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お宮参りの産着の着せ方をご紹介!必要なものや注意点も

お宮参りの産着の着せ方をご紹介!必要なものや注意点も

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

赤ちゃんの誕生と健康を願うお宮参りは、幸せを感じられる行事の一つですよね。

しかし、お宮参りの際の産着はどのように着せれば良いかわからない方も多いと思います。

 

今回は、お宮参りに必要な物や産着の着せ方をお伝えします。

 

お宮参りの産着を着せるタイミングや、そのほかの注意点についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

お宮参りに必要な物・産着の着せ方をご紹介

お宮参りをするときに必要なのが、赤ちゃんに着せる産着。

 

ケースバイケースではありますが、産着はお寺や神社についてから着せる方が多いようです。

 

お宮参りに身に着ける物や持ち物は以下のようなものになります。

 

・産着(祝い着)
・長襦袢(ながじゅばん/下着)
・帽子
・よだれかけ
・お守り

 

なお、これ以外にもさまざまな小物を身に着ける場合があります。

詳しく知りたい方は「お宮参りの小物の種類と意味を解説!付け方や用意する方法も」もご覧ください。

 

産着の着せ方

産着は、正式には白羽二重(しろはぶたえ)の上から着用しますが、最近では服の上や赤ちゃん用の肌着の上から着用する方が多いです。

そのほか、ベビードレスを用意する方もいれば、ロンパースなどの普段着のケースもあります。

 

赤ちゃんは体温調節が苦手なので、当日の気温や環境などを考慮して快適に過ごせる服装を選びましょう。

 

ここからは産着の着せ方の手順をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

①赤ちゃんによだれかけと帽子を着ける

産着を着せる前に、まずはよだれかけと帽子を着けてあげます。

 

よだれかけはお宮参り前に汚れる恐れがある場合は、普段使っているよだれかけを着けておき、現地でお宮参り用のよだれかけを着けてあげると良いですよ。

 

帽子は、デリケートな赤ちゃんの肌を、日差しや風などから守る役割もありますが、嫌がる場合は無理に被せなくても良いでしょう。

 

②産着と長襦袢を重ねる

産着を着用する前に、産着と長襦袢を重ねる作業を行います。

 

産着と長襦袢を床などに置いて重ね、着物と長襦袢の紐を一緒に持ち、襟の内側のほうから袖に通します。

両方行ったら、袖山に沿うように両方の紐を引きます。

 

次に、背中の柄がきれいに見えるように形を整えます。

このとき、着物の裾から長襦袢が見えないように確認しておきましょう。

 

③産着を着せる

紐にお守りを通したら、赤ちゃんと抱っこする人に産着を着せます。

抱っこする人がご自身で着ることは難しいため、ほかの人に頼んで産着を着せてもらいましょう。

 

まず、赤ちゃんを抱っこする人が、赤ちゃんの顔が正面に来るように抱っこします。

赤ちゃんを抱っこするときは、縦抱きに近い横抱きにすると良いでしょう。

 

産着を着せる人は、赤ちゃんと抱っこしている人を包み込むように、先ほど重ねておいた産着と長襦袢を被せ、抱っこしている人の背中部分で紐をちょうちょ結びにします。

 

このとき、メインの柄が正面にくるようにし、着物の柄をきれいに見えるように整えます。そして、その上によだれかけがかかるような状態にしましょう。

 

バランス的には、赤ちゃんを抱いていないほうの肩が少し隠れるような状態で、斜め上がりになるような形になるときれいです。

また、お守りは背中側にくるようにします。

 

赤ちゃんの顔がしっかりと見えているか、赤ちゃんが苦しそうではないかなどもチェックしてくださいね。

 

産着の着せ方についてお伝えしましたが、赤ちゃんの服装以外にも、お宮参りに参加するときの服装も気になりますよね。

お宮参りの服装はどうする?赤ちゃん・両親の服装をチェック!」でも詳しくご説明していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

 

 

お宮参りの産着を着せるタイミングや着る際の注意点は?

赤ちゃん

産着を着せるタイミングや注意点についてもご説明しますので、参考にして素敵な一日を迎えてくださいね。

 

産着を着せるタイミング

先ほども少しお伝えしたように、産着を着せるタイミングはお寺や神社に着いてからの方が多いですが、ケースバイケースでもあります。

 

例えば、お寺や神社が遠く、車や電車で移動するなら、できれば現地に到着してから着せましょう。

車だとチャイルドシートが使えなくなるため危険です。

 

もし、お寺や神社が近くにあり、徒歩で訪れる予定であれば、家から産着を着て行ってもOKです。

だたし、赤ちゃんの暑さや寒さ対策は十分にするように気を付けましょう。

 

産着を着る際の注意点・ポイント

産着を着るための準備において、注意点・ポイントが4つあります。

前日に産着をハンガーにかけて干す

お宮参り前日には、ハンガーにかけて産着を干しておきましょう。

半日程度、暗い室内に干すのがおすすめです。

シワが取れ、きれいに着ることができますよ。

また、長い間しまい込んでいた産着であれば、防虫剤のにおいなどが付いてしまっていることも。

においを取るためにも干しておくのがおすすめです。

 

スムーズに着るために産着と長襦袢を事前に重ねておく

産着と長襦袢を重ねる作業を自宅などで事前にやっておくと、スムーズに着ることができます。

産着と長襦袢を重ねた状態で簡単に畳んで風呂敷等で包み、現地に持ち運びましょう。

現地では羽織るだけなので、時短にもなります。

 

事前に産着を着る練習をしておく

着方を十分にチェックしていても、いざ本番になると上手く着ることができないということもあります。

自宅などで事前に産着を着る練習をしておくと、当日も慌てなくて済みますよ。

そのときに、当日持って行く持ち物のチェックもしておくと安心です。

 

産着を一緒に着る人をきめておく

本来、産着は母方の家から贈られるもので、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこし、赤ちゃんと一緒に着るものでした。

しかし、近年ではこうしたこだわりはなく、赤ちゃんのお母さんが抱っこし一緒に産着を着るパターンなど、誰でもOKなスタイルに変化しています。

 

スムーズに進めるためにもお宮参りに参加する人たちで事前に相談し、誰が抱っこして産着を着る役になるかを決めておくと良いでしょう。

 

お宮参りで赤ちゃんを抱っこする人については「お宮参りで抱っこする人は誰?参加者や基本マナーもチェック」でも詳しく説明しています。

 

 

まとめ

●お宮参りに必要な物は、産着(祝い着)、長襦袢(下着)、帽子、よだれかけ、お守りなど。赤ちゃんに産着を着せるときは肌着や服の上から着せます。着せ方の手順は、まず赤ちゃんによだれかけと帽子をつけ、重ねておいた産着と長襦袢を赤ちゃんと抱っこしている人を包み込むように着せます。

 

●お宮参りの産着を着せるタイミングは、お寺や神社に着いてからの方が多いですが、その方の状況に合わせると良いでしょう。産着を着せるための注意点としては、前日に産着を干しておく、事前に産着と長襦袢を重ねておく、家などで練習をしておく、産着を一緒に着る人を決めておく、などが挙げられます。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、お宮参りはもちろん、初詣、十三詣りや七五三、節分追儺式など、さまざまな年中行事で護摩祈祷を行っています。

 

ぜひご来山ください。