村松虚空蔵尊だより
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2024年12月09日
こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
「厄年に引っ越しをするのは避けたほうが良い」と聞いたことはありませんか。
ただ、さまざまな都合で厄年に引っ越しをしなくてはいけない、という方もいるでしょう。
そこで今回は「厄年に引っ越しをするけど不安…」という方に向けて、厄年の引っ越しについて知っておきたいことや、厄除けや厄払いの方法について詳しくご紹介します。
不安を解消し、前向きな気持ちで新生活を迎えましょう。
「厄」という字には「災難や災い、苦しみ」といった意味があり、古くから厄年は「運気が下がる年」とされてきました。
「厄年」とされる年齢は決まっており、男女によって異なります。
お寺や神社によって異なる場合もありますが、一般的に男性は数え年で「25歳・42歳・61歳、女性は数え年で19歳・33歳・37歳・61歳」が厄年です。
また、その前後一年間は「前厄」や「後厄」とされています。
厄年早見表でもご確認ください。
厄年の年齢の由来は定かではありませんが、陰陽道に由来する説や語呂が悪いことから忌み嫌われた説などがあります。
ただ、一般的に男性の厄年とされる「25歳、42歳、61歳」は社会的な立場が変わり、責任が重くなる年齢でもあります。
また、女性の厄年である「19歳、33歳、37歳、61歳」も環境の変化が起こり、出産をしたり男性と同じように社会的な立場が変わったりすることが多い年齢とされています。
厄年とされる年齢は男女ともに、特に精神・肉体ともに変化の大きな節目になる時期のため、精神的にも肉体的にも疲れやすく、不慮の事故やけが、病気を患うことも少なくないと考えられています。
厄年に科学的根拠があるわけではありませんが、いつもよりも慎重に過ごすよう心掛けると良いでしょう。
厄年については「厄年の由来・起源をご紹介!年齢の理由や勘違いしやすい点もチェック!」も、ぜひ参考にしてくださいね。
「子どもにも厄年がある?子どもの厄年にすべきことも確認!」では、子どもの厄年についてご紹介しています。
厄年には、引っ越しを含め、次のような大きな環境の変化は避けたほうが良いといわれています。
・引っ越し
・新築
・結婚
・転職
・新しいことのスタート
ただ、転勤など避けられない環境の変化がある場合もあるでしょう。
その際は、過度に心配しすぎる必要はありません。
節目の時期である厄年は、今までの人生を振り返る良いタイミングでもあります。
しっかり自分と向き合えば、厄年は災難ではなく、逆に飛躍の機会となるはずです。
厄年に不安を感じる場合は、お寺や神社で厄除け・厄払いのご祈祷を受けることをおすすめします。
ご祈祷を受ければ、安心して心穏やかに過ごせるでしょう。
厄除け・厄払いとは、お寺や神社で厄災を祓い、新たな厄災を呼び込まないように僧侶や神主により行われるご祈祷のことです。
厳密に比較すると細かな厄除け・厄払いの種類も存在しますが、言葉の定義として、お寺で行われるのは「厄除け」、神社で行われるのは「厄払い」と覚えておくと良いでしょう。
茨城県にある村松虚蔵尊でも、厄除けの護摩祈願を受け付けています。
祈祷を受けることで心が軽くなり、前向きな気持ちで引っ越しや新生活に臨むことができるようになるため、ぜひご検討ください。
引っ越しの際には、「厄年」と同様に、引っ越し先の方向を気にする方も少なくありません。
方位には吉凶があり、凶方位への移動は運気に悪影響を与えると考えられています。
仕事の都合などで、どうしても凶方位に行かなければならない場合、不安を軽減するため「方違え(かたたがえ)」を行うことがあります。
「方違え」とは、一度吉方位を経由してから目的地に向かうこと。
方位や運気を大切にする考えであれば、方違えは心の平安を保つ一つの方法としておすすめです。
簡単にできるので、気になる方はぜひ取り入れてみてください。
厄年は「災厄の年」とされる一方で、自分自身を見つめ直し、新しい挑戦に向けて準備を整える良い機会でもあります。
厄年を有意義に過ごすための具体的なアイデアもご紹介します。
厄年は、年齢的に体調の変化が起こりやすい時期でもあります。
健康診断を受けたり、生活習慣を改善したりする良い機会です。
バランスの取れた食事や適度な運動を心がけることで、心身ともに健康を維持しましょう。
これまでの人生を振り返り、今後やりたいことや目指したい目標を再確認しましょう。
厄年を機に、無理のない範囲で新しいスキルや資格に挑戦するのもおすすめです。
家族や友人、職場の同僚など、日頃支えてくれる人々に感謝の気持ちを伝えることで、良い人間関係が築けます。
周りの人との良好な人間関係は、厄年を明るく乗り越えるための大きな支えになります。
不要な物や習慣を整理し、身の回りをシンプルにすることは、気持ちを軽くする効果があります。
引っ越しや環境の変化を伴う場合は、これを機に生活を整えることを意識すると良いでしょう。
先ほどもお伝えしましたが、厄年の不安を軽減するために、お寺や神社で厄除け祈願を受けるのも一つの方法です。
茨城県の村松虚蔵尊でも厄除けの護摩祈願を行なっておりますので、ぜひご相談ください。
厄年の過ごし方や、厄除け祈願については「厄年に適した過ごし方とは?避けるべきことや祈願方法」もぜひ参考にしてください。
●厄年は一般的に男女ともに社会的立場や環境の変化が訪れる時期であり、「普段より人生を慎重に過ごすべき年」と考えると良いでしょう。
●厄年には引っ越しなど大きな環境の変化は避けるべきといわれますが、過度に心配する必要はありません。気になる場合は、お寺や神社で厄除けや厄払いを受けると良いでしょう。引っ越しの際に方角が気になる方は「方違え(かたたがえ)」という昔ながらの風習を取り入れるのもおすすめです。
●厄年だから、と大げさに考える必要はありません。厄年は生活を見直したり、新しいことに挑戦したりする良い機会でもあります。不安を抱えるよりも、周囲の方へ感謝しながら、前向きに過ごすと良いでしょう。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、厄除けをはじめ七五三やお宮参り、節分追儺式などさまざまな護摩祈祷を行なっています。
ぜひご来山ください。