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七五三は誰を呼ぶ?祖父母は?注意点やマナーもチェック

2023年09月25日

七五三は誰を呼ぶ?祖父母は?注意点やマナーもチェック

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

七五三は子どもの成長を感謝し、これからの健やかな成長を願う伝統的な行事です。

 

七五三の計画を立てる際に気になることの一つが「誰を呼ぶか」ではないでしょうか?

 

特に、祖父母を呼ぶべきかどうかが気になる方が多いでしょう。

 

今回は七五三には祖父母を呼ぶべきかどうか、また、その際に注意すべきことをご紹介します。

 

 

七五三は誰を呼ぶ?祖父母は呼ぶべき?

七五三に「誰を呼ばなければならない」、あるいは「誰を呼んではいけない」といった決まりはありません。

 

家族だけでお参りするという方も、祖父母を呼んでお参りするという方も、どちらもいらっしゃいますし、七五三の後の食事会から叔父や叔母も呼ぶというケースもあるようです。

 

一番悩むのは、参拝に祖父母を呼ぶかどうかですよね。

 

祖父母を呼ぶ場合と呼ばない場合で、具体的にはどのようなケースがあるのかも、参考にご説明しましょう。

 

両家の祖父母を呼ぶ場合

どちらの祖父母も近くに住んでおり、お参りするお寺や神社へのアクセスに問題がなければ、両家の祖父母を呼ぶことが多いようです。

 

参拝する人数が増えるため、日程の調整は難しくなりますが、大人数でにぎやかにお祝いでき、良い思い出となります。

 

片方の祖父母を呼ぶ場合

片方の祖父母が遠方に住んでいる場合は、もう片方の祖父母のみを呼ぶこともあります。

 

また、「両家の祖父母が揃うとなると、気疲れしてしまうのでは?」と片方の祖父母が遠慮して参加を辞退されることもあるようです。

その場合は特に無理をして呼ぶ必要はないでしょう。

 

どちらも呼ばない場合

最近では、どちらの祖父母も呼ばず、家族だけでお参りするケースもよくあります。

 

両家の祖父母が遠方に住んでいる、スケジュールの都合がつかない、祖父母の体調に不安がある、というものが代表的な呼ばない理由です。

 

近年では、家族だけでお祝いするというケースも増えています。

 

祖父母からお祝いをいただいたら

七五三に祖父母を呼んだ場合、お祝いをいただくこともありますよね。

 

基本的に、身内からいただいたお祝いにお返しは必要ないとされています。

 

七五三の後に食事会を行うなら、そこへの招待が十分なお返しとなるでしょう。

 

ただし、最近は感謝の気持ちを込めてお返しをすることも少なくないようです。

 

お祝い返しの相場はいただいた金額の1/3〜1/2程度が一般的。

例えば、お祝いを10,000円いただいたなら、3,000円〜5,000円程度の品物を選んでお送りすると良いでしょう。

 

お祝い返しの品物としては、菓子折り、フルーツの詰め合わせ、タオルなどが人気のようです。

 

 

七五三で祖父母を呼ぶとき・呼ばないときの注意点とマナー

親子で参加する七五三

七五三で祖父母を呼ぶ場合にも、呼ばない場合にも知っておきたい注意点があります。

 

事前に確認しておきましょう。

 

祖父母を呼ぶ場合の注意点

七五三で祖父母を呼ぶ場合に気を付けたい点は以下の3つです。

 

早めのスケジュール調整を心がける

祖父母を七五三に呼ぶとなったら、まずスケジュール調整を行いましょう。

 

祖父母が遠方に住んでいる、現役で働いているなどの場合は、特に早めのスケジュール確認が必要です。

早めに調整しないと、お互いに都合の良い日程がなかなか決まらないことがあります。

 

七五三の参拝時期はいつ?年齢や日取りの決め方」では、七五三の日取りの決め方についてご紹介していますので、計画を立てる際に参考にしてください。

 

記念撮影や食事会は早めに予約する

七五三のお参りだけでなく、その後に記念撮影やお祝いの食事会を計画されるケースは多いです。

 

