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安産祈願に腹帯は必要?持参方法や注意点をご紹介

2024年02月08日

安産祈願に腹帯は必要?持参方法や注意点をご紹介

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

赤ちゃんが生まれてくる予定の方は安産祈願について検討する方も多いことと思います。

 

その際、「安産祈願に使われる腹帯は必要なのか」「どんなものを準備すれば良いのか」などが気になる方もいらっしゃいますよね。

 

今回は、安産祈願の腹帯について詳しくお話しします。

 

安産祈願で腹帯を持参する際の方法や注意点についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

安産祈願とは?

安産祈願とは、母子ともに健康な出産ができるようにお寺や神社でご祈祷をする風習です。

 

安産祈願に行く時期は、安定期に入る妊娠5カ月を過ぎたあたりが一般的。

さらに、戌の日に行くのが縁起が良いとされています。

 

なぜ戌の日が良いかというと、犬は子だくさんで安産というのが理由です。

戌の日は干支の周期と同じように12日に一度訪れます。

 

ただし、戌の日に行わなければいけないというわけではありません。

ご体調や同行する家族のスケジュール調整もありますので、他の日に行っても大丈夫です。体調が悪ければ代理の方に行ってもらう方法もあります。

 

服装はカジュアルすぎない方が好ましいです。

赤ちゃんのお母さんは体調を考慮し、緩やかなワンピースなど、体を締め付けすぎない服装が安心でしょう。

 

安産祈願時の服装ついて詳しく知りたい方は、「安産祈願の服装はどうする?マナーや注意点、家族の服装とは」も参考にしてみてくださいね。

 

 

安産祈願に腹帯は必要?

妊婦さん

安産祈願は「帯祝い」ともいわれており、ご祈祷を受けた後、妊婦の方のおなかに腹帯と呼ばれる長いさらしを巻く儀式もあります。

 

この腹帯は「岩田帯」とも呼ばれ、「岩のように丈夫な赤ちゃんが産まれますように」という願いも込められています。

 

そのため、昔ながらの伝統や風習を大事にしたい方は、安産祈願に腹帯を持参するのが良いでしょう。

 

また、腹帯をお寺や神社で授与品としていただける場合もあるので、事前に確認してみましょう。

 

腹帯は必須というわけではないので、あまり使わないなどの理由があるなら、持参しなくてもかまいません。

 

腹帯の役割には、お母さんのお腹を支えてくれること、おなかの冷えを防いだり衝撃から守ってくれることが挙げられます。

 

妊娠期間が長くなるにつれてお腹が大きくなってきてくると、腰痛などに悩まされることもありますが、腹帯は負担を軽減し、正しい姿勢をサポートしてくれますよ。

 

 

安産祈願で腹帯を持参する方法と注意点

腹帯を持参する際の方法や気を付けたいことをお伝えしますので、参考にしてください。

 
 

腹帯の持参方法

安産祈願で腹帯を持参する際の厳密な決まりはないので、あらかじめおなかに巻いておいても、そのまま持参してもかまいません。

 

妊婦帯と呼ばれるタイプや骨盤ベルトなども、基本的には腹帯として持参できます。

 

しかし、お寺や神社によっては持ち込めない場合もありますので、確認しておくと安心です。

 

腹帯を持参する際の注意点

腹帯はできるだけ新品のものを持参するようにしましょう。

 

妊婦帯や骨盤ベルトなどは、安産祈願に行く前から愛用している方もいるかと思いますが、ご祈祷用には新品を用意しておくのがベスト。

 

もし、すでに使用している腹帯を持参する場合は、なるべく新しく、使用回数が少ないものが良いです。

 

また、お寺や神社には参拝などで、さまざまな方が訪れます。

腹帯を持参するときには、誰に見られても恥ずかしくない方法で持ち込むと良いでしょう。

 

特に、妊娠帯などは下着のように見えてしまう可能性もあるので、風呂敷に包んだり、紙袋に入れたりして、中身が見えないようにするのがおすすめです。

 

 

近年の腹帯の種類もご紹介

近年の腹帯には実用性も考慮したものなど、さまざまな種類があります。

 

ご紹介しますので、ぜひ参考に選んでみてくださいね。

 

ただし、先ほどお伝えしたように妊婦帯と呼ばれるタイプは、お寺や神社によっては持ち込めない場合があるので、購入前に確認をしておきましょう。

 

さらし布タイプ

伝統的な昔から使われている長いさらしを巻くタイプ。

体調やおなかの大きさに合わせて自由に巻き方を変えられますが、長くて巻くのが大変だったり、ずれてしまうといった点もあります。

帯祝いに最適なタイプです。

 

妊婦帯 腹巻タイプ

腹巻のように筒状になっている形状で、ショーツの上から着用します。

伸縮性がありサポート力もソフトなため、リラックスして過ごせます。

おなかをすっぽりと包み込むので、冷え対策としても効果的です。

 

妊婦帯 パンツタイプ

パンツタイプはおなかをしっかり支えるものから、腰をサポートするもの、検診が楽になる機能がついているものなど、さまざまなタイプがあります。

 

腰痛があるので腰をサポートしたい方はベルトがついているタイプ、検診を楽に受けたいなら妊娠帯をはいたまま検診が受けられるタイプなど、お悩みに合わせて選んでみましょう。

 

 

まとめ

●安産祈願とは、母子ともに健康な出産ができるように、お寺や神社でご祈祷をしてもらう風習。時期は妊娠5カ月以降に行くのが一般的です。多産と安産の犬にあやかり、戌の日に行うのが縁起が良いとされています。服装はきちんとした格好が望ましいですが、赤ちゃんのお母さんは体を締め付けない服装にしておきましょう。

 

●伝統や風習を大事にしたい方は安産祈願に腹帯があると良いですが、なくてもかまいません。また、腹帯をお寺や神社で授与品としていただける場合もあるので、事前に確認してみましょう。腹帯にはおなかを支えたり、温めたり、衝撃から守ったりする大切な役割があります。

 

●安産祈願で腹帯を持参する際は、あらかじめ巻いておいても、持参して行っても良いです。妊娠帯や骨盤ベルトでも腹帯としてご祈祷を受けられるところは多いですが、お寺や神社によってご祈祷可能な種類が異なるので、事前に確認しておきましょう。腹帯を持参する際には、なるべく新しいものにし、風呂敷などで包み中身が見えないように持ち運ぶようにしてくださいね。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、安産祈願をはじめお宮参りや七五三、十三詣りなど、さまざまな護摩祈祷を行っています。

 

ぜひご来山ください。