村松虚空蔵尊だより
2025年12月30日

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
年が明け、新たな気持ちでお寺や神社へ足を運ぶ初詣。
清らかな空気の中で過ごす時間はとても心が落ち着きますが、一方で「とにかく外が寒い」「並んでいる間に体が冷え切ってしまう」という声も多く聞かれます。
特に境内や参道は冷たい風が通りやすいため、しっかりとした寒さ対策が欠かせません。
また、赤ちゃんや小さなお子さん連れの方は、よりしっかりした準備が必要です。
そこで今回は、初詣で快適に過ごすための寒さ対策のポイント、着物で参拝する際の防寒方法、気を付けたい注意点などをご紹介します。
初詣では、参拝の列に並んだり境内を歩いたりと、屋外で過ごす時間が長くなりがちです。
事前に防寒対策をしっかり確認しておきましょう。
寒さ対策の基本は、体の中心(体幹)を冷やさないことです。
インナーには吸湿発熱素材などの暖かい素材を選び、上にはニットやタートルネックなどの中間着を重ねると効果的です。
アウターは風を通しにくいロングコートやダウンジャケットが安心です。丈の長いアウターは腰や太ももを覆い、より体を温められます。
初詣での持ち物については「初詣の持ち物は?必需品や適した服装をチェック!」もあわせてご覧ください。
首・手首・足首の「3つの首」を温めることは、全身の防寒にとても効果的です。
これらの部分は皮膚のすぐ下を太い血管が通っているため、外気の影響を受けやすいです。
マフラーや手袋、足首の隠れる分厚い靴下などでしっかり温めましょう。
さらに、耳や頭も冷えやすい部分なので、ニット帽などで防寒すると安心です。
ただし、参拝時には仏様や神様への敬意を示すため帽子を外すのが一般的なマナーとされています。
忘れないようにしましょう。
列に並ぶなど立ち止まる時間が長い初詣では、足元の冷えが体全体に影響します。
スカートの場合でもパンツの場合でも、下にインナーを一枚重ねて履くだけで外での待ち時間がぐっと快適になります。
タイツ、レギンス、防寒インナーなど、手持ちの暖かいものを活用してください。
また、靴は歩きやすさと防寒性を兼ね備えたものを選びましょう。
ヒールの低いショートブーツや、防水性のあるスニーカーなど、底にクッション性があるものがおすすめです。
厚手の靴下や足先用カイロを合わせると、冷えをしっかり防げます。
雪が積もる地域に初詣へ行く場合は、通常の防寒に加えて雪対策も必要です。
防水性のあるブーツは、雪道でも足元が濡れにくく、冷えを防げます。
靴底は、溝がしっかり入っているものや、滑りにくい仕様の素材を使ったタイプだと安心です。
また、前日にアウターに防水スプレーをかけておくと、雪や雨が染み込みにくくなります。
赤ちゃんや小さなお子さんは体温調節が未熟で大人より体温が奪われやすいため、初詣の際には特に丁寧な寒さ対策が必要です。
ベビーカーは地面に近く、地面からの冷気で底冷えしやすいので、防寒ブランケットや風よけカバーを用意しましょう。
抱っこ紐の場合は、赤ちゃんをすっぽり包み込む専用ケープを使うと安心です。
お子さんには帽子・手袋・マフラーをしっかり着けさせ、体が冷えすぎていないか、逆に汗ばんで暑くなりすぎていないか、こまめに様子を確認してあげてください。
子ども連れの初詣については、「初詣へ子連れで安心して行くためのポイントをご紹介!」でも詳しくご紹介しています。

着物で初詣に行くと、凜とした美しさがより際立ちますね。
ただし、首元や袖口、裾から冷たい空気が入りやすく、洋服に比べて体温が逃げやすいため、より念入りな防寒が必要です。
ここでは、着物の雰囲気を損なうことなく、寒さを和らげるポイントをご紹介します。
着物の防寒は、見えないところでどれだけ暖かくできるかが大切です。
肌襦袢の下に、吸湿発熱素材のインナーなどを重ねると保温性が高まり、外から見えることなくしっかりと冷えを防げます。
襟ぐりが広めのものを選ぶと、着物の衿元から見えにくく安心です。
下半身はスパッツやレギンスを合わせると、足元から伝わる冷えを軽減できます。腰まわりや太ももまで覆う丈のものを選ぶと、長時間の待ち時間でも冷えにくくなります。
