村松虚空蔵尊だより

トップ > 村松虚空蔵尊だより > 初詣の知識 > 初詣のお賽銭はいくら入れるのが良い?お賽銭の意味や参拝方法も...

初詣のお賽銭はいくら入れるのが良い?お賽銭の意味や参拝方法も確認

2021年11月30日

初詣のお賽銭はいくら入れるのが良い?お賽銭の意味や参拝方法も確認

こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。

 

お正月に「今年一年もまた無事に過ごせますように」と願いを込めて参拝する初詣。

「初詣のお賽銭はいくら入れるのが良いのだろう」と気になったことはありませんか?

 

今回はお賽銭の意味や縁起が良いとされている金額、初詣の参拝方法についてご紹介します。

初詣の前に、ぜひチェックしておきましょう!

 

 

初詣のお賽銭の意味

初詣のお賽銭は「お願いごとを叶えてもらうために入れる」と思っている方が多いと思います。

 

お賽銭の意味はお寺と神社で異なりますが、実はどちらも「願いを叶えるため」ではありません。

 

お寺の場合、お賽銭は「お布施」とみなされます。

お布施は自分の欲や執着といった「煩悩」を手放す修行の1つと考えられており、お賽銭を入れることは煩悩を捨てることになります。

 

神社の場合、お賽銭は「日頃の感謝の気持ちを神様に伝えるために捧げるもの」です。

「賽」には「お礼参り」の意味があり、願いごとが成就したお礼としてお金を奉納します。

 

元々はお米や海の幸、山の幸などをお礼の供物として奉納していましたが、次第に金銭をお供えするように変わっていきました。

 

お賽銭は、お寺の場合は修行の一環として、神社の場合は神様に感謝の気持ちを伝える行為ですので、賽銭箱に入れる際は強く投げ入れるのではなく丁寧に入れるのが望ましいです。

 

 

初詣のお賽銭はいくら入れるのが良い?語呂合わせがあるって本当?

初詣のお賽銭はいくら入れたら良いのか気になりますよね。

 

お賽銭は、お寺の場合は修行としてのお布施、神社の場合は神様に感謝の気持ちを伝えるためにお金を奉納することになるので、金額に決まりはありません。

 

しかし、「少しでも縁起の良い金額を納めたい」と思う方もいらっしゃると思います。

ここでは、一般的に縁起が良い・悪いとされる硬貨やお札、語呂合わせの金額についてご紹介します。

 

縁起の良い硬貨・悪い硬貨は?お札で納める場合もご紹介

穴があいている5円玉と50円玉は「見通しが良い」とされており、縁起の良い硬貨といわれています。

 

また、1万円札は「円」と「万」があることから「円満に通ず」という意味で縁起が良いとされています。

 

逆に10円玉は「遠(十)縁(縁が遠ざかる)」、500円玉は「これ以上の効果(硬貨)はない」という意味から縁起の悪い硬貨といわれています。

 

お賽銭をお札で納める場合はそのまま賽銭箱に入れず、白い封筒(賽銭袋)に入れます。

お札はできるだけ新札を用意しましょう。

 

賽銭箱に入れるのが心配な方は、お寺の場合は寺務所、神社の場合は社務所で預かってもらうと良いでしょう。

 

縁起の良い語呂合わせ

縁起が良いとされる金額の語呂合わせは以下の通りです。

 

5円・・・(5円玉1枚)ご縁(5円)がありますように

10円・・・(5円玉を2枚重ねて)重ね重ねご縁がありますように

11円・・・いい縁がありますように

15円・・・(5円玉を3枚で)十分ご縁がありますように

20円・・・(5円玉4枚で)よ(4)いご縁がありますように

25円・・・(5円玉5枚で)二重にご縁がありますように

30円・・・(5円玉6枚で)安定と調和(=六角形のもつ意味)のとれたご縁がありますように

35円・・・(5円玉7枚で)再三ご縁がありますように

40円・・・(5円玉8枚で)末広にご縁がありますように

41円・・・終始良い縁がありますように

45円・・・(5円玉9枚で)終始ご縁がありますように

50円・・・(5円玉10枚、もしくは50円玉1枚で)ご縁が10倍ありますように

55円・・・いつでもご縁がありますように

105円・・・十分にご縁がありますように

115円・・・いいご縁がありますように

125円・・・十二分にご縁がありますように

485円・・・四方八方からご縁がありますように

 

縁起の悪い語呂合わせ

一般的に、縁起が悪いといわれている金額の語呂合わせは以下の通りです。

 

33円・・・散々(さんざん)な年になる

65円・・・碌(ろく)なご縁がない

69円・・・碌なこと、碌な縁がない

75円・・・なんのご縁もない、泣くようなご縁にあう

85円・・・(8を「や」と読むことから)やっぱりご縁がない

95円・・・苦しいご縁にあう、これでもご縁がない

 

一般的に縁起の良い・悪いといわれている硬貨や金額の語呂合わせをご紹介しましたが、これらはあくまでもゲン担ぎであり、お賽銭の金額の大小は関係ありません。

 

初詣の参拝で大切なのは仏様や神様に感謝の気持ちを伝えること。

願いごとがあって大きな金額を納めたい場合は、ご祈願をあげてもらうこともできますよ。

 

 

初詣の参拝方法も確認!

