村松虚空蔵尊だより
2019年12月05日
こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。
お正月のメインイベントである初詣。
しかし、行きたくても様々な事情で行けない方もいらっしゃると思います。
初詣に行かない人ってどれくらいなんだろう?自分だけ?
参拝しなかったら、今年1年良くないことが起きるのかな?
どうして参拝する必要があるの?
参拝の代わりにできることってあるのかな?
…このように、不安になっていませんか?
今回は、初詣に参拝できない方の疑問にお答えしますね。
あるアンケートによると、初詣に行く割合は56.6%、行かない割合は43.4%という結果。
半数近くが初詣には行かない、ということですね。
毎年たくさんの方が参拝に訪れているので、この数字には驚きです!
参拝できない理由は様々ですが、以下の理由が多いようです。
・年末年始が仕事
・人混みが苦手
・病気や怪我等の体調不良
・子どもが小さい
参拝できない理由は人それぞれ。無理にお寺や神社へ行く必要はないので大丈夫ですよ。
むしろ、体調が悪い場合などはゆっくりとお正月を過ごし、休み明けに備えましょう。
初詣に行かないと運気が下がったり、悪いことが起きるかも?と思うかもしれませんが、そんな心配は全くありません。
初詣とは、新しい年が明けてお寺や神社へ初めてお参りし、旧年を無事に過ごせた感謝を伝え、新年の無病息災を祈願することです。
おみくじを引いたり、お守りを受けたり、甘酒を飲んだりと楽しいイベントもありますが、参拝できなくても、新年の抱負を伝えたり、ご利益を授かる行いは他にもあります。
初詣には行かないけど良い1年になるよう何かしたい!という場合。
実は色々な方法があります。ここではおすすめの4つをご紹介します。
遥拝(ようはい)とは、遠く離れた所から神仏などを拝むことです。
直接参拝できなくても、ご自宅からご本尊の方角に向かって拝むだけでも十分初詣になります。
財布が膨らむ様子から、1~3月に買う春財布(=張る財布)は金運アップに良いとされています。新しい財布だと、気分も明るくなりますよ。
初売りで購入するのも良いですし、4月から進学や新生活が待っている親しい人にプレゼントするのも良いですね。
黒豆はまめに働けるように、数の子は子宝・子孫繁栄といったように、おせちの食材には、ひとつひとつ願いが込められています。
おせちの意味を知って食べると、より味わうことができますね。
それに、なんといっても1年の始まりのごちそう!
家族・親戚みんなで美味しい食事と共に新年をお祝いしましょう。
人混みが苦手という方は「年末詣」はいかがでしょうか。
年末は仏様や神様のパワーが強まる時期で、ご利益も大きいです。
初詣より人が少ないので、ゆったりと参拝できますよ。
大晦日の深夜0時にまたがって初詣をする2年参りという方法もあります。
子どもが小さいと深夜には外出できないですし、年始に仕事があると、なかなか実施できないお参り形式です。
タイミングが合えばぜひ試してみてはいかがでしょうか。
・初詣に行かない人は4割強。行かない理由としては仕事や体調不良、人混みが苦手などです。初詣の目的は、旧年を無事に過ごせた感謝を伝え、新年の無病息災を祈願すること。参拝できないからといって良くないことが起きるということはありません。
・初詣の代わりとして遥拝する、財布を新調する、おせちを食べる、年末詣に行く、などがあります。特に年末詣は仏様や神様のパワーが強まり、ご利益が大きいです。初詣に比べて人も少ないので、初詣に行きたいけど人混みが苦手という方におすすめです。
茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ初詣や七五三など様々な年中行ごとで護摩祈祷を行っています。