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初詣に着物を着たい!おすすめの柄や防寒対策・注意点を紹介

2024年04月05日

初詣に着物を着たい!おすすめの柄や防寒対策・注意点を紹介

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

初詣で着物姿の方を見かけると、晴れやかな気分になり、新年の訪れを実感しますね。

 

普段着物を着慣れない方にとっても、初詣は着物を着る絶好の機会です。

 

今回は初詣で着物を着る際におすすめの着物の種類や柄、注意点などをご紹介します。

 

初詣の着物は、背筋がしゃんとするような特別な感覚を与えてくれるでしょう。

初詣に着物を着ることを検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

初詣におすすめの着物の種類や柄をご紹介

着物には、着ていく場所や立場に合わせてルールがあります。

これが、着慣れていない方が着物を難しく感じる理由の一つ。

 

まずは着物の種類を確認し、初詣にぴったりの着物を選びましょう。

 

初詣のおすすめの着物の種類

着物には「格」があり、その場にふさわしい着物の種類があります。

 

着物の基本となる格は、大きく分けて次の4つです。

  • ・第一礼装(最礼装):打掛、黒留袖、黒紋付、本振袖など
  • ・略式礼装(準礼装):色留袖、訪問着、付け下げ、色無地、振袖など
  • ・外出着:付け下げ小紋、小紋、絞りなど
  • ・普段着:紬、ウール、木綿、浴衣など

 

第一礼装とは結婚式やお葬式など特別なときに着る着物のこと。

 

略式礼装は、結婚式の参列や入学式などのフォーマルなシーン、外出着はパーティーや観劇など、華やかな装いが必要なシーンに着る着物です。

 

買い物などのちょっとした外出などの際には普段着を着ます。

 

初詣に着る着物に特に厳しいルールはなく、フォーマルな着物でも、比較的カジュアルな着物でも問題ありません。

 

例えば、一年の始まりを華やかに装いたい方には、格の高い振袖や訪問着がおすすめです。

 

比較的カジュアルなものがお好みなら、ぜひ小紋をチェックしてみてください。

色や柄が豊富なため、自分の好みの着物を選べますよ。

 

初詣の着物や帯におすすめの柄は?

初詣の着物や帯の柄にもこれといった決まりはありませんが、せっかくの新しい一年のスタートなので、縁起の良い柄のものを選ぶと良いでしょう。

 

初詣にぴったりの柄を5つ、参考にご紹介します。

  • ・宝づくし:さまざまな宝物を並べた縁起の良い柄
  • ・鶴:長寿と夫婦円満の象徴で、初詣だけでなく結婚式でも定番の柄
  • ・扇:末広がりの形が「未来への明るい展望」の象徴とされており、新年にぴったりの柄
  • ・椿:「高貴さ」の象徴。冬の花なので季節感も感じられる華やかな柄
  • ・松竹梅:忍耐力や生命力を象徴する縁起の良い柄

 

お正月感を出したいなら、松竹梅模様や縁起物の鶴、宝づくしが、シンプルなデザインが好みなら扇の模様がおすすめですよ。

 

椿の柄は女性らしく、優雅で高貴な印象になります。

 

 

初詣に着物を着るときは防寒対策もしよう

初詣

着物で初詣に行くと決めたら、欠かせないのが防寒対策です。

 

長時間、屋外で過ごすことになる場合は、特にしっかりと対策しましょう。

 

アウター

着物の際は、普通のコートでは袖などがもたついてしまうため、衿や袖まわりにゆとりのある和装コートがおすすめ。

素材は洋装のコートと同じなので、防寒機能も安心です。

 

また、ケープやポンチョもおすすめのアウターの一つ。

着物専用のものでなくても問題ありません。

落ち着いた色合いのものが、着物とコーディネートしやすいです。

 

小物

着物を着ていると首元が冷えるため、ショールやストール、マフラーは必需品といえます。

 

また、意外と忘れがちなのが、足元の冷え対策。

和装用のストッキングなども販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

レッグウォーマーもおすすめです。

 

足先の防寒には、足袋の上に重ねて履く足袋カバーを活用してみましょう。

 

 

初詣に着物を着るときの注意点もチェック

初詣では、着物に着慣れていないという方も多いはず。

 

着物を着る際に気を付けたい注意点をご紹介します。

 

着崩れに気を付ける

着物を着慣れていない場合、時間が経つと着崩れしてしまうことがあります。

 

特に初詣の人混みの中では、袖や裾を誰かに踏まれてしまうことも。

階段を上がる際なども、自分で踏んでしまうことが多いので、足元に気を付けて上り下りしましょう。

 

草履ずれ対策をしておく

普段から草履を履く習慣がないと、指の付け根や足の甲に草履擦れができてしまうことがあります。

いざというときに対応できるように、絆創膏を用意しておくと良いでしょう。

 

不安な場合は、草履ずれになりそうな部分にあらかじめ絆創膏を貼っておくのがおすすめです。

足への負担を和らげる、草履用のジェルパッドなどもありますよ。

 

早めに着付けの手配をするように心がける

自分で着付けができない場合は、美容院や着付け師の方に依頼することになります。

 

お正月はお店が閉まっているところが多い上、予約も混み合います。

気がつけば、予約が取れないという可能性もあるでしょう。

初詣に着物を着ると決めたら、できるだけ早めに着付けの予約をしておくと安心です。

 

初詣の持ち物については「初詣の持ち物は?必需品や適した服装をチェック!」で、詳しくご紹介しています。

ぜひ、参考にしてください。

 

 

まとめ

●着物には着ていく場所や立場に合わせてルールがありますが、初詣の着物には厳しいルールはなく、振袖や訪問着のようなフォーマルな着物でも、小紋のような比較的カジュアルなものでも問題ありません。着物や帯の柄は、新年なので縁起の良い柄がおすすめです。

 

●着物で初詣に行くなら、防寒対策を万全にしましょう。アウターには衿や袖まわりにゆとりのある和装コートがおすすめです。ポンチョやケープなら、着物専用のものでなくても使えます。着物は首回りが冷えるため、ショールやストール、マフラーを用意すると良いでしょう。足元は和装用のストッキングやレギンス、足袋カバーなどで対策してみてくださいね。

 

●着物に着慣れていない方の場合、着崩れに注意してください。初詣の人混みの中では袖や裾を踏まれてしまうことも。特に階段の上り下りの際は要注意です。草履ずれ対策も忘れないようにしましょう。また、自分で着付けができない場合は、美容院などへの予約が必要です。お正月は閉まっているお店も多いため、できるだけ早めの予約をおすすめします。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、元旦護摩祈願をはじめ、十三詣りや七五三、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行なっています。

 

ぜひご来山ください。