村松虚空蔵尊だより
2019年05月31日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
子供の成長の節目の年にお寺や神社をお参りして、子供の健やかな成長を祝い願う年中行事である七五三。
七五三では祖父母や親戚、親しい友人などからお祝いをいただくこともあると思います。
今回は七五三でお祝いをいただいた際の「お返し」の話です。
七五三のお祝い返しはどんなものがふさわしいのか、種類や相場、お渡しする際のマナーなどもご紹介します。
実は、七五三でいただいたお祝いは、原則お返しをしなくても良いとされています。
その理由は大きく2つです。
●身内でのお祝いのため、一緒に宴席を設けてお祝いすることがお返しの意味を持つから
●子供に対して贈られるお祝いなので、経済力のない子供はお返しをする必要がないから
とはいえ、遠方の親戚や友人ではお祝いのお食事会に招待できない場合もありますし、高額のお祝いをもらいっぱなしというのも気が引けてしまいます。
近年は七五三のお祝いをもらった際に、お返しとして「内祝い」を送るケースが一般的となっています。
近しい祖父母からお祝いをもらい、一緒にお祝いの宴席を囲んだためお返しを贈らないという場合でも、感謝の気持ちを伝える手紙などを送るようにしましょう。
七五三のお祝い返しは、七五三のお参りの後にお渡しします。
金額はいただいたお祝いの1/3~半額程度、お菓子やお茶などの食べ物や、タオル・洗剤などの日用品など、消耗品がおすすめです。
千歳飴や紅白饅頭、赤飯なども昔から七五三のお祝いとして親しまれてきた品物です。
近年では千歳飴や紅白饅頭にこだわらずに、相手の好みや年齢に合わせてお返しの品を選ぶことが増えています。
相手が自分で好きなものを選べるカタログギフトも人気です。
当日のお子様の写真とお礼状を添えて送るのも良いですね。
子供の健やかな成長と晴れ姿を報告することができ、「大きくなったね」と思い出話に花が咲くこと間違いなしです。
特に着物や衣装代など、衣装に関わるお祝いをいただいた場合には、身に着けた姿の写真をぜひ同封したいものです。
七五三のお祝い返しを贈る際にはのし紙をかけ、紅白蝶結びの水引をかけます。
表書きは「内祝い」または「七五三内祝い」と書き、水引の下にはお祝いをもらった子供の名前を書きます。
名字は書いても書かなくてもどちらでもよいです。
ここで注意したいのは自分(親)の名前を書かないようにするということ!
七五三のお祝いは子供本人にもらったものなので、お返しも子供からという形になります。
また前述でも触れましたが、内祝いにはメッセージカードやお礼状、七五三当日の写真なども添えるようにしましょう。
お礼状の内容はお祝いをいただいたお礼、七五三での子供の様子、相手への気遣いの言葉などを入れるとスマートです。
・七五三のお祝いをいただいた場合、昔はお祝いの宴席に招いておもてなしをしたこと、子供本人宛のお祝いであることなどの理由から、基本的にお返しはしなくても良いとされていました。とはいえ、必ずしも宴席に招待できるわけではないですし、近年ではお返しとして内祝いを贈ることが増えています。
・七五三のお祝い返しとして内祝いを贈る場合、七五三のお参りの後にお送りします。返礼品は千歳飴や紅白饅頭、赤飯といった昔ながらのものから、お菓子やお茶、タオルや洗剤などの日用品、消耗品などが喜ばれます。価格帯はお祝いでもらった金額の1/3~半分程度が相場です。
・内祝いを贈る際にはのし紙をかけ、赤白蝶結びの水引をかけます。表書きは「内祝い」または「七五三内祝い」と書き、水引の下にはお祝いをもらった子供の名前を書きましょう。内祝いと一緒にお参り当日の写真やお礼状を添えると丁寧です。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ初詣や七五三など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。