村松虚空蔵尊だより
2026年07月28日

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
近年、御朱印集めを楽しむ方が増えていますが、御朱印にはどのような歴史があるかご存知ですか?
今回は、御朱印がいつから始まり、どのように広まっていったのか、そしてなぜ多くの人に愛されるブームとなったのかをご紹介します。
御朱印とは、お寺や神社に参拝した証として授与される墨書きと朱印のことです。
現在ではお寺や神社へお参りした後にいただくものとして親しまれています。
一般的には、お寺や神社の名前などが墨で書かれ、朱色の印が押されているのが特徴です。お札やお守りと同じように、仏さまや神さまへの敬意を持って大切に扱いましょう。
御朱印の起源には諸説ありますが、巡礼者がお寺へ写経や経文を納めた際に受け取った、納経の証にあると考えられています。
中世には、全国各地の霊場を巡り、法華経を納める「六十六部」と呼ばれる巡礼者がいました。
六十六部は、各地で納経を行ったことを示すため、お寺や神社から納経の受け取りを記した書付を受け取っていました。
これが、御朱印につながる文化の一つとされています。
当時は、現在のように朱印を押し、墨書きをいただく形が必ずしも一般的だったわけではありません。
納経をしたことや巡礼をしたことを記す帳面そのものが、信仰の歩みを残す大切な役割を担っていました。
江戸時代になると、西国三十三所や四国八十八カ所などの巡礼が広まりました。
巡礼者は納経帳を携え、訪れたお寺や神社で記帳していただくようになります。
次第に、写経を納めることだけでなく、参拝したことを記す意味合いも強くなっていきました。
また、旅に出ることが限られていた時代には、遠方の霊場を巡ること自体が特別な経験でした。
納経帳に残された記録は、信仰の証であると同時に、長い旅を重ねた足跡でもあったのです。
明治時代以降は、交通網の発達によって、多くの人が寺社を訪れやすくなりました。
参拝や巡礼は、信仰のためだけでなく、各地の歴史や文化に触れる旅としても親しまれるようになります。
そのなかで、お寺や神社を訪れた記録として印を集める文化が広がっていきました。
現在のように、寺社名や日付を墨書きし、朱印を押す御朱印の形も少しずつ定着していったと考えられています。
なお、「御朱印」という呼び方が広く見られるようになるのは、昭和初期以降とされています。
近年は、御朱印帳を持って寺社を巡る方が増えています。
背景には、御朱印ごとに異なる筆文字や朱色の印、お寺や神社ごとのデザインを楽しめることがあります。
季節や行事に合わせた御朱印を授与するお寺や神社もあり、旅の思い出として大切に保管する方も少なくありません。
また、御朱印をきっかけに、その土地の歴史や、お寺・神社について知る機会が生まれることもあります。
一方で、御朱印は本来、納経の証しとしていただいてきたものです。
現在も、お寺や神社へお参りしたあとにいただくものとして、大切に受け継がれています。集めることだけを目的にするのではなく、まずはお参りを済ませ、敬意と感謝の気持ちを持って、一つひとつのご縁を大切にしましょう。

御朱印について、よく使われる言葉や基本的な流れを確認しましょう。
事前に知っておくことで、安心して御朱印をいただけるでしょう。
御朱印帳とは、御朱印をいただくための専用の帳面です。
折りたたむように開く「蛇腹タイプ」のものが多く、お寺や神社で頒布されるほか、文具店などで販売されていることもあります。
御朱印をお願いする際は、書いていただきたいページを開いて渡すとスムーズです。
御朱印帳に直接書いていただくものは、「直書き」と呼ばれます。
一方で、あらかじめ紙に書かれた御朱印は「書き置き」です。
行事中や混雑している時期などは、書き置きのみの場合もあります。
書き置きは、帰宅後に御朱印帳へ貼って保管するのが一般的です。
参拝を済ませたら、御朱印を受け付けている場所でお願いしましょう。
金額が決まっている場合は、おつりが出ないように小銭を用意しておくと安心です。
書いていただいている間は、静かに待ちます。
いただいた御朱印は、感謝と敬意を持って大切に扱いましょう。
御朱印をいただくことに加えて、季節の行事や人生の節目など、お寺を訪れる機会はさまざまです。
お寺を訪れる主な目的やタイミングについては、「お寺はどんな時に行くもの?主な目的や訪れて良いタイミングをご紹介」もあわせてご覧ください。

関東で御朱印巡りを楽しみたい方は、茨城県東海村にある村松虚空蔵尊にもぜひお立ち寄りください。
村松虚空蔵尊は、平安時代初期の大同2年(807年)に、弘法大師空海によって創建されたお寺です。
知恵と福徳の仏さまとして知られる虚空蔵菩薩をお祀りし、十三詣りや学業成就、厄除けなどのお参りで多くの方に親しまれています。
村松虚空蔵尊では、通常の御朱印のほか、クリア御朱印の上に切り絵を重ねた季節限定のものや、干支の入ったものもあり、毎年楽しみにしてくださっている方も多いです。

空にかざすと光に透けて、見える色合いも変わり大変きれいです。

御朱印は、護摩受付所にて授与しております。
受付時間は9:00〜15:30です。
当山の境内には、本堂(大摩尼殿)をはじめ、三重塔、奥之院(多宝塔)、仁王門、開運堂、安産地蔵尊など、さまざまな見どころがあります。
また、春には桜、夏には蓮の花が咲き、秋には境内の木々が色づき、参拝者の目を楽しませてくれます。
「諸堂ご利益おさんぽコース」では、境内の静かな空気や祈りの時間に触れることができ、景色もあわせて楽しんでいただけます。
御朱印をきっかけに、歴史あるお寺の境内をゆっくり巡りながら、静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
茨城県でのお出かけ先は「茨城県の歴史ある観光名所と見どころをご紹介」や「茨城県のパワースポットをご紹介!心が整う癒やしの旅へ」もぜひご覧ください。
●御朱印は、現在ではお寺や神社へお参りした後にいただくものとして親しまれています。そのルーツは、巡礼者が写経や経文を納めた際に受け取った納経の証にあると考えられています。江戸時代の巡礼や、明治以降の旅の広がりとともに御朱印文化は受け継がれてきました。近年は、筆文字や朱色の印、お寺や神社ごとのデザインを楽しむ方も増えています。
●御朱印帳や直書き、書き置きといった基本的な言葉や流れを知っておくと、初めての方も安心です。御朱印は、お参りを済ませてからお願いし、書いていただいている間は静かに待ちましょう。感謝と敬意を持って、大切に扱うことが大切です。
●関東で御朱印巡りを楽しみたい方は、茨城県東海村の村松虚空蔵尊にもぜひお立ち寄りください。御朱印をきっかけに境内をゆっくり巡り、仏さまに手を合わせる静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。お参りのあとには、感謝の気持ちとともに御朱印をお受けください。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に弘法大師「空海」さまによって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、初詣をはじめ、厄除けやお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈願を行っています。
ぜひご来山ください。