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お宮参りで抱っこする人は誰?参加者や基本マナーもチェック

お宮参りで抱っこする人は誰?参加者や基本マナーもチェック

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

お宮参りは赤ちゃんが初めて迎える大きな行事です。

 

お宮参りを計画中の方の中には「お宮参りでは誰が赤ちゃんを抱っこするのだろうか」と気になる方も少なくないでしょう。

 

赤ちゃんのための大切な行事だからこそ、「抱っこする人を間違えたらどうしよう」と不安になってしまいますよね。

 

今回は、お宮参りでは誰が赤ちゃんを抱っこするのか、というお話です。

お宮参りに参加する人や基本的なマナーについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

 

お宮参りには誰が参加するもの?

お宮参りは「誕生初詣り」とも呼ばれ、赤ちゃんの生後1カ月ごろに行われる日本の伝統行事です。

 

その土地に宿る「産土神(うぶすながみ)」や「氏神」へ赤ちゃんの誕生を報告し、これからの健やかな成長を祈願します。

 

昔は住んでいる家に近いお寺や神社へ参拝するのが一般的でしたが、どこでお宮参りするかに厳密な決まりはありません。

お宮参りに参加される方が不便でない場所を選ぶというケースも増えています。

 

当日はお寺や神社に参拝し、ご祈祷を受け、記念写真の撮影や食事会を行うのが一般的なお宮参りの流れです。

 

お宮参り当日の流れは?当日までに準備しておくことも確認!」では、お宮参りの当日の流れについてさらに詳しくご紹介しています。

 

お宮参りに参加できる人は決まっている?

お宮参りは元来、赤ちゃんと赤ちゃんの父親、父方の祖母で行うものでした。

これは「血は穢(けが)れ」という考えがあったからです。

 

出血を伴う出産をしたばかりの母親は、お寺や神社への参拝を控えたほうが良いとされていました。

 

現在ではこの風習にこだわらず、赤ちゃんの母親もお宮参りに参加するのが一般的です。

 

また、赤ちゃんと両親だけの場合や、両家の祖父母も参加する場合、伝統を重んじて父方の祖母と父親で行う場合などさまざまです。

特に決まりはないので、それぞれの家族に合った方法で参加する人を決めると良いでしょう。

 

 

お宮参りで赤ちゃんを抱っこする人は誰?トラブル対策も紹介

赤ちゃん

では、お宮参りで赤ちゃんを抱っこする人についてお話しします。

 

お宮参りでは誰が赤ちゃんを抱っこする?

昔の習わしでは、お宮参りに参加する人だけでなく、赤ちゃんを抱っこする人も決められていました。

 

赤ちゃんを抱っこするのは父方の祖母。

これは前述のとおり、出産して間もない母親は「穢れ」があるとされていたためです。

 

時代の流れとともにこの考え方も変化し、現在では基本的に誰が抱っこしても構いません。

 

赤ちゃんのお母さんの体調が落ち着いているなら抱っこしても良いですし、負担を軽減するため、お父さんと交代で抱っこしても問題ありません。

 

また、祖父母に抱っこをお願いすれば、とても喜んでいただけるでしょう。

 

お宮参りの抱っこでのトラブル対策

お宮参りの抱っこは誰がするかに決まりはありません。

しかし、両家の祖父母が参加する場合、どちらの祖父母に赤ちゃんを抱っこしてもらうかが思わぬトラブルの種になってしまうことも。

 

また、現在では赤ちゃんを抱っこする人に決まりはないとはいえ、しきたりや地域・家庭のならわしを大切にしたいという方もいらっしゃいます。

 

トラブルを避けるためにも、お宮参りをすると決めたら、まずは両家の祖父母に相談してみましょう。

 

抱っこの仕方に希望があるなら、その際に伝え、祖父母の意向を確認してみてくださいね。

 

特に決まりがなく、みんなが抱っこをしたいという希望があるなら、「お宮参りの間は父方の祖母が抱っこし、写真撮影では母方の祖母が抱っこする」など、あらかじめ役割を決めておくとスムーズです。

 

 

お宮参りで知っておきたいマナー

安心してお宮参りに参加するため、あらかじめ知っておきたいマナーも確認しておきましょう。

 

服装

お宮参りの服装に明確なドレスコードはありませんが、お宮参りの主役は赤ちゃん。

赤ちゃんを中心に統一感のある服装でまとめるのがおすすめです。

 

お宮参りでの赤ちゃんの正装は「白羽二重(しろはぶたえ)」と呼ばれる内着に産着(うぶぎ:祝い着)を羽織った和装ですが、洋装のベビードレスでお宮参りされる方も増えています。

 

赤ちゃんが和装の場合は和装を、洋装の場合は洋装を選ぶことが多いですが、最近では赤ちゃんが和装でも洋装でお宮参りに参加される方も少なくありません。

参加者の体調や都合に合わせて選ぶと良いでしょう。

 

選ぶ際は和装の場合も洋装の場合も、赤ちゃんより目立つことのない、落ち着いた色味のものを選ぶと良いですね。

 

お宮参りは仏様や神様の前で行う儀式なので、あまりにカジュアルな服装や露出の多い服装は避けるのをおすすめします。

 

謝礼

お宮参りでご祈祷を依頼した場合、お寺や神社への謝礼が必要です。

この謝礼は「初穂料(はつほりょう)」と呼ばれ、お宮参りの場合、5,000円〜1万円が相場ですが、お寺や神社によっては金額が決められているところもあるため、事前に確認しておきましょう。

 

また、初穂料はのし袋に入れてお渡しするのがマナーです。

新札である必要はありませんが、できればきれいなお札が望ましいとされています。

どちらも前もって用意しておくと安心ですね。

 

赤ちゃんのために準備するもの

マナーではありませんが、お宮参りが赤ちゃんにとって初めての長時間の外出になるという方も多いはず。

 

具体的には以下のようなものがあると安心です。

  • おむつセット
  • ・ミルク・授乳グッズ
  • ・赤ちゃんの着替え
  • ・タオル、ハンカチガーゼ

 

また、夏には日傘や日焼け止め、冬には防寒用のブランケットなどを追加で用意すると良いでしょう。

 

 

まとめ

●お宮参り(誕生初詣り)は赤ちゃんの生後1カ月ごろ、その土地に宿る「産土神(うぶすながみ)」や「氏神」へ赤ちゃんの誕生を報告し、これからの健やかな成長を祈願する日本の伝統行事です。かつては、産後の女性はお寺や神社への参拝を控えた方が良いとされていたため、お宮参りに参加するのは赤ちゃんとその父親、父方の祖母でしたが、現在では母親も参加するのが一般的です。それぞれの家族に合った方法で参加者を決めて構いません。

 

●昔は父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする風習がありましたが、時代とともに多様化し、現在では抱っこする人に決まりはありません。ただ、両家の祖父母が参加する場合は、誰が赤ちゃんの抱っこをするかを決めておくと安心です。

 

●お宮参りは神聖な儀式のため、あまりにカジュアルな服装は避け、赤ちゃんを中心に統一感のある服装でまとめるのがおすすめです。ご祈祷していただく場合は、「初穂料(はつほりょう)」と呼ばれる謝礼をあらかじめ用意しておきましょう。また、生後1カ月の赤ちゃんにとって、お宮参りは初めての長時間の外出となる場合が多いため、事前に持ち物リストを用意しておくと安心です。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、お宮参りをはじめ安産祈願や七五三、十三詣りなど様々な護摩祈祷を行なっています。

 

ベビールームのご用意もございますので、ぜひ安心してご来山くださいね。