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安産祈願の服装はどうする?マナーや注意点、家族の服装とは

2023年01月20日

安産祈願の服装はどうする?マナーや注意点、家族の服装とは

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

新しく赤ちゃんを家族に迎えるのは、とても楽しみで待ち遠しいことですね。

赤ちゃんを迎えるまでの間には、準備することがたくさんあります。

 

安産祈願もそのひとつ。

安産祈願は赤ちゃんが健康に生まれてくるようにと、願いを込めて行われる伝統行事です。

お寺や神社で行うため、初めての妊娠なら「何を着たらいいの?」と不安に思われる方も少なくないでしょう。

 

今回は、安産祈願の際のおすすめの服装についてご紹介します。

 

妊婦さんであるお母さんの服装だけでなく、お父さんやその他の家族の服装についてもお伝えするのでぜひ参考にしてくださいね。

 

 

安産祈願とは?

安産祈願とは母子の健康を願う、古くからある伝統行事。

「帯祝い」と呼ばれることもあります。

まずは安産祈願では具体的にどのようなことをするのか確認しましょう。

 

安産祈願では何をする?

安産祈願はお寺や神社で行われます。

受付で安産祈願を申し込み、その後、ご祈祷していただくのが一般的な流れです。

申し込みの際に初穂料と呼ばれる仏様や神様にお供えするお金をお渡しします。

初穂料の相場は5,000円〜10,000円ですが、お寺や神社によって異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

 

ご祈祷の時間は10〜30分程度。

ご祈祷後にお守りやお札、腹帯などの授与品を受け取ります。

 

安産祈願はいつ行くもの?

安産祈願は体調が落ち着いて、安定期に入ったころに行うのが一般的です。

なかでも妊娠5カ月に入った最初の戌の日に行くのが良いとされています。

 

戌の日とは12日ごとに訪れる日付の干支のこと。

出産が軽く、子だくさんな戌(犬)は昔から「安産の守り神」とされていました。

戌の日に安産祈願を行うと縁起が良いとされるのはこの風習が伝わったためとされています。

 

もちろん戌の日以外に安産祈願をしても全く問題ありません。

安産祈願の際に最優先すべきなのはお母さんとお腹の赤ちゃんの体調。

無理のないスケジュールを立ててくださいね。

 

戌の日に関しては「安産祈願はいつ・誰と行く?戌の日とは何か・必要な持ち物も確認!」でも詳しくご紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

 

 

安産祈願の服装の基本マナー

まず最初に、安産祈願の服装の基本的なマナーを確認しましょう。

 

明確なドレスコードはありませんが、安産祈願はお寺や神社で行う神聖な行事。

 

そのため、次の2つの服装は避けた方が無難です。

  • ・カジュアル過ぎる服装
  • ・露出の多い服装

 

安産祈願では、仏様や神様に対して失礼のない服装を選ぶようにしましょう。

 

デニムやTシャツ、サンダルといったカジュアルな服装や、ノースリーブや短パンなどの露出の多い服装は避けた方が良いです。

 

これは妊婦さんだけでなく、安産祈願に同行する家族にも共通するマナーです。

同行する家族におすすめの服装は、後ほど詳しくご紹介しますね。

 

安産祈願におすすめの服装

安産祈願を行う妊娠5カ月といえば、安定期に入ったとはいえ、まだまだ体調が優れないことも多い時期。

妊婦さんの安産祈願の服装は身体に負担のかからない服装を選ぶことが最優先です。

 

参拝者が多い場合は長時間待つことも考えられるので、できるだけ身体を締め付けない負担の少ない服装を選びましょう。

 

また、お寺や神社には砂利や階段などがあることも少なくありません。

ヒールは避け、歩きやすく安全な靴を選ぶようにしましょう。

 

おすすめはワンピースやウエストがゴムのタイプのパンツやスカート。

マタニティ用のパンツやスカートは出産直前まで使えるため、この機会に1着用意しても良さそうですね。

 

また、身体への負担が少ないフォーマルなマタニティウェアもあるので、そちらを選ぶのもおすすめです。

 

