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商売繁盛に!縁起熊手の飾り方を解説!ご利益や飾ってはいけない場所も

2022年01月26日

商売繁盛に!縁起熊手の飾り方を解説!ご利益や飾ってはいけない場所も

こんにちは!茨城県の村松山虚空蔵堂です。

 

縁起物である「熊手」は、商売繁盛のご利益があるとされています。

お店を経営している方など、商売繁盛の願掛けとして熊手の購入を考えている方もいるのではないでしょうか。

 

購入後に悩まないためにも、熊手の正しい飾り方について知っておきたいですよね。

 

今回は熊手をどこに飾ることが正しいのか、熊手を飾ることで得られるといわれるご利益についてご紹介します。

 

 

熊手とは?どんなご利益があるかもご紹介

「熊手」とは、本来は落ち葉などをかき集める道具のことを指します。

まるで熊が手を広げたような形をしていることから熊手と呼ばれており、当初は本来の用途で市や祭りの露店で売られていました。

 

熊手が落ち葉をかき集める様子から「福や金運をかきこむ」という意味合いや、わしの爪にも似ていることから「運をわしづかみする」という意味合いが込められ、今では縁起物としても人気があります。

 

縁起物の飾りがつけられた熊手は「縁起熊手」と呼ばれ、招き猫、だるま、鯛、小判、福の神、打ち出の小槌など、色とりどりの縁起物の装飾がされています。

 

縁起熊手は、主にお寺や神社で頒布されたり酉の市などで販売されます。

 

酉の市とは、毎年11月の酉の日に日本各地の鷲神社や大鳥神社など、鳥にちなんだ寺社で行われる年間行事です。

トリ→トリコム→客を取り込むという願掛けで、商売繁盛に縁起の良い行事とされて、縁起物を購入することで「商売繁盛」「開運招福」などのご利益が得られるとされています。

 

福を求めて大・中企業の方はもちろん、個人でお店を切り盛りされている方、仕事を成功させたい方、金運アップを願う方など多くの人々が訪れ、縁起物を購入します。

 

縁起物は、熊手以外にもたくさんの種類があります。

こちらでも商売繁盛に関連した縁起物の情報をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

商売繁盛におすすめの縁起物のご紹介。会社の業績もUP!?

 

 

縁起熊手の飾り方をご紹介

縁起熊手には、適した飾り方があります。

飾る場所、方角、固定方法についてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

 

縁起熊手を飾るのに適した場所とは

縁起熊手は、オフィスや家の神棚、玄関の出入り口に向けた位置に飾るのがおすすめです。

特に神棚は神聖な場所とされ、熊手を飾るのに適しているといわれます。

 

飾る際には神棚の本体に置いたり、前を遮るようにして置くのは避け、神棚の横などに熊手を立てかけて置くようにしましょう。

 

また、家の一番奥から玄関などの出入り口に向けて飾ることで「家に福や富をかきこむ」ともいわれています。

 

玄関に飾る場合は、玄関の出入り口に向けて目の高さよりも上の位置に飾るようにしましょう。

目の高さよりも上の位置に飾ることで、ご利益が高まるとされていますよ。

 

人が集まる場所や、家の中心の居間などに飾るのもよいでしょう。

明るく賑やかな人が集る場所も、縁起物を飾るのによいとされています。

 

縁起熊手を飾るときには「方角」もチェック

縁起熊手は飾る際には、方角も気にしてみましょう。

方角ごとに強まる運気があるといわれており、叶えたい事柄があれば、その方角に熊手の正面を向けて飾るのがおすすめです。

 

東の方角は仕事運・勝負運に、西の方角は金運や財運に、南の方角は地位や名誉について、運気を高めるのに効果があるといわれています。

 

北の方角は運気が下がるという説もあり、一般的には飾ることは避けた方がよい方角とされています。

 

また、その年の恵方に向けて飾るのもよいでしょう。

恵方とは「歳徳神(としとくじん)」というお正月にやって来る神様がその年にいる方角のことで、「その1年を通して縁起の良い方角」といわれています。

 

縁起熊手を飾るときの固定方法とは

縁起熊手の固定方法に特に決まりはありませんが、紐を通して壁にかけたり、立てかけて飾ったりすることが多いです。

 

壁にかける場合は、熊手の裏面に紐を通せるほどの隙間があるため、そこに紐を通して飾ることができます。

 

熊手を立てかける場合は、花瓶などのビンに重りと一緒に入れると倒れにくくなります。

 

商売繁盛を願うなら、縁起物を買う以外にも、ご祈祷を行うという方法もあります。

ご祈祷で御札を頂いた場合の御札の祀り方についてはこちらでご紹介します。

商売繁盛の御札の正しい祀り方。場所や向き、方角、神棚がない時の対処法

 

 

縁起熊手を飾ってはいけない場所がある?

縁起熊手

縁起熊手は、「汚れている場所」「人が通り抜けできる場所」に飾るのはよくないとされています。

汚れている場所の例としては、埃がたまりやすく清潔を保ちにくいという理由から、トイレやゴミ箱の近くなどが挙げられます。

 

なるべく埃を溜めないようにし、縁起熊手は常に清潔に保つように心がけてくださいね。

 

また、人が通り抜けできる場所とは、出入り口の扉の真上などです。

常に良い運気が入り込むように、出入り口に向けて飾ることが大切です。

 

 

まとめ

●縁起熊手は、商売繁盛、開運招福など福をもたらしてくれるといわれる縁起物です。本来熊手は落ち葉などをかき集める道具のことを指しますが、熊手が落ち葉をかき集める様子から「福や金運をかきこむ」などの意味合いを持ち、商売繁盛を願う方から縁起物として人気があります。

 

●縁起熊手は、神棚や玄関の出入り口に向けた位置に飾るのがおすすめです。目線よりも高い位置に飾るのが基本です。方角ごとにも強まる運気が異なるともいわれているため、叶えたい事柄があれば、その方角に熊手の正面を向けて飾るのも良いでしょう。

 

●縁起熊手を飾る際は、「汚れている場所」「人が通り抜けできる場所」は避けることも覚えておきましょう。トイレやゴミ箱の近くは避け、常に清潔に保つように心がけてくださいね。

 

茨城県の村松山虚空蔵堂は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめお宮参りや七五三、節分追儺式など様々な年中行事を行っています。

 

また、村松山虚空蔵堂の虚空蔵菩薩は、日本では古くから商売繁昌のご利益があると信仰されてきました。

商売繁昌護摩祈願を通年行なっておりますので、ご都合の良い日にいつでもお越しください。