村松虚空蔵尊だより

トップ > 村松虚空蔵尊だより > 厄除け・厄払いの知識 > 車のお祓いはいつする?タイミングや流れ・マナーを確認

車のお祓いはいつする?タイミングや流れ・マナーを確認

2023年03月31日

車のお祓いはいつする?タイミングや流れ・マナーを確認

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

交通安全の祈願として行われている車へのお祓い。

当山でも交通安全祈願は行っていますが「事故は車ではなく運転者が起こすもの」、「祈願者が交通事故に遭わないように」という考えのもと、車のお祓いではなく運転されるご自身とご家族へ向けた交通安全祈願となります。

 

ただ他のお寺や神社が行っている「車のお祓い」を否定するものではありません。

 

実際に車へのお祓いに関するお問い合わせをいただくこともあり、「車のお祓いっていつ行うものなの?」「具体的には何をするの?」という疑問を持たれる方も少なくないかと思います。

 

そこで今回は、車のお祓いをする時期やタイミング、車のお祓いの流れやマナーなどを一般論的な視点からご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

 

 

車のお祓いとは?

わたしたちの生活に欠かせない存在である車。

便利であると同時に危険も持ち合わせており、安全への注意が常に必要です。

 

たとえ本人が安全運転を心がけていても、交通事故は避けられない場合もあります。

そのような大きな災いが起こらないように、安全運転を願って行うのが車のお祓いです。

 

車のお祓いは必ずしないといけない?

車のお祓いは義務ではないため、必ずしなくてはいけないというものではありません。

 

ただ、いくら本人が気をつけていても交通事故に巻き込まれることがあります。

お祓いで仏様や神様のご加護をいただき、事故を防ぎたいと思う気持ちは自然のことでしょう。

 

車のお祓いの最大の魅力は、お祓いをすることで「大丈夫だ」という安心感が生まれること。また、安全運転への意識の向上も期待できるかと思います。

 

 

車のお祓いのタイミングはいつが良い?

車のお祓いを受けるタイミングに特に決まりはありませんので、ドライバーさんの都合の良いときに受けましょう。

 

一般的には新車でも中古車でも納車から2週間以内に行う方が多いようです。

 

 

中には車を購入した際だけでなく、家族の交通安全を願って毎年お祓いを受ける方や、免許更新や車検、事故や車の故障が発生したタイミングで受ける方もいるようです。

 

車のお祓いにはお寺や神社によっては当日予約が可能な場合と事前に予約が必要な場合があるため、確認しておきましょう。また、スムーズにお祓いを受けたい方は、年末年始や七五三などお寺や神社が混雑する時期は避けた方が無難です。

 

車のお祓いは大安に受けるべき?

せっかく車のお祓いを受けるなら、縁起の良い日に行いたいと思う方もいるかもしれませんね。

 

縁起が良いとされるのは六曜の大安ですが、基本的に自動車のお祓いでは六曜を気にする必要はないとされています。

もちろん縁起を重視するなら、大安にお祓いを受けるのも良いでしょう。

その場合は、お寺や神社が混雑する可能性があるので、事前の予約をおすすめします。

 

 

車のお祓いはどこで?費用はどのくらいかかる?

車のお祓い場所

車のお祓いはお寺や神社で受けることができます。

ただし、当山がそうであるように、すべてのお寺や神社が対応しているわけではないので、希望するお寺や神社に問い合わせてみましょう。

また、車のお祓いには、ご祈祷やお祓いなどをしていただいたお寺や神社へお渡しする祈祷料「初穂料(はつほりょう)」がかかります。

 

車のお祓いの初穂料の相場は5,000円〜10,000円程度ですが、お寺や神社によって異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

 

 

車のお祓いの流れとマナー

車のお祓いの実際の流れと、知っておくと安心なマナーを確認しましょう。

 

車のお祓いの流れ

お寺や神社に到着したらまず、受付で車のお祓いを申し込みます。

お寺や神社によっては事前予約が可能なところや当日予約のみのところがあります。

 

初穂料は受付の際にお渡ししましょう。その後、予定の時間まで待ち、お祓いしてもらいます。

 

車のお祓いでは車とドライバーの両方がお祓いを受けます。まずはドライバーがお祓いを受け、その後、車のお祓いを行うのが一般的な流れです。お祓いのあとにお守りやお札などの授与品を受け取ります。

 

車のお祓いのマナー

車のお祓いの際に知っておきたいマナーを確認しましょう。

 

服装

車のお祓いに特にドレスコードはありませんが、車のお祓いはお寺や神社で行う行事です。

あまりにカジュアルな服や露出の多い服装は避けたほうが良いでしょう。仏様や神様に失礼のない服装を心がけましょう。

 

初穂料

初穂料をお渡しする際、財布から裸のお金を出すのはマナー違反。事前にのし袋や白い封筒を用意し、包んで渡しましょう。

 

のし袋は文具店やスーパー、コンビニなどでも手に入ります。

 

 

まとめ

 

●車のお祓いは交通安全の祈願として行われるものです。必ず受けなくてはいけないものではありませんが、いくら安全運転を心がけても交通事故を避けられないことも多くあります。

 

●車のお祓いはいつ受けても構いませんが、納車されてから2週間以内に受ける方が多いようです。車を購入したタイミングだけでなく、毎年受ける方や免許更新、事故や故障があったタイミングで受ける方もいます。

 

●車のお祓いでは六曜を気にする必要はないとされていますので、大安でない日に受けても問題ありません。

 

●車のお祓いはお寺や神社で受けることができますが、すべてのお寺や神社で行っているわけではないので、事前に確認しておきましょう。車のお祓いには初穂料と呼ばれる祈祷料をお渡しします。初穂料の相場は5,000円〜10,000円程度です。

 

●車のお祓いは、受付でお祓いの申し込みをして、ドライバーと車がそれぞれお祓いを受けるのが一般的な流れです。車のお祓いの際の服装は、仏様や神様に失礼のない服装を心がけ、露出の高いものやあまりにカジュアルなものは避けましょう。また、初穂料は白いのし袋に入れてお渡しするのがマナーです。

 

冒頭でもご説明した通り、当山では「車自体へのお祓い」は行っておりませんが

虚空蔵菩薩のご加護をいただき、車両の適切な整備と、おだやかな心で運転していただけるよう、交通安全祈願を随時行っております。
車両を新しくした際、または年に1回、ご自身とご家族の交通安全を願ってご祈願されることをお勧めいたします。

くわしくは交通安全祈願ページをご覧ください。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、安産祈願をはじめお宮参りや七五三、十三詣りなど、さまざまな護摩祈祷を行っています。

 

ぜひご来山ください。