腹帯にも祈祷が可能

腹帯とは大きくなってきた妊婦さんのお腹をサポートするアイテム。

腹帯を巻くことでお腹が固定され腰痛の予防や冷えから守ってくれます。

 

安産祈願では腹帯にもご祈祷していただくことができます。

腹帯は自分で用意する場合とお寺や神社で授与される場合があるので、腹帯への祈祷を希望する場合は事前に確認しておきましょう。

 

季節ごとのおすすめの服装と用意しておくと安心なもの

さらに詳しく、季節ごとのおすすめの服装と、用意しておくと安心なものをご紹介します。

 

春におすすめの服装

まだ肌寒い日もある春。

ワンピースを着るなら、ジャケットやカーディガンなどの羽織れるものを用意しておきましょう。

パンツスタイルやスカートの場合は、トップスは薄手のニットなどを選ぶと良いですね。

急な温度変化に備えてストールを1枚持っていると安心ですよ。

 

夏におすすめの服装

夏は暑さも考慮しつつ、露出を控えた服装を選びましょう。

夏におすすめなのは風通しの良いロングワンピース。

素足にならないように靴下やストッキングを着用することも忘れずに。

ワンピースの上から羽織れるボレロやジャケットを用意しておくと、エアコン対策にもなります。

 

秋におすすめの服装

気温の変化が激しい秋の服装には注意が必要です。

温度調節がすぐできるよう、ジャケットやカーディガン、ストールなどを用意しておきましょう。

マタニティレギンスやマタニティタイツでお腹が冷えないようにすると安心です。

 

冬におすすめの服装

しっかりとした寒さ対策が必要な冬。

マタニティタイツで身体を冷えから守りましょう。

特に冷える日はレッグウォーマーやマフラーなども併用すると安心です。

 

 

安産祈願に同行する家族におすすめの服装

安全祈願に同行する家族におすすめの服装をご紹介します。

 

父親

スーツのようなフォーマルな服装でなくても問題はありませんが、あまりにカジュアル過ぎるものは避けたほうが無難です。

 

春や夏なら襟が付いたシャツにスラックスやコットンパンツ、秋は上にジャケットを羽織るのがおすすめ。

冬は防寒も兼ねてシンプルなセーターにカジュアルすぎないコートを選ぶと良いでしょう。

 

服装に合っていて汚れがなければ、スニーカーでも構いません。

 

子ども

赤ちゃんの兄弟も一緒に安産祈願に参列する場合は、男の子の場合は襟のついたシャツと落ち着いた色のズボン、女の子の場合はワンピース、もしくはブラウスと落ち着いた色のスカートなどがおすすめです。

 

長時間になる可能性もある安産祈願に着慣れていない服を着るのは負担になるため、フォーマルである必要はありませんが、カジュアル過ぎないように気をつけましょう。

 

祖父母

祖父母が一緒にお参りする場合も、服装に特に決まりはありませんが、やはりカジュアル過ぎないようにすると安心です。

 

祖母はブラウスにジャケット、祖父は襟付きのシャツにスラックスやチノパンなどの服装がおすすめです。

 

 

まとめ

●安産祈願は赤ちゃんとお母さんの健康な出産を願う伝統行事で、妊娠5カ月を迎えた頃の戌の日に行うのが一般的です。子だくさんの戌(犬)は昔から「安産の守り神」として親しまれているため、戌の日に行うのが縁起が良いとされています。

 

●安産祈願はお寺や神社で行う神聖な行事のため、カジュアルな服装や露出の多い服装など、仏様や神様に失礼のないような服装を心掛けましょう。安定期に入ったといえど、5カ月といえばまだまだ体調がすぐれないことも多いので、妊婦さんに負担の少ない服装を選びましょう。ワンピースやマタニティウェアはお腹をしめつけず安心です。

 

●安産祈願に同行する家族の服装はフォーマルである必要はありませんが、カジュアル過ぎることのないように気をつけましょう。女性ならワンピース、男性ならスラックスに襟付きのシャツなどがおすすめです。子どももカジュアル過ぎる服装は避けるよう気をつけましょう。

 

茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、安産祈願をはじめお宮参りや七五三、十三詣りなど、さまざまな護摩祈祷を行っています。

 

ぜひご来山ください。