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九星気学とは?良くない年回りには方位除けもおすすめ

2024年09月05日

九星気学とは?良くない年回りには方位除けもおすすめ

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

九星気学(きゅうせいきがく)は、古代中国の思想に基づいた占術の一つです。

9つの星(九星)を使って、個人の運勢や性格、さらには人間関係や環境との相性を占います。

 

「九星気学が気になるけれど、どんなものかわからない」という方に今回は、九星気学の基本的な考え方をご紹介します。

 

九星気学に良くない年があるのかどうか、また、良くない年がある場合の過ごし方についても解説します。

 

 

九星気学とは?詳しく解説

九星気学とは、古代中国の占術をルーツとする「九星術」と「気学」を組み合わせた占いです。

 

九星気学では、地球上には9種類の「気(エネルギー)」があると考えられています。

「気」は地球上を循環しており、生まれたときの「気」の位置がその人の運を決定します。

 

9種類の気は以下の通りです。

・一白水星(いっぱくすいせい)
・二黒土星(じこくどせい)
・三碧木星(さんぺきもくせい)
・四緑木星(しろくもくせい)
・五黄土星(ごおうどせい)
・六白金星(ろっぱくきんせい)
・七赤金星(しちせききんせい)
・八白土星(はっぱくどせい)
・九紫火星(きゅうしかせい)

 

九星気学の中で最も重視されるのが、「本命星(ほんめいせい)」です。

 

「本命星」とは、生まれた年の年盤(九星の配置図)の中央に位置する星のこと。

 

この「本命星」が、その人の基本的な性質をつかさどるとされており、「本命星」で性格や能力、運勢や方位の吉凶などあらゆることを占います。

 

九星それぞれの性格

九星気学では、9つの星がそれぞれ異なる性格や特徴を持っています。

それぞれについて簡単にご紹介します。

 

一白水星

何事もじっくり考える思慮深いタイプ。

感受性が豊かで、柔軟性と順応性が高い人が多いです。

用心深いところがあるので、なかなか自分の本音を明かしませんが、人当たりが良いので、多くの人から好まれます。

 

二黒土星

真面目で誠実なタイプ。

マイペースでコツコツと物事を積み重ねることが得意です。

控えめな性格ですが、堅実で穏やかなので、周囲からの信頼度は抜群です。

 

三碧木星

好奇心旺盛で、パワフルなタイプ。

行動力があり、常にアクティブに活動しています。

飽きっぽいところもありますが、気持ちの切り替えが早いので、落ち込んでもすぐに立ち直ります。

 

四緑木星

温厚で協調性があるタイプ。

優しく穏やかな性格なので、相手に安心感を与えます。

年上からも年下からも年齢を問わず慕われるので、グループの調整役やまとめ役になることも多いです。

 

五黄土星

存在感と行動力があるリーダータイプ。

決断力があり、困難な状況でもしっかりと対処します。

責任感が強く、周囲の人から頼りにされる存在です。

 

六白金星

真面目で正義感の強いタイプ。

几帳面で、物事を進めるときは慎重です。

自分には厳しい完璧主義者ですが、人に対しては公平で、困っている人には手を差し伸べる人情家の一面も。

 

七赤金星

華やかで社交的な人気者タイプ。

おしゃべりが上手で人と接するのが得意です。

頭の回転が早く機転が利くので、ムードメーカー的な存在になることも多いです。

 

八白土星

努力家で慎重なタイプ。

真面目で実直で、目標を立てるとその実現に向け、着実に進みます。

いったん決心したら、最後までやり遂げる根性のある人です。

 

九紫火星

感受性が豊かで美的センスに優れたタイプ。

明るくて華やかな雰囲気を持っているので、周囲から一目置かれる存在です。

意志が強く、周囲に惑わされず、自分の信じた道を突き進みます。

 

 

九星気学の良くない年回りとは?それぞれの意味もご紹介

親子

九星気学では「本命星」の位置により、その年の吉凶を占います。

 

九星気学では9年で運勢が一回りし、すべての人に良い年も良くない年も巡ってきます。

 

では、九星気学で良くないとされる年回りについて確認しましょう。

次の4つの位置に「本命星」が来た年は、良くない年回りとされています。

 

中央(八方塞がり)

