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知恵を授かる十三詣り(十三参り)。意味や由来は?

2026年06月03日

知恵を授かる十三詣り(十三参り)。意味や由来は?

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

子どもの幸福を祈って行われる「十三詣り(十三参り)」。

 

子どもが数えで13歳になる節目の歳に、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を参拝して知恵と福徳を授かる伝統行事です。

 

今回は十三詣りについてのお話。
十三詣りの由来や「13」が持つ意味、十三詣りの参拝方法などをご紹介します。

 

 

十三詣り(十三参り)は虚空蔵菩薩から知恵を授かる伝統行事

十三詣り(十三参り)とは数えで13歳になった子ども達が虚空蔵菩薩を参拝し、知恵と福徳を授けてもらう人生儀礼です。

「知恵参り」や「知恵もらい」と呼ばれることもあります。

 

もとは関西地方を中心に行われていましたが、近年は関東をはじめ全国各地で行われています。

 

本来の参拝時期は旧暦の3月13日前後とされていましたが、現在は特定の日付はありません。

昔に習って3月〜5月に参拝が行われる寺院もありますし、とくに時期を指定せず1年中参拝を受け付けている寺院もあります。

 

ちなみに村松虚空蔵尊では十三詣りを通年受け付けています。
村松虚空蔵尊の十三詣りについて

 

数え(数え年)とは、生まれた日を1歳とし、毎年1月1日が来たときに年をとるという考え方のことです。
そのため、数えで13歳というと満12歳のこと。
小学校卒業のタイミングなので、卒業から中学校入学までの間に、学校での健康や勉学の成就を願って参拝に行くのがおすすめです。

 

※早生まれのお子様については「十三参り、早生まれの子供はいつ行けばいいの?」を参考にしてください。

 

十三詣りでは男の子は羽織袴、女の子は大人の晴れ着が正式な装いとされます。
女の子の服装に関しては、「肩上げ」「腰上げ」をした状態で参拝を行い、帰宅後に糸を解くのが正式な作法です。

 

この「肩上げ」「腰上げ」とは大きめに作られた着物を体の大きさにあわせてしつけ糸で仮止めしたもので、子どもの成長を願う意味が込められています。

 

とはいえ、現在は必ず正装でなければならないというわけではなく、スーツやワンピースといったフォーマルな装いや、中学校の制服を着用しての参拝が多く見られます。

 

十三参りの服装については、こちらでも詳しくご紹介しています。

十三参りの服装は女の子と男の子でどんなものを選ぶ?

 

親御さんの場合は「十三参りで親はどんな服装?和服でも洋装でもOK」を参考にしてくださいね。

 

 

「13」にこだわる十三詣り(十三参り)。由来や意味は?

虚空蔵菩薩は、限りない知恵と福徳を持った菩薩であるため、知識や記憶にご利益のある菩薩として古くから信仰されてきました。

 

真言宗を開いた空海さまも虚空蔵菩薩を信仰し、修行を行ったとされています。

 

そんな知恵と福徳を持つ虚空蔵菩薩を参拝する十三詣り(十三参り)。

この「13」=「数え年13歳(満12歳)」には、子どもたちにとって重要な意味があります。

 

・誕生から満12年目を迎え、干支が一巡する人生の節目の年である
・肉体的にも子供から大人へと成長し、体調の変化が大きな時期となる
・衣類もふんどしや腰巻、本裁ち(大人の寸法)の着物を身に着けるなど装い方が変わる
・若衆組に入る、髪上げをするなど社会の一員としての役割も担うようになる

 

つまり、13は人生の節目にあたる年。

新たな門出の年に知恵と福徳を備え持つ虚空蔵菩薩に“一代開運”を祈願するのが、十三詣りの持つ意味なのです。

 

また、十三詣りの意味には諸説あり、こんなところにも「13」の由来があるといわれています。

・平安時代の清和天皇が13歳成人の儀を虚空蔵法輪寺で営んだ
・虚空蔵菩薩は十三仏(初七日から三十三回忌までの忌日を司る13の仏の総称)の13番目の菩薩である

 

「13」の由来はさまざまですが、どの場合であっても、子どもが大人になる13歳の節目の歳に、子どもの成長を祝い、これからの更なる成長と活躍を願って、知恵と福徳を授かるために虚空蔵菩薩を参拝するという十三詣りの意味・目的は同じです。

 

 

十三詣り(十三参り)の参拝の流れと注意点

のし袋

村松虚空蔵尊の十三詣り(十三参り)は、当日受付を済ませてから大客殿へ向かい、時間になったら本堂での祈祷がスタートします。

 

