村松虚空蔵尊だより
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2024年10月11日
こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
お宮参りとお食い初めは、どちらも赤ちゃんの成長を祝う大切な儀式です。
それぞれ異なる目的で行われるものですが、時期も比較的近いことから、まとめて行うことができるかどうか、気になる方も多いでしょう。
今回は、お宮参りとお食い初めを一緒に行っても良いものなのか、行っても良い場合はそのメリットや注意点、準備すべきことについてお話しします。
まずは、それぞれの行事がいつ行われるのかを確認しましょう。
【お宮参り】
お宮参りは、お寺や神社に参拝し、赤ちゃんの健やかな成長を願う伝統行事。
地域によって3日ほど前後しますが、男の子は生後31日〜32日目、女の子は生後32日〜33日目に行うのが一般的です。
「お宮参りはいつ行く?日程の決め方や基本をおさえよう」では、お宮参りに行く日程の決め方について、さらに詳しくご紹介しています。
お食い初めは、赤ちゃんが生後100日頃に行われる儀式です。
「赤ちゃんが一生食べ物に困らないように」との願いを込めて行われます。
お宮参りとお食い初めは約2カ月の時期差がありますが、一緒に行っても問題はありません。
最近では、お宮参りとお食い初めを生後約3カ月頃に同時に行うケースも増えています。
一方で、お宮参りとお食い初めを別々に行うメリットもあります。
それは、赤ちゃんの成長を実感しやすい点です。
赤ちゃんの成長はとても早く、生後30日頃の赤ちゃんと生後100日頃の赤ちゃんでは違った表情を見せるので、分けて行うと、その違いを改めて感じやすいともいえるでしょう。
同時に行うか迷っている方の参考に、同時に行うメリットや注意点も次でご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
お宮参りとお食い初めを同時に行うメリットや注意点も知って、どちらが良さそうか考えてみましょう。
お宮参りの生後30日頃といえば、赤ちゃんもお母さんも体調が不安定な時期です。
生後100日ほど経つと、赤ちゃんの首も座り、体調が安定してきているというお母さんも多いでしょう。
お食い初めの時期に行うことで、赤ちゃんもお母さんも安心して行事に参加することができるメリットがあります。
お宮参りやお食い初めは、両家の祖父母も一緒にお祝いすることがあります。
遠方に住んでいる場合、お宮参りとお食い初め両方に参加することは、祖父母にとって負担になる可能性もあるかもしれません。
2つのお祝い事を一緒に行うことで、両家の都合を付けやすくなり、家族全員のスケジュールを合わせやすくなるメリットもあるでしょう。
お宮参りとお食い初めを同時に行うことで、お祝いにかかる費用を抑えることができます。
行事後の会食の費用や祖父母の交通費、衣装代などが軽減されます。
生後100日程度の赤ちゃんは、まだ外出や長時間の行事に慣れていないことが多く、体調に注意が必要です。
本来は2日に分けて行うお祝い事を1日で行うため、赤ちゃんに負担がかかる可能性もあります。
特に真夏や真冬に行う場合は、気温や体温調整に気をつけ、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
2つの行事を同時に行うため、一度に行う準備が多くなります。
参加者の確認やスケジュール調整、お寺や神社への連絡、食事会の予約などを同時に手配するなど、お宮参りとお食い初めを別でお祝いする場合より準備の負担が大きくなることを考慮し、早めに計画・準備することが必要でしょう。
お宮参りとお食い初めをあわせて行う場合の流れや、それぞれの行事に必要な準備も確認しておきましょう。
お宮参りとお食い初めを同日に行う場合は、赤ちゃんの体調を考慮し、午前中に写真撮影とお宮参りを行い、その後お食い初めを兼ねた食事会をするという流れが良いでしょう。
スタジオで撮影をするなら、写真撮影は早い時間帯がおすすめといえます。
一概には言えませんが、赤ちゃんの体力がある早い時間帯なら、ご機嫌の良い表情になりやすく、撮影がスムーズに進むことが多いようです。
なお、スタジオでの撮影に加えてお宮参りの様子を撮影してもらうケースや、お宮参りの様子のみを撮影してもらうケースもあります。
ご祈祷を受ける場合は、まず受付を済ませます。
ご祈祷の順番待ちがある場合は、その間に参拝を済ませたり境内で写真を撮ったりすると良いでしょう。
お寺や神社によって、ご祈祷に予約が必要な場合や当日受付のみの場合などさまざまです。
訪問予定のお寺や神社の情報を事前に確認し、当日に備えると安心です。
茨城県にある村松虚空蔵尊でのお宮参り(誕生初詣り)では、ご予約は不要です。
