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厄年に結婚・入籍をしても大丈夫!その理由や提案もご紹介

2025年03月15日

厄年に結婚・入籍をしても大丈夫!その理由や提案もご紹介

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

「厄年に結婚しても大丈夫?」「入籍には厄年を避けるべき?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

 

厄年は人生の転機とされることも多く、結婚や入籍との関係が気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

今回は厄年と結婚や入籍の関係をご紹介します。

安心して新たな門出を迎えられるよう、厄年の厄除けや厄払いについてもご説明します。

 

 

そもそも厄年とは?数え年もチェックしよう

厄年は、日本に古くから伝わる風習の一つです。

「厄」には、災難や災い、苦しみといった意味があり、厄年は古くから「運気が下がる年」とされてきました。

 

厄年とされる年齢は決まっており、男女で異なります。

一般的に、数え年で男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳・61歳が厄年とされています。

 

厄年は数え年で計算されるため、満年齢と混同しやすい点に注意が必要です。

 

数え年とは、生まれた時点を1歳とし、お正月が来るごとに年を重ねる数え方のこと。

誕生日を迎えた後なら満年齢に1歳を、まだ迎えていない場合は2歳を足した年齢が数え年になります。

 

厄除けを考えている場合は、あらかじめ自分の数え年を正しく確認しておくと安心です。

詳しくは「厄年早見表」をご確認ください。

 

また、それぞれの厄年の前年が「前厄(まえやく)」、翌年が「後厄(あとやく)」と呼ばれ、厄年と同様に注意が必要な期間とされています。

 

厄年に科学的根拠はありませんが、厄年とされる年齢は人生の中で環境の変化が特に大きい時期です。

 

例えば、男性は仕事での責任が増したり社会的な立場が変わったりする時期にあたり、女性は結婚・妊娠・出産などで仕事や家庭の変化が生じやすい時期にあたります。

そのため、精神的にも肉体的にも負担がかかりやすく、注意が必要な時期といわれています。

 

厄年は昔の人の知恵から生まれた「普段より人生を慎重に過ごし、自分を大切にする時期」と考えると良いかもしれませんね。

 

 

厄年に結婚・入籍をしても良い理由

カップル

普段より慎重に過ごす年とされる厄年。

「厄年に結婚や入籍をしても大丈夫?」と気になる方も少なくないでしょう。

 

ここでは、厄年の結婚や入籍について詳しくご紹介します。

 

厄年の結婚・入籍には問題なし

マイナスなイメージが強い厄年ですが、結婚や入籍を厄年に行っても問題はありません。

実際、厄年の時期は結婚適齢期と重なりやすく、多くの方がこの時期に入籍や結婚をしています。

 

結婚はお互いの縁を大切にし、支え合うもの。

厄年だからといって、そのタイミングを逃してしまうのはもったいないことです。

 

大切なのは、二人が納得できるタイミングを大切にし、前向きな気持ちで結婚を迎えることです。

 

厄年の結婚・入籍の意味

厄年は運気が下がる年といわれる一方で、人生の大きな節目を迎えるタイミングでもあります。

 

特に結婚や入籍は、新たな人生のスタートとなる大切な出来事。

このようなお祝いごとを厄年と重ねることは、「厄を払い、新しい運気を迎える」という意味があるともされています。

また、厄年の出産は、子どもを「産み落とす」ことで「厄落とし」になり、縁起が良いとされていることも。

厄年に行う結婚や入籍などのお祝いごとは前向きに捉える考え方もあるため、過度に不安に感じる必要はありません。

 

不安な場合は、厄除けや厄払いも

厄年の結婚・入籍に不安を感じる場合は、厄除けや厄払いを行うのも一つの方法です。

厄除けや厄払いに科学的根拠はありませんが、仏様や神様のご加護をいただくことにより、心穏やかに結婚生活を送ることができるでしょう。

 

とはいえ、「厄除けと厄払い、どちらを受ければ良いの?」と迷う方もいるかもしれませんね。

 

簡単に説明すると、「厄除け」 はお寺で行い、仏様のご加護によって厄を未然に防ぐもの、「厄払い」 は神社で行われ、すでに降りかかった 厄をお祓いで取り除くものです。

 

どちらを選んでも問題はなく、先祖代々信仰している宗教に合わせても、自分が安心できる方法を選んでも良いでしょう。

 

厄除けと厄払いの違いについては「厄除け・厄払いはお寺?神社?おすすめの場所もご紹介」でさらに詳しくご紹介しています。

結婚と同様に気になる「厄年の引っ越し」については「厄年に引っ越しはしても良い?不安を解消する厄年の話」を参考にしてみてください。

 

 

厄年の厄除けの流れも参考にご紹介

厄除けの一般的な流れについても、参考にご紹介します。

 

①受付・申し込み

厄除けを行うお寺の受付で申し込みをします。

事前予約が必要な場合もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

 

②ご祈祷を受ける

案内に従い、本堂や護摩堂へ向かい、ご祈祷を受けます。

厄除けの儀式として、お寺では主に護摩祈願が行われます。

 

③お札やお守りの授与

厄除けの祈祷が終わると、お札やお守りをいただくことができます。

持ち帰って日頃から身近に置くことで、ご加護を受けられるとされています。

 

厄除け・厄払いは、一般的には1月1日から2月3日頃の節分までに行う方が多いですが、1年を通して受けることができます。

 

結婚や入籍を控えていて気になる場合は、都合の良いタイミングで受けてもかまいませんよ。

 

茨城県の村松山虚空蔵堂でも、毎日厄除けの護摩祈願を行っています。

 

厄除け・厄払いを受ける時期については、「厄除け・厄払いはいつまでに受けるべき?代理や喪中でも出来る?」でもご紹介しています。

厄除けや厄払いを受ける際に気をつけたい服装などのマナーについては、「厄除け・厄払いを受ける時に相応しい服装のポイントとは?」をご参考くださいね。

 

 

まとめ

●厄年は、日本に古くから伝わる風習の一つで、「運気が下がる年」とされています。厄年の年齢は決まっており、男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳・61歳(数え年)とされています。数え年は、生まれた時点を1歳とし、お正月を迎えるごとに年を重ねる計算方法です。厄年に科学的根拠はありませんが、仕事や家庭環境が大きく変わる時期と重なることが多く、注意が必要な年ともいわれています。

 

●厄年に結婚や入籍をしても問題はありません。厄年の結婚や入籍などのお祝いごとには「厄を払う」意味があるとも考えられています。それでも不安な場合は、お寺や神社で厄除けや厄払いを受けるのも一つの方法。安心して新たな人生のスタートを迎えましょう。

 

●厄除けは、まず受付をし、その後、ご祈祷、お札やお守りの授与 という流れで行われます。一般的には1月1日から2月3日の節分までに受ける方が多いですが、1年を通して受けることが可能です。結婚や入籍を控えている方は、都合の良いタイミングで受けると良いでしょう。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、厄除けをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式などさまざまな護摩祈祷を行なっています。

 

ぜひご来山ください。