村松虚空蔵尊だより
2023年12月16日
こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
破魔矢(はまや)は、お正月にお寺や神社に初詣に行った際に授与される縁起物。
しかし、どのようなもので、どのような意味があるかわからないという方もいるのではないでしょうか。
正しい飾り方を知らない、という方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、初詣で授与される破魔矢についてお話しします。
破魔矢の意味や飾り方、処分方法などをご紹介しますので、ぜひご参考ください。
破魔矢(はまや)は矢の形状をした魔除けとなる縁起物で、「矢で災いを打ち破り、幸せを手にいれられる」という意味が込められています。
一般的にはお正月の初詣の際にお寺や神社で破魔矢を授与してもらうことが多いです。
「一年間の好機を射止める」という意味もあり、一年間の幸福を願いながら飾ります。
初詣のほか、男の子が生まれてから迎える初正月や、七五三などでお寺や神社を訪れた際に授与される風習もあります。
破魔矢は現在は矢だけですが、もとは弓(破魔弓)とセットでした。
破魔矢の由来は、正月に行われていた「射礼(じゃらい)」や「破魔打(はまうち)」と呼ばれる占い。
その年の豊作を願って的に向かって矢を放つというもので、江戸時代以降には弓矢を子どもの成長を願う縁起物として持ち帰っていたそうです。
やがて、次第に矢だけを授与する習慣となり、現在のように正月の縁起物として初詣の際に授与されるようになったといわれています。
初詣の歴史や由来についても「初詣の意味や由来、歴史を知って有意義なお参りに」でご紹介していますので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
破魔矢は授与されたら、魔除けとして家の中に飾ります。
お正月に正月飾りとして飾るのはもちろん、一年中飾っていても問題ありません。
もしお正月の間だけ飾るのであれば、小正月である1月15日を過ぎた頃に片付けましょう。
それでは、初詣で授与された破魔矢の飾り方についてご紹介します。
主に、次のような場所に飾るのがおすすめです。
破魔矢は縁起物なので、神棚や床の間がある場合はそちらに飾りましょう。
神棚も床の間もない場合は、家族みんなが集まる場所であるリビングや、子どもの成長を願って子ども部屋に飾るのもおすすめです。
破魔矢を飾る際は、目線より高い場所に飾ります。
部屋に災いを入れないという意味で、部屋のドアの上に飾るのも良いですね。
また、家の外から悪いものが入ってこないように、玄関に飾る方も多いです。
破魔矢を家の中に飾る際は、とくに矢の向きや方角を気にする必要はありません。
もし方角が気になる場合は、破魔矢の矢先をその年の凶の方角に向けると良いでしょう。
破魔矢を飾る際は「破魔矢置き」などを活用して目線より高い位置に置きます。
破魔矢を置く場所がないときは、壁に小さな棚を取り付けておいたり、フックなどを設置して寝かせるように破魔矢を置いたりしても問題ありません。
お正月に初詣で授与された破魔矢は、同じものを毎年飾るのではなく、1年ごとに新しいものと交換する必要があります。
これは、お札やお守りも同じです。
一般的に、破魔矢を授与された翌年に、授与されたお寺や神社にお返しします。
古いお守りなどを返す「納札所」が設けられていればそちらへ返し、なければ寺務所や社務所に持ち込みましょう。
なお、授与されたお寺や神社に返しに行くことができない場合は、ほかの寺社でも引き受けてくれるところもあるので確認しましょう。
ただし、お寺で授与された破魔矢はお寺に、神社で授与された破魔矢は神社にそれぞれ返すのがマナーとなっていますので、お気をつけください。
お寺や神社で集められた破魔矢などの縁起物は、お清めやお焚き上げをして処分されます。
●破魔矢は魔除けとなる縁起物。一般的にはお正月の初詣の際にお寺や神社で破魔矢を授与してもらい、一年間の幸福を願いながら飾ります。破魔矢は現在は矢だけですが、もとは弓とセットで、射礼や破魔打と呼ばれる占いが由来となっています。
●破魔矢を授与されたら、家の中に飾ります。あれば神棚か床の間、なければリビングや子ども部屋、玄関がおすすめです。ただし、破魔矢を飾る場合は目線より高い場所に飾りましょう。
●お正月に初詣で授与された破魔矢は、1年ごとに新しいものと交換します。一般的に、破魔矢を授与された翌年に、授与されたお寺や神社にお返しします。納札所が設けられていればそちらへ、なければ寺務所や社務所に返却しましょう。その後、お清めやお焚き上げをして処分されます。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、方位除けをはじめ、厄除けや七五三、お宮参り、節分追儺式などさまざまな年中行事で護摩祈祷を行なっています。
ぜひご来山ください。