村松虚空蔵尊だより
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2025年02月13日
こんにちは!茨城県の村松虚空蔵尊です。
「護摩祈願って具体的にどんな効果があるの?」「護摩祈願を受けることで、どんなご利益が得られるの?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
護摩祈願(護摩祈祷)は、古くから伝わる仏教の重要な儀式の一つです。
当山では毎日護摩祈願を行っており、多くの方々が厄除けや開運のためにお参りされています。
今回は、護摩祈願の効果や流れについて、詳しく解説しますので、ぜひお考えの方は参考にしてみてくださいね。
なお、「護摩祈願」は参拝者の願いを込める行為全般を指し、「護摩祈祷」は僧侶が執り行う具体的な儀式を指します。
護摩祈願は、仏教の儀式の一つです。
僧侶が護摩壇で火を焚き、仏様に祈りを捧げます。
炎は煩悩を焼き払い、障害を取り除くとともに、願い事を仏様に届ける役割を持っています。
また、護摩祈願には「降伏(調伏)」「息災」「増益」「敬愛」「鉤召」の5種類があり、それぞれに応じたさまざまなご利益があるとされています。
それぞれの意味を確認しましょう。
・降伏(調伏):悪を退散させて障害や魔障を除くこと
・息災:災いを止めて平安をもたらすこと
・増益:幸福や利益をもたらすこと
・敬愛:他者を敬い、愛する平和円満を祈ること
・鉤召:善神や自分の愛する者を召し集めること
これらの効果により、護摩祈願は厄除け、開運、家内安全、商売繁盛、精神的安定、健康運向上など、願いを叶える効果があるといわれています。
村松虚空蔵尊の本尊である虚空蔵菩薩は、知恵授けと財運の仏様として信仰を集めており、特に以下のご利益があります。
・頭脳明晰
・記憶力増進
・合格成就
・技芸上達
・厄除け
・方位除け
・商売繁盛
この中で、多くの方が護摩祈願を検討されるのは厄年の厄除けです。
厄年とは、厄災が多く降りかかるとされる年齢のことです。
厄年について詳しくは「厄年の由来・起源をご紹介!年齢の理由や勘違いしやすい点もチェック!」をご覧ください。
護摩祈願では、具体的な願い事を込めて祈願が行われます。
村松虚空蔵尊では、以下のようなお願い事が特に多く見られます。
【厄除け】
厄年や日々の災難を避け、心穏やかな生活を祈願します。
【交通安全】
通勤・通学の安全や無事故を願う祈願。
特に新しい車の購入や大切な旅行の際に多く祈られます。
【商売繁盛】
店舗や事業の成功を願う祈願。
新たなビジネスの開始時や商売の成長を願う際に行われます。
【学業成就】
入試や資格試験などの成功を願う祈願。
学生や受験生だけでなく、スキルアップを目指す社会人にも支持されています。
【健康祈願】
家族全員の健康維持や病気からの快復を願う祈願。
特に大病を抱える家族がいる場合や予防のために行われます。
【安産祈願】
妊娠中の母子の健康と安全な出産を願う祈願。
出産予定の親族や知人への祈願も行われます。
護摩祈願は、一人ひとりの願いを大切にしながら、その祈りを仏様に届ける神聖な儀式です。
これらの祈願は、それぞれの参拝者の人生に寄り添い、個々の願いや思いを受け止める形で行われています。
厄除けに関しては「運が悪いならお祓いも方法の一つ!厄除け・厄払いの種類もご紹介」や「厄年に適した過ごし方とは?避けるべきことや祈願方法」も参考にしてくださいね。
ここでは、村松虚空蔵尊での護摩祈願の流れをご紹介します。
①お申込み
護摩祈願受付所で所定の用紙にご記入いただきます。
当日のお申し込みで、予約は不要です。
②大客殿へ移動
受付が済んだら大客殿でお待ちいただきます。
③護摩祈祷参列
太鼓橋をわたり、本堂内でご祈願に参列いただきます。
④護摩祈祷後
祈祷終了後、御札をお受け取りください。
お時間がある方は本堂内陣、護摩大壇脇までお入りいただき、護摩の煙をお身体に受けてからお帰りください。
⑤ご帰宅後
ご自宅の神棚、または仏壇や目線より高い場所に大切にお祀りください。
⑥御礼詣り
願い事が成就した際、または1年経った御札を納め、新しい御札を受けとります。
村松虚空蔵尊は、茨城県東海村にある平安初期創建の由緒ある寺院です。
弘法大師空海によって807年に開山され、日本三体虚空蔵尊の一つとして知られています。
知恵と福徳の仏様である虚空蔵菩薩を本尊とし、特に「十三詣り」の名所として全国的に有名です。
特に記憶力増進、成績向上、開運厄除けなどのご利益があるとされており、お子様の成長を願うご家族も多く参拝されます。
村松虚空蔵尊では、毎日護摩祈願を行なっております。
護摩祈願を受けるのに予約は不要で、当日参拝して申し込むことができますので、お気軽に訪れてくださいね。
※ただし団体での参拝の場合は事前に予約が必要です
なかには、お子様の厄年に合わせて厄除けを行う方も多くいらっしゃいます。
お子様の厄年については「子どもにも厄年がある?子どもの厄年にすべきことも確認!」もご覧ください。
●護摩祈願(護摩祈祷)は、仏教の伝統的な儀式で、僧侶が護摩壇で火を焚きながら仏様に祈りを捧げます。炎には煩悩を焼き払い、障害を取り除くとともに願いを仏様に届ける役割があるとされています。護摩祈願の種類には「調伏」「息災」「増益」「敬愛」「鉤召」があり、あらゆるご利益にあずかることができます。
●護摩祈願では、厄除けや交通安全、商売繁盛、学業成就、健康祈願、安産祈願など具体的な願い事を込めて祈願します。
●村松虚空蔵尊での護摩祈願の流れは、次の通りです。まず、受付で祈願の申し込みを行い、大客殿で待機します。その後、本堂で僧侶による護摩祈祷が行われます。終了後は御札を受け取り、護摩の煙を身体に受けることも可能です。ご自宅では神棚などに御札を祀り、願い事が成就した際には御礼詣りを行います。
茨城県の村松虚空蔵尊は平安時代に空海(弘法大師)によって創建された寺院です。
茨城では「村松の虚空蔵さん」と呼ばれて親しまれ、厄除け・厄払いをはじめ、安産祈願やお宮参り、七五三、十三詣りなどさまざまな護摩祈願を行なっています。
ぜひご来山ください。