初詣

初詣は、お寺や神社を参拝し去年を無事に過ごせた感謝を伝え、今年もまた無事に過ごせるように願う行事です。

ここではお寺と神社それぞれの参拝方法についてご紹介します。

 

お寺の参拝方法

お寺の参拝方法の手順は以下の通りです。

 

①山門をくぐって敷地に入る

お寺の敷地に入る際は山門という大きな門をくぐって入ります。

門を通る前には軽く一礼し、敷居を踏まずにまたいで通ります。

 

参道の中心は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、仏様の通り道といわれています。

通るときは真ん中ではなく左右の端を歩くようにしましょう。

 

②手水舎(ちょうずや)で手を清める

参道を進むと「手水舎」という水場がありますので、そこで参拝前に手を清めましょう。

 

まず右手で柄杓を持って水をすくい、左手に水をかけて清めます。

次に柄杓を左手に持ち替えて同様に右手を清め、再度右手に柄杓を持ち替えて左手に水を少量ためて口をすすぎます。

 

最後は柄杓を縦にして柄杓の持ち手に水をかけて清めます。

 

③参拝する

参道の途中に線香を供える香閣(こうかく)がある場合は、線香の煙を浴びて体を清めます。

 

煙を体の悪い部分や痛い部分にあてるとご利益があるといわれています。

寺院によっては線香を購入してお供えすることもできますよ。

 

本堂の前まで来たらまずは一礼して賽銭箱にお賽銭をそっと入れます。

 

鰐口(わにぐち:銅鑼のような鳴らす仏具)がある場合は静かに1度鳴らし、合掌しながら心のなかで仏様へ感謝と祈願の言葉を述べ、一礼をして参拝完了です。

 

神社の参拝方法

神社の参拝方法の手順は以下の通りです。

 

①鳥居をくぐって敷地に入る

神社の敷地に入る際は鳥居をくぐって入ります。

 

お寺の場合と同様に、門を通る前には軽く一礼し、参道の左右の端を歩くようにしましょう。

 

②手水舎で手を清める

神社の敷地に入ったら手水舎で手を清めましょう。

 

手順はお寺の場合と同様で、左右の手を清めたあと口をすすぎ、最後は柄杓の持ち手を清めて終了です。

 

③参拝する

本殿の前に来たら鈴を鳴らし、お寺の場合と同様に賽銭箱にそっとお賽銭を入れます。

 

神社にもよりますが、一般的な神社の参拝方法は「二礼二拍手一礼」です。

 

深く2回お辞儀をし、大きく2回手を叩いてから手を合わせたまま心の中で神様にご挨拶をします。

最後に1回深くお辞儀をして参拝終了です。

 

 

初詣はお寺と神社どちらを参拝してもかまいません。

「お寺も神社も初詣に行きたい!」という方は両方参拝しても大丈夫ですよ。

 

初詣の由来や参拝方法については下記のコラムでもご紹介していますので、ぜひご参考ください。

初詣の意味や由来、歴史を知って有意義なお参りに

初詣はお寺と神社どちらに行く?参拝やマナーの違いとは

 

 

まとめ

●お賽銭の本来の意味は、お寺の場合は「お布施(煩悩を手放す修行の1つ)」、神社の場合は「日頃の感謝の気持ちを神様に伝えるために捧げるもの」です。お賽銭を賽銭箱に入れる際は強く投げ入れるのではなく、丁寧に入れるのが望ましいです。

 

●初詣のお賽銭の金額に決まりはありません。一般的に5円玉・50円玉・1万円札が縁起が良いといわれています。「ご縁がありますように」といった語呂合わせから5円や50円など縁起の良い金額を入れるのが良いといわれることもありますが、語呂合わせや金額の大小にこだわりすぎず、しっかりと心を込めて参拝することが大切です。

 

●初詣の基本的な参拝方法は、敷地に入る前に一礼し、参道の端を歩きます。その後手水舎で手を清め、お寺の場合は本堂、神社の場合は本殿の前でお賽銭を入れてから参拝します。初詣はお寺と神社どちらか一方でも、両方参拝してもかまいません。

 

初詣の参拝は、ぜひ茨城県の村松山虚空蔵堂へ。

 

茨城県の村松山虚空蔵堂は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。

 

護摩木札・交通御守の郵送受付も対応していますので、お気軽にお問い合わせください。