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厄除けの封筒・のし袋の書き方を解説!お札の入れ方もご紹介

2024年03月08日

厄除けの封筒・のし袋の書き方を解説!お札の入れ方もご紹介

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

厄年の方は、厄払いに行くことを検討している方もいると思います。

しかし、初穂料を包む際に封筒・のし袋の書き方がわからない方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、封筒・のし袋の書き方について詳しくご説明します。

 

また、お札の入れ方や、厄除けの初穂料の相場についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

厄除けの封筒・のし袋の書き方をご紹介

初穂料を現金のまま受け取ってくれるケースもありますが、厄除けは古くからの習わしであるため、封筒に入れた方が丁寧です。

 

厄除けの初穂料を納めるのに適した封筒は、のし袋か白封筒、水引が印刷された封筒です。

 

のし袋を使う場合は、紅白蝶結びの水引を使用しましょう。

ただし関西ではあわじ結びを使用する場合もあります。

 

地域によって異なるケースがありますので、確認しておくようにしましょう。

 

のし袋・封筒の書き方

のし袋の中袋あり・中袋なし、封筒の場合についての書き方をそれぞれ説明します。

 

種類別に書き方が少し違いますので注意しましょう。

 

のし袋 中袋ありの場合

一般的には、のし袋の表面の上段中央に、お寺なら「御布施」「御礼」、神社なら「御初穂料」「初穂料」「御礼」の、いずれかを書きます。

 

ただし、お寺によっては「初穂料」と書く場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

 

水引の下には厄除けを受ける方の氏名を書きます。

 

中袋の表には「金〇〇円」「金〇〇円也」という表記で包んだ金額を書きます。

その際、1万円なら「金壱萬円」というように、数字の部分は大字(旧字体)を使うのが良いでしょう。

 

中袋の裏面左側には、厄除けを受ける方の住所と氏名を書きます。

中袋にも氏名を書くことによって、外袋が見当たらないときに、どの方の初穂料かわからなくなってしまうことを防げます。

 

のし袋 中袋なし・封筒の場合

のし袋の中袋がない場合や封筒の場合、表面の表記は中袋がある場合と同様で良いです。

 

中袋がないので、裏面の左側に金額と住所を書きます。

金額は中袋ありの場合と同じく大字(旧字体)を使うと良いでしょう。

中袋なしの場合、表面に氏名が書いてあるため、裏面には書く必要がありません。

 

なお、どのケースでも、のし袋や封筒に文字を書く際は、ボールペンや万年筆を避け、なるべく毛筆か筆ペンで書くようにしましょう。

 

「初穂料」などの表書きが最初から印字されているのし袋もありますが、手書きで書く方が丁寧な印象を与えられます。

 

 

厄除けの初穂料は封筒・のし袋にどう入れる?

お金

厄除けの初穂料は、のし袋や封筒への入れ方も重要なので、確認しておきましょう。

 

なお、初穂料に包むお札はできるだけ新品を用意するようにします。

どうしても難しい場合は、なるべくきれいなものを包むようにすると良いです。

 

お札は肖像画が印刷されている方を表として、すべてのお札の向きをそろえておきます。

そして、肖像画が印刷されている方が、袋の口に近くなるように、のし袋や封筒に入れましょう。

 

肖像画が反対の向きになっていると、香典の包み方と同じになってしまうため、注意が必要です。

ただし、地域によって違いもあるため、事前に確認しておくと安心ですよ。

 

また、のし袋に中袋がある場合、上包みの包み方にも気を付けましょう。

 

上包みは、式辞を包むときなどにもする「たとう折り」という折り方で包みますが、最後の部分の下側の折り返しは、上に重ねるようにしてください。

逆にして、上の折り返し部分が上になってしまうと、弔事の折り方になってしまいます。

 

のし袋を持ち運ぶときは、袱紗(ふくさ)に包んで持ち運ぶのが良いでしょう。

 

のし袋や封筒の状態でそのままかばんに入れてしまうと、折れ曲がったり、汚れたりしてしまう可能性があるため、袱紗に包んでおくと安心です。

 

また、袱紗に包んだものを渡すというのは、大切なものを丁寧にお渡しするという礼儀作法としての意味もあります。

 

袱紗には、のし袋等をはさんで使用する金封タイプや、包んで使用する風呂敷のようなタイプなどがありますので、お好みのものを選べます。

どうしても袱紗が用意できなかった場合は、ハンカチなどでも代用できます。

 

 

厄除けの初穂料の相場は?

厄除けの初穂料ははっきりとわからない場合があるため、どのくらいの金額を用意したら良いかお悩みの方もいるかもしれません。

 

一般的には、5千円~1万円が相場となります。

お祓いの内容や、いただけるお札・お守り等の違いで、初穂料に差が出るケースもあります。

 

もし不安な方は、お寺や神社に電話で問い合わせをしたり、ホームページで確認したりすることをおすすめします。

 

厄除けはいつまでに受ければ良いかなど、厄除けについての疑問がほかにもある方は、「厄除け・厄払いはいつまでに受けるべき?代理や喪中でも出来る?」も、参考にしてみてくださいね。

 

 

まとめ

●厄除けの初穂料を収めるのに適した封筒は、のし袋か白封筒、水引が印刷された封筒です。のし袋を使うときは、紅白蝶結びの水引を使用しましょう(地域によって異なる場合もあります)。のし袋や封筒の書き方は、のし袋の中袋の有無でも変わってくるので、確認しておきましょう。

 

●厄除けの初穂料の包み方は、のし袋や封筒へのお札の入れ方も重要です。できれば新札を用意し、お札の肖像画が印刷されている方を表として、すべてのお札の向きをそろえておきましょう。そして肖像画の方を袋の口に近くなるようにして入れます。持ち運ぶ際は袱紗に入れると折れや汚れ防止になり、礼儀作法としても丁寧です。

 

●厄除けの初穂料の相場は、5千円~1万円で、お祓いの内容などでも違いが出てきます。もしわからなくて不安な方は、事前にお寺や神社に問い合わせてみると良いでしょう。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、厄除け、お宮参りや七五三、十三詣りなど、さまざまな護摩祈祷を行なっています。

 

ぜひお気軽にご来山ください。