村松虚空蔵尊だより
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2024年05月10日
こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
「なんとなく縁起が悪い」というイメージを持っている人が多い厄年。
そんな厄年には、「長いもの」を贈られると良い、とされているのをご存じですか?
今回は、厄年に長いものが良いとされる理由や、厄年におすすめの長いアイテム、厄年の意味などをご紹介します。
男女別の厄年の年齢もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
古くから、「運気の下がる年」とされてきた厄年。
厄年は、年齢を重ねれば誰にでも訪れるものです。
まず、厄年の基本から確認しましょう。
厄年の「厄」は「災難や病苦などの災いごと」を意味します。
厄年とは文字通り、災いに見舞われやすいとされる年齢のことです。
厄年の年齢は決まっており、男女によって異なります。
どちらも数え年で、男性の場合は、25歳、42歳、61歳、女性の場合は19歳、33歳、37歳、61歳が一般的です。
「厄年早見表」もあわせてご確認ください。
厄年とされる年齢は、社会的な立場が変わって責任が重くなったり、子育てや生活面が忙しくなったりする時期です。
厄年に科学的根拠はありませんが、環境の変化が起こりやすい時期のため、精神的にも肉体的にも疲れやすく、不慮の事故やけが、病気を患うことも少なくありません。
そのため厄年は、昔の人の知恵から生まれた「普段より人生を慎重に過ごすべき年」ととらえると良いでしょう。
ただやみくもに、厄年を不安に思うのではなく、自分の人生を見つめなおす節目の年として前向きに捉えるのがおすすめです。
厄年の贈り物には長いものが良いとされています。
長いものには「長寿」への願いが込められており、厄除けになるとされているからです。
昔は今よりも平均寿命が短く、人生の節目において長寿を願っていたと考えられます。
長いもの以外に厄除けに良いとされているのが七色のアイテム。
「ラッキーセブン」という言葉があるように、「7」は世界中で縁起が良いとされている数字です。
諸説ありますが、日本では古くから「七福神※」への信仰があるため、「7」が縁起の良い数字とされています。
※七福神:宝船に乗って人々に幸運をもたらす象徴として祀られている神様のこと
七色は、「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」といったいわゆる「虹色」です。
「厄除けに七色のものが良いとされる由来、七色の種類をご紹介」では、厄除けに好まれる七色グッズについてご紹介していますので、こちらもあわせてご覧くださいね。
厄年におすすめの長いものもご紹介します。
女性におすすめなのがネックレス。
特に人気が高いのが真珠のネックレスです。
真珠の持つ光はオーロラのように七色の光を放ちます。
真珠のネックレスには「長いもの」と「七色」の両方が含まれるため、厄年のネックレスとして最適です。
帯も厄除けにぴったりのアイテムです。
女性の厄年である19歳(数え)のときに、厄除けの意味を込めて、帯や振袖を買われる方も多いです。
さまざまな災いから身を護るため、厄払いとして振袖を着た習慣が現在の成人式に通じているともいわれています。
「難を転ずる」の意味を持つ「南天」、無病息災を意味する「ひょうたん」など、縁起の良い模様の振袖や帯が特におすすめです。
男性なら、ネクタイやベルトがおすすめです。
どちらも普段身につけるものなので、厄除けとしての役割もばっちり。
色や素材など、さまざまな種類があり、服装や好みに合わせて選べるのもポイントが高いですね。
男女問わずに厄年の贈り物として人気が高いのがマフラー。
寒い冬に欠かせないマフラーは、実用的な厄除けアイテムです。
色が違うと雰囲気が大きく変わるマフラーは、何枚あってもうれしいもの。
どの色にするか悩んだときは、縁起が良いとされる七色の「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」の中から選ぶのもおすすめですよ。
●厄年とは災いに見舞われやすいとされる年齢のこと。生活習慣や環境が大きく変わり、体調の変化が起きやすい時期なので気をつけて過ごしましょう。厄年には長いものを贈られるのが良いとされています。長いものには「長寿」への願いが込められており、厄除けになるとされているからです。七色のものも縁起が良く、厄除けとして好まれるアイテムです。
●厄年におすすめの長いものは、ネックレス、帯、ベルト、ネクタイ、マフラーなど。ネックレスは七色に輝く真珠のネックレスが人気です。女性の初めての厄年には、振袖と帯を買われる方も多いです。実用的な厄除けアイテムを探しているなら、ネクタイ、ベルト、マフラーもおすすめします。
茨城県の村松虚空蔵尊は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、厄除けや厄払い、十三詣りや七五三、節分追儺式などさまざまな年中行事で護摩祈祷を行なっています。
ぜひご来山ください。