七五三の前後は需要が高まり、写真スタジオやレストランの予約が取りにくいことがよくあります。

 

七五三でお参りする日程が決まれば、できるだけ早く、食事をするお店や写真館などの予約を行いましょう。

 

当日のスケジュールは余裕を持って組む

参拝・写真撮影・食事会と、七五三は当日に行うことが意外と多く、想像以上に疲れます。

 

祖父母が参加する場合は少し余裕を持ったスケジュールを立て、祖父母の負担を軽減させましょう。

 

1日ですべてを行うのが体力的に大変ならば、記念写真の前撮りなども検討してみましょう。

 

祖父母を呼ばない場合の注意点

七五三で祖父母を呼ばない場合に気を付けたい点は以下の2つです。

 

家族でお祝いすることをあらかじめ伝えておく

祖父母を呼ばない場合は、家族だけでお祝いすることを事前に伝えておきましょう。

 

七五三の後に報告した場合、実は祖父母は「一緒にお祝いするつもりだった」となることもあります。

 

片方の祖父母だけでなく、両家の祖父母に伝えてくださいね。

 

七五三の様子を報告する

祖父母を呼ばない場合、七五三での子どもの様子をしっかり祖父母に伝えましょう。

記念撮影をしたなら、その写真も一緒にお送りすると喜んでいただけます。

祖父母も一緒に孫の成長を喜べるような心配りを忘れないようにしてください。

 

 

七五三に祖父母を呼んだら食事会はどうする?

七五三に祖父母を呼んだ場合は、その後の食事会にも招待するのが一般的です。

 

食事会の場所は参拝したお寺や神社の近くだと移動が少なくて便利です。

 

子どもを連れての食事になるため、個室のあるお店をおすすめします。

 

中には七五三用のお祝い膳が用意されているお店もありますが、基本的には何を食べても構いません。

七五三の主役である子どもの食べたいものを食べるのも良いでしょう。

 

食事会はお寺や神社への参拝の後に行われるため、参拝のときのままの服装で食事をする場合が多いです。

 

ただし、子どもは食事で衣装を汚してしまう恐れがあるため、着替えた方が無難です。

 

特に着物を着ている場合は動きにくく、お腹が圧迫されご飯が食べられないということも考えられます。

着替えが難しい場合は、エプロンなどを必ず持参し、汚れを防ぎましょう。

 

食事会は「両親が祖父母を招待した七五三のお祝い」です。

そのため、食事代は親が負担するのが一般的なようです。

 

七五三の食事会、挨拶はどうしたらいい?例文や親から子へ贈る言葉も」では食事会の挨拶で伝えるべき内容や例文をご紹介しています。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

まとめ

●七五三に誰を呼ぶかに決まりはなく、祖父母を呼んでお参りしても、家族だけでも、どちらでも構いません。祖父母が遠方に住んでいる、日程の都合が合わないなどさまざまな事情があるので、それぞれの家庭にあった方法で七五三をお祝いしましょう。お祝いをいただいた場合、基本的にはお祝い返しは必要ありませんが、感謝の気持ちを込めてお返しするなら、いただいた金額の1/3〜1/2程度の品物をお送りしましょう。

 

●七五三に祖父母を呼ぶ場合、早めのスケジュール調整や余裕ある当日の予定を心がけ、一緒にお祝いしてくれる祖父母に負担がかからないように注意しましょう。祖父母を七五三に呼ばない場合は、事前に家族だけでお祝いすることをお伝えし、後から、七五三の様子をきちんとお伝えしましょう。記念写真も一緒にお渡しすると喜んでいただけます。

 

●七五三の後は食事会を行うのが一般的です。子連れの食事になるため、個室のある店がおすすめ。大人は参拝したときの服装で構いませんが、子どもは汚してしまう恐れがあるため着替えた方が良いでしょう。基本的に食事代は両親が支払います。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、七五三をはじめ初詣や十三詣りなど様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。

 

ぜひご来山ください。