首元は特に冷えやすい部分です。
薄手のショールやストールをふんわりとまとえば、暖かさがぐっと増します。
ウールやカシミヤなど着物に合う上質な素材がおすすめです。
草履は底が薄く、地面からの冷えが伝わりやすいです。
足袋ソックスや着物用のストッキングなどを重ねて履くことが効果的です。
防寒性能の高い防寒草履、足袋用カイロを併用するのも良いでしょう。
着物の上からさっと羽織れる和装コートは、体をしっかり温めながら見た目の上品さも保てるため、初詣にもぴったりです。
カシミヤやフラノなどの素材は防寒性が高く、長時間の屋外でも冷えにくいのが魅力です。
なかでも、黒のベルベット素材のコートはフォーマル感があり、どんな色柄の着物にも合わせやすい万能アイテムです。
特別感のある雰囲気が出せるので、晴れやかな新年の装いにもよくなじみます。
拝殿でお参りするときはコートを脱ぐのが一般的なマナーとされていますが、境内を移動する際や外で待つ際は、しっかり着用して冷えを防ぎましょう。
寒さ対策として厚着をしすぎると、着物が着崩れしやすくなってしまいます。
インナーは厚すぎないものを選ぶと、きれいなシルエットを保ちやすいです。薄手のインナーを重ねて防寒するのがコツです。
帯の中にカイロを入れる際は、低温やけど防止のため、肌に直接触れないよう十分に気をつけてください。
寒さ対策以外に初詣で気をつけたいポイントも確認しましょう。
初詣は、仏様や神様にご挨拶をする大切な行事です。
特に決まりはありませんが、露出の多い服装や、スウェットのようなカジュアルすぎる服装は控え、清潔感のある装いを心がけるのがおすすめです。
また、動物の毛皮やアニマル柄は「殺生」を連想させるため、避けたほうが良いとされています。
明確な禁止事項ではありませんが、仏様や神様、周囲の人への配慮という意味でも、控えめな服装を選ぶと安心です。
初詣では、お寺と神社で作法が異なります。
お寺では手を叩かずに静かに合掌し、神社では「二拝、二拍手、一拝」(神社によります)で手を叩いて参拝します。
願い事をする際は、まず名前と住所を伝え、昨年の感謝を述べてから願い事を一つだけ伝えるのが丁寧です。
参拝作法については、次の記事で詳しくご紹介しているので参考にしてくださいね。
初詣のお賽銭はいくら入れるのが良い?お賽銭の意味や参拝方法も確認
初詣は三が日を中心に多くの人が訪れ、非常に混雑します。
人混みでは立ち止まらず、流れに合わせてゆっくり歩くことが大切です。
貴重品は身体の前に抱えるなど、防犯面にも気を配りましょう。
お子さまやご高齢の方と一緒の場合は、手をつないで歩く・目立つ色の服を着用するなど、安全面を優先してくださいね。
「初詣へ子連れで安心して行くためのポイントをご紹介!」も、ぜひ参考にしてください。
寒い中で長く外にいると、体調を崩しやすくなります。
温かい飲み物やカイロを持参すると、その場ですぐ体を温めることができて安心です。
混雑で疲れたと感じたら、無理せずこまめに休憩を挟みましょう。
体調が優れない場合は、別の日にお参りするなど、柔軟な対応も大切です。参拝の日程をずらすことはマナーの上でも問題ありません。
●初詣の寒さ対策は、重ね着、「三つの首」(首・手首・足首)を温める、足元の防寒がポイントです。雪の降る地域では防水性のある靴やコートを用意し、赤ちゃんや小さなお子さん連れの場合は大人以上に防寒対策を徹底しましょう。
●着物でお参りする場合も、インナーや足袋の工夫、羽織りものやストールを活用し十分に防寒しましょう。和装コートやストールなどを上手に使うと、おしゃれと暖かさを両立できます。
●寒さ対策以外にも、服装のマナーや参拝の作法、混雑への備えなどに気をつけることが大切です。体調管理にも十分注意し、無理のない範囲でお参りしましょう。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、初詣をはじめ、十三詣りやお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈願を行なっています。
ぜひご来山ください。