また、ベビールームも完備しているため、安心してお参りをしていただけます。
お宮参りを終えたら、お食い初めを兼ねた食事会を行います。
お食い初め用のメニューやプランを用意しているホテルやレストランもあります。
レストランやホテルで行う場合は、土日は予約が混みあうため、早めに予約すると安心です。
また、大人用の祝い膳を用意できるお店もあるので、あわせて確認しておきましょう。
自宅で行う場合で、ご自分で作る場合は事前に下ごしらえをしておいたり、祝い膳などお食い初めに合う食事を注文しておいたりしておくとスムーズです。
お宮参りには、主に以下の準備が必要です。
まずは参拝するお寺や神社を決めましょう。
地元のお寺や神社でも、思い入れのあるお寺や神社でも構いません。
お寺や神社によっては事前予約が必要な場合もあります。
当日までにしっかり確認しておきましょう。
お宮参りの際の赤ちゃんの服装は和装でも洋装でも構いません。
和装の場合は、初着(うぶぎ)や祝着(いわいぎ)と呼ばれる着物を羽織らせ、洋装の場合はベビードレスなどを着せます。
同行する親や祖父母の服装は、ある程度赤ちゃんに合わせたものを選ぶと良いでしょう。
ジーンズやTシャツといったあまりにカジュアル過ぎる格好は避けたほうが無難です。
「お宮参りの服装はどうする?赤ちゃん・両親の服装をチェック!」では、赤ちゃんや両親の服装について、さらに詳しくご紹介しています。
「お宮参りに必要な持ち物とは?当日を想定して準備を進めよう!」では、当日までに用意しておきたいことについてお伝えしていますので、参考にしてみてくださいね。
お食い初めは行事の手配だけでなく、食事の準備も重要です。
正式なお食い初めには漆器の御膳を使いますが、家庭で普段使用しているものを使っても構いません。
お食い初め用の食器のレンタルもあります。
終わった後も使えるベビー食器を使うのもおすすめです。
また、お食い初めでは祝い箸を使います。
祝い箸は普通の箸と違い、両端が細くなっており、縁起が良いとされています。
歯固め石はお食い初めの中で行われる「歯固めの儀」で使われるアイテム。
「歯固めの儀」とは、赤ちゃんの歯が健康に生え、丈夫になることを願って行われる伝統的な儀式です。
歯固め石は、お宮参りの際にお寺や神社から授かることもあるようですが、ない場合は近くのお寺や神社で拾って借りることもあります。
お借りした石は、使用後に必ずお返ししましょう。
お食い初めには「一汁三菜」をもとにした祝い膳を用意するのが一般的です。
手作りしても良いですし、セットになったものを購入するのも良いですね。
お食い初めをホテルやレストランで行う場合は、メニューの詳細も確認しておきましょう。
先に少しお伝えしましたが、ホテルやレストランで行う場合、自宅でお店に注文する場合は早めに予約しておくと安心です。
赤ちゃんが1歳の誕生日を迎えるまでの、お宮参りやお食い初め以外のお祝い行事もご紹介します。
生まれてから7日目の夜に行う赤ちゃんが無事に生まれたことを祝う行事です。
親戚に赤ちゃんの名前をお披露目し、お祝いします。
赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことです。
男の子は5月5日に「端午の節句」、女の子は3月3日に「桃の節句」を行います。
健やかな成長を祈り、端午の節句では鯉のぼりや兜飾り、桃の節句ではひな人形などを飾ってお祝いをします。
生後6ヶ月を迎える日を祝う記念日のことです。
1歳の誕生日を迎える前に、赤ちゃんが半年間、健康に育ってきたことに感謝し、これからの健やかな成長を願って行われる、比較的新しいお祝いの習慣です。
特に決まった行事はありませんが、離乳食ケーキを用意したり、赤ちゃん手形や足形を記念として取ったりすることも多いです。
●お宮参りとお食い初めはどちらも赤ちゃんの成長を祝う伝統行事です。それぞれの目的は異なりますが、一緒にお祝いしても構いません。一緒に行うことで、日程調整がしやすく、お母さんと赤ちゃんの体調に余裕がある時期に行うことができ、金銭的な負担が軽減するメリットがあります。ただ、赤ちゃんの成長を祝う機会が1度減ることや、準備が大変になることなどの注意点はあります。
●お宮参りとお食い初めを一緒にする際は、最初に記念撮影をし、お寺や神社でご祈祷を受け、その後お食い初めを兼ねた食事会を行うのがおすすめの流れです。お宮参りを行う際には、参拝するお寺や神社、赤ちゃんや同行者の服装を事前に決める必要があります。お食い初めでは食器や祝い箸、歯固めの石、祝い膳などの手配が必要です。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、安産祈願や七五三、十三詣りなど様々な護摩祈祷を行っています。
お宮参り(誕生初詣り)も行っており、ベビールームのご用意もございますので、ぜひ安心してご来山くださいね。