村松虚空蔵尊で行う護摩祈願では、僧侶が仏さまをお招きし、燃え盛る炎の中に供物を捧げて“おもてなし”をすることによって、願望を聞き入れてもらいます。

 

一人ひとりの願いを、護摩修行を通じて仏さまに届けています。

祈祷終了後、本堂内にて祈願者名の入った御札を受け取ります。

 

なお、参拝の帰りは授かった知恵を返してしまわないように振り返ってはいけないとされているため、振り返らずにお帰りください。

 

御札はお持ち帰りいただいたら、神棚にお祀りください。神棚がなかったり御札が入らなかったりする場合は、仏壇や、自分より目線の高い場所にお祀りください。

 

1年間お祀りした御札はお納めして御礼参りをしましょう。

 

村松虚空蔵尊の十三詣り、護摩祈願の流れについては下記で詳しくご紹介しています。
護摩祈願の時間と料金について

 

また、他の寺院では半紙に漢字一文字を書いて奉納するところもあります。
「知」「福」「心」「健」といった、今の自分が大切にしているものやこれからの思い、授けていただきたいものを表す漢字を選ぶことが多いようです。

 

祈祷をいただくには「祈祷料(お礼)」も必要です。

十三参りの際に、寺院や神社で祈祷を受けるときにお渡しする祈祷料を「初穂料(はつほりょう)」といいます。

 

十三詣りの初穂料は、一般的に5,000〜10,000円程度が目安です。
蝶結びの水引を使い、表書きには「御祈祷料」「祝十三」「御礼」などと書きます。

 

詳しくは「十三参りの初穂料はいくら?意味やマナーも確認しましょう」をご確認ください。

 

 

 

関東での十三詣り(十三参り)は「知恵授けの名所」である村松虚空蔵尊へ

村松虚空蔵尊

関東での十三詣りなら、村松虚空蔵尊へぜひご参拝ください。

 

村松虚空蔵尊は、茨城県の東海村にある寺院です。

 

平安時代の大同2年(807年)に弘法大師・空海によって創建された、1,200年以上の歴史を持つお寺で、三重県・福島県のお寺とともに「日本三大虚空蔵尊」のひとつに数えられています。
関東・東北を中心に広く信仰を集め、北関東では「虚空蔵さん」と呼ばれ親しまれています。

 

知恵の仏様である虚空蔵菩薩を本尊とし、頭脳明晰・記憶力増進・成績向上・技芸上達のご利益があるとして、広く信仰されてきました。

 

本尊の虚空蔵菩薩は、「十三詣り(十三参り)と云えば村松虚空蔵、村松虚空蔵と云えば十三詣り」といわれ、「知恵授けの十三詣りの名所」として全国に知られています。

 

例年3〜4月の参拝が多いですが、村松虚空蔵尊では通年でのお参りが可能です。

 

とくに、春休み中の毎年3月25日から4月7日にかけて執り行われる学年祭は十三詣り(十三参り)では一番賑わう期間です。
学年祭期間中には、着物や羽織袴姿のお子さまとご家族で参道が華やかに賑わいます。

 

また、学年祭中に十三詣りのご祈祷をされる方には、十三詣り参拝記念絵馬も無料で授与しています。

絵馬

境内は松林に囲まれた静かな環境で、参拝の後は本堂より奥にある晴嵐の碑を抜けると村松海岸へ向かう道があり、ご家族でそのまま海岸の景色も楽しめます。

 

春には桜、夏には蓮の花が咲き、一年を通じて四季折々の自然が楽しめるのもこの場所ならではの魅力です。

蓮の花

 

 

まとめ

●十三詣りとは数えで13歳になる年に虚空蔵菩薩へ参拝をし、知恵と福徳を授けてもらう伝統行事です。

もとは関西地方を中心に盛んに行われ、現在は関東をはじめ全国各地で行われています。

 

●十三詣りは弘法大師(空海)が「虚空蔵求聞持法」の修行で記憶力を飛躍的にアップさせたことに関係しています。

また、13歳とは子どもが大人になる一つの節目の歳であり、この節目に子供の成長を祝い、今後の成長と活躍を願って行う行事です。

 

関東のお寺で十三参りをするなら「村松虚空蔵尊」へ

 

十三詣りは、茨城県の村松虚空蔵尊へお参りください。

 

平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院である村松虚空蔵尊は、茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、十三詣りをはじめ初詣や七五三などさまざまな年中行事で護摩祈祷を行っています。