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お守りを授かる場所や取り寄せ方法。授かるタイミングや豆知識もご紹介

2021年03月29日

お守りを授かる場所や取り寄せ方法。授かるタイミングや豆知識もご紹介

こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。

 

日本では昔から信仰の深さに関わらず、「お守り」を持つ風習が多くの人に受け継がれています。

 

お守りは有事にそなえて「家内安全」や「交通安全」を願うもの、商売をしている人や営業職に好まれる「商売繁盛」、学生さんや資格試験の前に重宝される「合格祈願」など、祈願したい内容に合わせて様々なものが存在します。

 

皆さんは仏様や神様と人々をつなぐ「お守り」をどこで手に入れて、どうやって保管していますか?

今回はお守りを授かる場所や購入のタイミング、身に付け方などのお話です。

ぜひ、お守りにまつわる知識を理解し、適切なお守りの扱いができるようになりましょう。

 

 

お守り本来の意味とは?

お守りは神仏の加護がこもっている縁起物です。

 

小型の袋などの中に、祈祷された護符や御札が入っていることから「護符(御符)」と呼ばれることも。

 

厄除け(魔除け)・身体健全・交通安全・縁結びなど、願い事に合わせて様々な種類があり、常に持ち歩くことでご利益を得ます。

 

持ち歩くお守りの他に、護摩札・神札といった御札もあります。

御札は自分の家にお祀りし、家全体を守っていただくものです。

 

神仏の力を移し分けるために、お守りや御札は祈祷されたのち皆さんの手元へとやってきます。

 

また、お金を出して受け取りますが、買い物ではなく「お布施を渡して仏様や神様から授かるもの」という意味合いがあり、あくまで仏様や神様のお力を手元におすそ分けしていただくことを目的としています。

 

そのため、お守りを持っていれば何もしなくても仏様・神様からご利益があるのではなく、正しくお守りを保管し、日々きちんと目標や夢に向かって努力することで、適切なご加護が受けられるようになるとされています。

 

 

お守りを授かる場所とタイミング

お寺や神社でお守りなどを授かる場所、取り扱う場所を「授与所(じゅよじょ)」と呼びます。

 

お守りは、仏様や神様のお力を分けていただくもの。

その感謝の気持ちからお布施としてお守りの代金を納めます。

お守りは「買う」というよりも「授かる」という表現になります。

 

一般的にはどの寺院・神社でお守りを授与されたとしても、一定のご加護は受けられると考えられています。

 

しかし、祀られている仏様・神様によっては「学業成就」「恋愛成就」「子孫繁栄」といった特定の分野に対し、強いご利益を受けられるとされる寺院・神社もあります。

 

祈願したい事柄が明確なときは、それぞれの祈願内容に沿った寺院・神社のお守りを持ちたいと思いますよね。

 

もし近くに自分の祈願内容に強い仏様・神様がいらっしゃらなければ、最近では新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑みて、郵送でお守りを授与されることが可能なところもあります。

 

虚空蔵堂でも護摩木札・交通御守の郵送受付をしていますので、もしお困りの際は一度お問い合わせくださいね。

 

また、御札などを代理で授かる場合はその旨を授与所などで伝えると、受け取る人のために祈祷できることもありますのでご相談ください。

 

お守りを授かるタイミングは?

お守りは、たまたま通りかかったので一つ授かっておこうかな…というよりは、お寺や神社へ訪れた際「その場所の良さを感じて自然と欲しくなった」場合や、祈願したい事柄がある場合に受けるのがおすすめです。

 

特に、受験がある・お産があるなど明確なご利益を祈願する場合はその事象が発生した時期に、家内安全などであれば年明けと共に古いお守りを納め、新しいお守りを授かるのが良いタイミングと言えるでしょう。

 

このような機会にお守りを授かると、目的に向かって自身も努力しやすく、お守り自体も大切に保管しておけるはずです。

 

 

お守りの基本の身に付け方や有効期限

多種のお守りが並べられた授与所

お守りは基本的に身に付けて、仏様・神様と共に生活します。

基本の持ち方としては、以下のようなものがあります。

・粗末にならない場所に入れる

・携行しやすい場所に結ぶ

・大切にすれば複数のお守りを持っていても大丈夫

・1年間もしくは祈願したことへの節目で返納し、新しいお守りを授かる

 

お守りは汚れにくいポーチや、金運アップであればお財布などに入れ、裸で持ち歩かない方が良いでしょう。

 

交通安全のお守りをバックミラーに結んでいる人もいますが、安全運転の観点からすると、キーケースなどに変えた方が安心です。

また、持ち歩くことで他の車両に乗っているときもご利益が続きます。

 

一部では複数のお守りを持つと「仏様や神様がケンカする」ということを耳にすることもあります。

しかし、仏様・神様は宗派が違うからといじわるをしてご利益を与えないことはありません。

それよりも複数のお守りを持つことで安心して努力を怠ったり、保管が雑になるのが問題。ぜひ大切に扱いましょう。

 

お守りには、明確な有効期限はありません。

複数年にわたり使用しても特に問題はありませんが、仏様や神様のご加護を受ける際、持ち主に行くはずだった厄がお守りに留められていくという考えもあります。

1年ごと・もしくは願いが叶ったタイミングで返納して新しいものを授かりましょう。

 

返納する際には、お焚き上げの費用としてお布施を納めることもあります。

 

なお、受験やお産のお守りを「ご利益があったから縁起物として」と、次の人へおさがりすること自体も特に問題ありませんが、可能なら新しい持ち主のために祈祷しておくと良いでしょう。

 

 

まとめ

●お守りは仏様や神様からそのお力を分けていただき、ご加護を受けつつ自分の目標に向けて進んでいくためのものです。
そのため、購入するのではなくお布施を納め、代わりに授かります。

 

●お守りは自分で授かるのが基本ですが、祈願内容が明確でその寺院・神社まで出向くことが難しい場合は郵送で対応できるところが増えています。
御札などを代理で授与を受ける場合は、改めて祈祷していただくと良いでしょう。

 

●お守りは正しく携行することも大切。
粗末に扱わず、ご利益を受けることができたら返納し、必要に合わせて新しいお守りを授かるようにしましょう。
家内安全など成就が明確ではないお守りは、1年に一度を目安に新しいお守りにするのがおすすめです。

 

厄除け・厄払いはぜひ茨城県の村松山虚空蔵堂へ。

茨城県の村松山虚空蔵堂は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行っています。

護摩木札・交通御守の郵送受付も対応していますので、お気軽にお問い合わせください。