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初夢はいつ見る夢?初夢の始まりや良い夢・悪い夢もご紹介

2025年01月01日

初夢はいつ見る夢?初夢の始まりや良い夢・悪い夢もご紹介

こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。

 

新年に見る夢を“初夢”と呼びますが、「いつ見る夢が初夢なの?」と迷う人も多いのではないでしょうか?

 

さらに良い夢といわれるモチーフや、逆に悪い意味を持つ夢についても気になりますよね。

 

そこで今回は、初夢はいつ見る夢なのか、縁起が良いとされる初夢の内容について解説します。

初夢をきっかけに、良い年の始まりを迎えましょう!

 

 

初夢はいつ見る夢のこと?発祥の話もご紹介

初夢とは、新年を迎えてから最初に眠った日に見る夢のことです。

 

大晦日は夜更かしをして元旦を迎える人が多いため、元旦の夜から1月2日にかけて見た夢を初夢とするのが一般的とされています。

 

また、書初めなどの新年の行事が2日に行われることが多いため、1月2日から3日にかけて見た夢を初夢とする考え方もあります。

 

もし元日の夜に夢を見なかった場合、その翌日以降に見た夢を初夢とすることもあります。

「初夢=その年の最初に見た夢」と考えれば、特定の日付にこだわる必要はありません。

 

初夢の発祥とは?

初夢は、夢占いに由来するとされています。

その年最初に見る夢が良いものであれば、一年が幸せになると信じられてきました。

 

また、夢占いの起源は中国です。

中国では、“夢を食べる”とされる想像上の生き物「獏(バク)」の絵を枕の下に敷き、悪夢を取り除く風習がありました。

 

この考え方が日本にも伝わり、初夢の風習が発展したとされています。

 

 

初夢に見ると良い内容とは?逆に悪い内容もある?

初日の出

初夢に見ると縁起が良いとされる夢と、縁起が良くないとされている夢も確認しましょう。

 

初夢に見ると縁起が良い夢

「一富士(いちふじ)・二鷹(にたか)・三茄子(さんなすび)」というフレーズを聞いたことがある人も多いでしょう。

 

これは、江戸時代に広まった、初夢に縁起が良いとされるものを順に挙げた言葉です。

 

さらに、「四扇(しおうぎ)・五煙草(ごたばこ)・六座頭(ろくざとう)」と続きます。

それぞれの縁起が良いとされる理由をご紹介します。

 

一富士(いちふじ)

日本一高い山である富士山は「高い目標」や「繁栄」の象徴とされています。

「無事(ぶじ)」をかけた安全祈願や、山の形状から「末広がり」といったその雄大な姿は縁起物の代表格です。

 

二鷹(にたか)

鷹は鋭い目と強い力を持つ鳥で、勇気や成功を象徴します。

江戸時代には鷹狩りが武士の特権だったことから、特別な存在とされました。

 

三茄子(さんなすび)

茄子は「成す」という言葉に通じ、「物事を成し遂げる」ことを意味します。

また、当時の茄子は高級品で、手に入れるのが難しかったことも縁起物とされる理由です。

 

四扇(しおうぎ)

扇は開いて広がる形から、「末広がり」の象徴とされます。

新年の幸運や繁栄を願うのにぴったりのアイテムです。

 

五煙草(ごたばこ)

煙草は、煙が高く昇ることから運気が上がることを表すとされています。

江戸時代は煙草が一般的で、縁起物としても親しまれていました。

 

六座頭(ろくざとう)

座頭は、盲目の僧のことを指します。

「毛が無い(怪我ない)」という語呂合わせから、災いがなく安全に過ごせるようにという願いが込められています。

 

縁起が良くないとされる夢

初夢において、縁起が悪いとされるのは次のような夢です。

 

歯が抜ける

歯が抜けることは「体力や気力が衰える」ことを暗示しているとされ、体調不良や疲労が蓄積している可能性があります。

全ての歯が抜ける夢の場合、生活環境や状況が一気に変化する兆しともいわれています。

 

何かに追われる

追われる夢は、心理的に何かプレッシャーや不安を抱えているときに見ることが多いとされています。

追いかけてくるものから無事に逃げ切れた夢であれば、状況が好転する兆しとも考えられます。

 

笑う

笑いは吉兆のイメージがありますが、夢で自分が笑っている場合、不安や緊張が潜んでいる可能性があるとされています。

 

縁起が悪い夢を見たらどうすれば良い?

もし初夢で縁起が悪い夢を見ても、深く気にしすぎないことが大切です。

夢はあくまで夢であり、現実にそのまま影響するわけではありません。

 

むしろ、「夢で悪いことが起きたから、現実では良いことが起きる」とポジティブに考えることが大事です。

 

悪い夢を見たことをきっかけに、少し休んだり自分を労わる時間を作るのも良いでしょう。

 

新しい年を明るい気持ちで迎えるためのサインと捉えて、気持ちを切り替えましょう。

 

 

新年最初つながりで「初詣」の意味もご紹介

縁起の良い初夢を願うのと同じように、新年を気持ち良く迎えるために欠かせないのが初詣です。

 

初詣とは、新しい年が明けて初めて、お寺や神社へお参りすることです。

初詣は平安時代からある「年籠り(としごもり)」という風習から来ているといわれています。

 

初詣の由来については「初詣の意味や由来、歴史を知って有意義なお参りに」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

村松虚空蔵尊は、日本三体虚空蔵尊の一つとして、元旦も多くの方をお迎えしています。

毎年、参道は家内安全・厄払い・出世開運・商売繁昌などを祈願する多くの参拝者でにぎわいます。

 

どうぞ年の初めに、新年の目標や願いが叶うよう、新たな気持ちでお参りください。

来山が難しい方には護摩木札・交通御守の郵送も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

初詣へ行く前の知識は、「初詣の持ち物は?必需品や適した服装をチェック!」や「初詣へ子連れで安心して行くためのポイントをご紹介!参拝場所の選び方も」も参考になります。

 

 

まとめ

●初夢とは、新年を迎えて最初に眠った日に見る夢を指します。一般的には元旦の夜から1月2日にかけての夢とされますが、1月2日から3日の夢を初夢とする考え方や「その年最初に見る夢」と柔軟に捉え、特定の日付にこだわらない考え方もあります。初夢は夢占いに由来し、その年の幸運を占うものとされてきました。夢占いの起源は中国だとされています。

 

●初夢に縁起が良いとされるのは「一富士二鷹三茄子」で、それぞれ高い目標や成功、繁栄を象徴します。さらに「四扇」「五煙草」「六座頭」と続き、それぞれ末広がりや運気上昇、安全を願う意味が込められています。縁起が悪い夢を見たとしても、夢はあくまで夢であり、現実にそのまま影響するわけではありません。気持ちを切り替え、明るい年を迎えましょう。

 

●初詣は、新年最初にお寺や神社へお参りし、一年の無事と平安を祈る日本の伝統行事で、平安時代の「年籠り」が起源とされます。茨城県の村松虚空蔵尊では、家内安全や厄払いを祈願する多くの参拝者でにぎわい、遠方の方には護摩木札や御守の郵送対応も行なっています。

 

茨城県の松村虚空蔵尊は、平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。

 

茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、初詣をはじめ、十三詣りや七五三、お宮参り、節分追儺式など様々な年中行事で護摩祈祷を行なっています。

 

ぜひご来山ください。