓子や大福、おもちゃや宝くじなど色々なものをまくこともあり、まるでくじ引きのような楽しいイベントとなっているところもあります。

 

村松山虚空蔵堂でも毎年2月3日には節分祭を開催。

裃姿の年男・年女の皆さんが護摩祈祷の後、無病息災・攘災招福を祈願して豆まきを行います。

豪華福品もおまきしますので、年男・年女ではなくても楽しめますよ!

境内での参加は自由ですので、ぜひお越しください。

年男・年女として豆をまくには事前の申し込みが必要です。

 

 

まとめ

・春分の前日に豆をまいて厄払いをする年中行事の節分。縁起の良い年男・年女と、しっかり厄を祓いたい厄年の方が豆をまく役割を担います。

 

・年男・年女は生まれた干支の年を迎えた方で、満年齢12歳ごとに巡ってきます。

 

・厄年(本厄)は数え年で19歳(女)、25歳(男)、33歳(女)、37歳(女)、42歳(男)、61歳(男女)。とくに男性の42歳と女性の33歳は大厄とされます。

 

・全国各地の神社仏閣では2月3日に節分祭が行われています。境内で参加するのは自由・無料の場合がほとんどで、当日足を運ぶだけで参加できるお手軽なイベントです。虚空蔵堂でも毎年2月3日に節分祭を開催。年男・年女として豆をまきたい方は事前に申し込みを受け付けています。

 

 

茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ初詣や七五三など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。