本命星が中央に位置する年回りです。

 

八方をすべて塞がれ、どの方角に事を起こしてもうまくいかない年回りとされています。

八方とは東西南北の「四方」と、東北・東南・西北・西南の「四隅」のことです。

 

不運なことが立て続けに起こりやすく、特に注意が必要な年です。

 

八方塞がりについてさらに詳しく知りたい場合は、「八方塞がりとは?過ごし方やお祓いについてもご紹介」もご覧ください。

 

北東(鬼門)

本命星が北東に位置する年です。

鬼門は鬼が出入りする最初の入り口のため、今後の人生の分岐点となる重要な年。

鬼門の1年は何事にも変化・変動が多く、運気も衰えがちになります。

 

鬼門には年回りだけでなく、方位に関するものもあります。

これら2つの鬼門の違いやその対策については、「鬼門とは?年回り・方角それぞれの対策をご紹介」で詳しくご紹介しています。

 

北(困難宮)

本命星が北に位置する年です。

最も運気が停滞する年とされています。

困難に直面しやすいので、何事にも謙虚な気持ちで、次の飛躍への準備の年とすると良いでしょう。

 

南西(裏鬼門)

本命星が鬼門の反対側である南西に位置する年です。

裏鬼門は最後に鬼が出ていく場所とされており、衰退していた運気が徐々に好転し始める年です。

しかし、特に年の前半は注意が必要な年とされています。

 

方位除け早見表」でもご自分の本命星の今年の位置を確認できますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

九星気学の良くない年回りは方位除けがおすすめ!

九星気学の良くない年回りには、慎ましやかに過ごし、新しいことを始めるのは控えたほうが良いとされています。

 

新しいことにチャレンジするのではなく、次の1年への力を蓄える準備期間とするのがおすすめです。

 

運気は巡ってくるものなので、あまりネガティブに捉える必要はありません。

どうしても良くない年回りを不安に思われるなら、お寺や神社で「方位除け」を受けることをおすすめします。

 

方位除けに科学的根拠はありませんが、仏様や神様のご加護をいただくことにより、心穏やかに日常生活を送ることができるようになるでしょう。

 

「禍(凶)を転じて福(吉)となす」ということわざもあるように、お祓いを受けることで改めて自分の気持ちを整理し、心の平安を保つこともできます。

 

茨城県にある村松虚空蔵尊では、方位除けの護摩祈祷を毎日行っております。

 

村松虚空蔵尊は、平安初期の大同2年(807年)に弘法大師空海によって創建されたお寺です。

地元の方からは「村松の虚空蔵さん」と呼ばれ、古くから親しまれています。

 

本尊の虚空蔵菩薩は、特に「知恵の仏様」として信仰を集め、頭脳明晰、記憶力増進、成績向上、技芸上達のご利益があり、また厄除け、方位除け、開運などの願いを叶えるといわれています。

 

村松虚空蔵尊での方位除けは、大難を小難に、小難を無難に収め、安心して過ごすための一助となるでしょう。

今年の運勢に不安を感じる方は、どうぞ、村松虚空蔵尊での方位除けをご検討ください。

 

 

まとめ

●九星気学(きゅうせいきがく)は古代中国の占術をルーツとする「九星術」と「気学」を組み合わせた占いで、人には生まれながらに「本命星(ほんめいせい)」があり、その「本命星」がその人の本質をつかさどるとされています。「本命星」には9つの種類があり、それぞれに性格や特徴があります。

 

●九星気学では本命星の位置でその年の吉凶を占います。九星気学で良くない年回りは、「中央(八方塞がり)」「北東(鬼門)」「北(困難宮)」「南西(裏鬼門)」の4つです。どの年も不運なことが起こりやすく注意が必要な年とされています。

 

●九星気学で良くないとされる年は、新しいことを始めるのではなく、翌年への準備期間と捉え、控えめな行動で穏やかに過ごすのが良いでしょう。ただ、運気は巡るものですので、そこまでネガティブになる必要はありません。それでも不安に感じる場合は、お寺や神社で方位除けを受けることをおすすめします。

 

茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、方位除けをはじめ、厄除けや安産祈願、十三詣りなどさまざまな護摩祈祷を行なっています。

 

ぜひご来山ください。